ん…そんなことより、な、な。腹減ったよな?
メシ食いに行こうぜ、メシ!たくさん食べようなぁ!
概要
人物
神宿学園2年生、主人公達のクラスメイトとして教育実習生のジズと共に学園へ編入して来た大食漢の獣人。
異世界エデンよりゲヘナへと堕とされた、三頭一対の獣の一人。見た目程の凶暴性は無く、元は草食だったが、東京で刺激的な匂いや味に出会い、それらの虜になった。
しかし、後述する「壁に囲まれた場所」へ捧げられる「生贄」としての役割と神器の齎す権能の為、食に対するとある受難を抱えていた。
性格は極めて温厚で明朗快活、食い気が盛ん。幼言葉が多く、語尾に「だぜ」と付く口調が特徴的。だが声を演じる声優の声質も相俟ってやや暑苦しい印象。
興奮状態に陥ると「UGAAAHHH−−−−−!!」や「O−−−KA−−−−SHI−−−−−ッ!」、「HEY!HEY!」等とアルファベット表記の雄叫びに口調が変貌する。
テュポーンに対して何者かの面影を感じ取ったようだが、ベヒモス本人は他人の空似として受け取っている様子。前述した三頭一体の獣のうちの一人でもある、ジズの反応も同様のものである。
神器はあらゆるものを摂取することで自身の動力源とし、それを莫大なエネルギーとして変化させる「変換」の権能を持つ口腔の神器。
ベヒモスの抱える苦悩、そしてそれの解決に至るまでに関する、事の発端のひとつである。
元ネタは旧約聖書に登場する大地の怪物「ベヒーモス」。語源は「動物」と言う意味のヘブライ語「behamath」の複数形に由来する。
あまりの巨躯のために、一頭しか存在していないにもかかわらず複数形で数えられたとする説も存在する。一説には豊穣のシンボルであり、また悪魔と見做されることもある。
殊にベヒーモスはサイやゾウ、カバがモデルになったとされているが、単一の種族には属さないキャラクターの為、彼のデザインは種族を特定しないような意匠の獣人となっていると思われる。
…発表された当初、肥満化スキン(公式)が密かに話題を呼んでいた。
ゲーム内での性能
2019年2月に開催されたイベント、「バレンタインフェスタ!」の転光召喚にて初登場した。
フェーズ開始時に敵全体を1マス引き寄せるスキルと、CSの強化単体奪取が特徴的。
☆3(通常) | ☆4(通常) | |
---|---|---|
二つ名 | 【変容の獣】 | 【大地の飽食】 |
コスト | 8 | 16 |
属性 | 冥 | 冥 |
武器 | 打撃 | 斬撃 |
CS名 | 暴引暴蝕(グランド・グラウンド・グラトニィ) | (☆3(通常)と同じ) |
CS効果 | 敵に自属性・魔法ダメージ+敵に強化単体奪取+自身にHP回復(400〜800) | (敵に自属性・全域ダメージ+敵に強化単体奪取+自身にHP回復(400〜800) |
関連イラスト
通常時
肥満時
関連タグ
ベヒーモス(元ネタ)
関連リンク
ベヒモスの苦悩(以下ネタバレ注意)
この先、『バレンタインフェスタ!』イベントシナリオの重大なネタバレが含まれております。未読の方の閲覧は自己責任でお願い致します。
神器の「閉鎖領域内、信仰を共有する者同士の中では権能を行使出来る」という性質と、果てに訪れる終末ではその身を捧げ食物とする役割のため、体内という「閉鎖領域」に封じられた口腔の神器が口にするもの全てをエネルギーへと変換してしまう。
そのため、何を食べても味がせず多量摂取し過ぎると肥満化し暴走してしまい、閉鎖領域内で信仰を持つものはベヒモス自身のみとなる為、彼が「そういうものだ」と信じている以上、神器は権能を発揮し続けてしまう、
という苦悩を抱えていた。
しかし「生贄」から「生贄」への想いが籠もった食べ物は変換されず、その条件を満たす人物が作ったものは味を感じることができ、暴走している状態で摂取させれば一時的に自我を取り戻すことが可能となることが判明した。
後に、ケンタの連れたイヌガミが体内に侵入しエネルギーを喰らったことにより、「信仰を共有しないもの」が閉鎖領域内へ加わったことにより信仰が崩れ、味覚を得ることとなった。本人はそれに気付いていないため、所謂プラシーボ効果のような状態となっている。
しかし、ジズ曰く「ベヒモスがそれに気付けば元通りになってしまう可能性は高い」とのこと。