概要
ザ・ハウス・オブ・ザ・デッドⅢ(HODⅢ)のラスボス。
その名前はタロットの大アルカナにおいて『運命の輪』を意味する。
ただし、タロットにおける本来の読み方は『ホイール・オブ・フォーチュン』であり、フェイトになっているのはフォーチュンだと幸運な運命で、フェイトだと悲劇的な運命を意味する為だと思われる。
『初代』の黒幕であるDr.キュリアンによって作られ、19年もの間眠り続けて来たミュータント。
回想シーンにおいては初代ラスボス『マジシャン』と同時に作られた事が暗示されている。
キュリアンの人格を受け継いだ分身のような存在であり、登場時は「我が名はキュリアン」と名乗りを上げる。
戦闘は電脳世界を思わせる隔壁に囲まれた空間にて行われ、空中を飛び交う『彼』を迎え撃つ事となる。
巨大なリングを土星の輪の要領で纏っており、攻防両方に使用する戦術を見せる。
また名前通り、戦闘中はたびたびリングをルーレットに変化させ、プレイヤーに運命の選択を迫る。
撃つか一定時間が経過するとルーレットは停止し、針が止まった位置によって攻撃パターンが変化する。
体力が25%以下を切った場合はプレイヤーの背後に雷撃を放ち、エネルギー弾を生み出して射撃させる技を繰り返す。
外見や一部攻撃形式が過去作『2』のエンペラーに似ているが、これはエンペラーが『彼』のプロトタイプであるという設定に由来する。
この為、戦闘BGMもエンペラー戦のそれをアレンジしたものとなっている。
ただしエンペラーを制作したのが『2』の黒幕であるゴールドマンだったり、ホイール・オブ・フェイトがキュリアンの存命時に生み出された(らしい)事等から、どういう経緯で『彼』が作られたのかは謎に包まれている。
弱点は『Analysis is inpossible』と表示され公開されないが、見れば分かる親切設計なので苦戦要素には成り得ない。
ちなみにこの弱点はキュリアンの息子ダニエルが仕込んだモノであり。そのおかげでやっとこちらの攻撃が通用し太刀打ち出来るレベル。
ダニエルの人為的な部分がもし無ければHODシリーズの到達点「不死で無敵の完璧な生物 つまり神」になり得た存在である。