概要
『サイレントヒル4』に登場するクリーチャー。
その名の通り「ウォルター・サリバンに殺害された犠牲者」であり、サイレントヒル2の中で言及されたウォルター・サリバンに殺されたロケイン兄妹の成れの果てであるのだが、後述するとおりヴィクティムでありながらクリーチャーになってしまった特殊な存在。
赤子のような双頭を持つ黒い布に覆われた巨大な怪物で、足はない。代わりに、異常に発達した手を足のように動かして俊敏に動いてヘンリーに襲いかかる。
また、ある程度距離がある状態ではこちらを指さしながら器用に片足(手?)立ちでその場に静止しており、そんな怪物から何匹も同時に指差される姿は実に恐ろしい……だが、その姿は見方によってはm9(^Д^)プギャーと嘲笑われているようにも見えてくる。
「2度目の水牢の世界」では通路上に6体ものヴィクティム07+08が待ち構えている場所があり、難所の一つとして知られる。また、ゲーム終盤に訪れる「302号室の外」では、このクリーチャーの布を取り去ったような似たような姿の『ボトムズ』というクリーチャーが登場する。行動パターン等は一緒なのだが、体力が異常に高い。
ゴースト?
前述したとおり、このヴィクティム07+08は非常に特殊な存在である。
サイレントヒル4に登場する他のヴィクティムの名を持つ存在は「ゴースト」と呼ばれ、壁を突き抜けてどこまでもヘンリーを追いかけて来る絶対に倒せない存在である。
また、異世界に登場する怪物たちとは異なり、ゴーストは唯一の個体として1つの番号に付き、一体しか存在しない。唯一の例外がこのヴィクティム07+08と言うわけである。
なぜロケイン兄妹だけゴーストにならず怪物になってしまったのかは不明。ファンからは「ゴーストとはいえ、子供であるロケイン兄妹を人の姿のまま攻撃できるのはヤバイ」と判断したコナミが怪物として登場させたのではないかと考察されている(実際、第一作には子供型クリーチャー「グレイチャイルド」が登場する予定だったが、倫理上の理由で別のクリーチャーに差し替えられている)。