概要
北欧神話に登場するアース神族の神で、名前は「射手」や「番人」を意味する。
見た目は非常に美しく、足長の男性の姿で描かれ、楡とトネリコから人類最初の男女アスクとエムブラを創生したと呼ばれる。
このような偉業を成し遂げた神でありながら、非常に器量が乏しい人物であったとされ、一時期ヴァン神族の頭領になったは良いものの、器量の乏しさが判明すると彼と共に人質に取られていたミーミルは首を撥ねられた挙句、アース神族に送り返された。この他、オーディンやロキと共に旅をしていた際には魔法使いフレイズマルのカワウソに変身した次男坊を誤って仕留めてしまった為、ここでも人質に取られているなどやらかしエピソードは多い。
ラグナロク後も生き残る神とされているが、彼がどのようにして生き残ったかについては謎が多い。
なお、名前こそ「射手」を意味する一方で、これと言って弓に関する逸話はない。