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ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド2

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ざはうすおぶざでっどつー

ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド2とは、SEGAによるアーケードゲームシリーズ『ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド』の第二作目。年代記では三番目の作品に当たる。

概要

1998年に設置された、ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド(HOD)の第二作目。年代記では三番目の作品に当たる。

街中で暴れ回るゾンビ(ミュータント)を退治しつつ、黒幕の人間が控えている根城を目指していくガンシューティング

前作に比べると、非常に当たり判定が厳しく、ゾンビの腕を吹っ飛ばして攻撃を無効化する事ができなくなった他、ルート分岐が複雑化した事で人質救出によるリザルトでの回復が難しくなり、ルートによっては全員救出しても回復が無いという事もある等、難易度はかなり上昇している。前作同様マルチエンディングが採用されており、道中の過程や結果によってエンディングが変わる。また、1人プレイと2人プレイで道中のセリフがマイナーチェンジするという隠し要素もある。

リメイクされたwii版では、一風変わった武器を手に世界を救う旅に出かけられる。

ちなみに、人質に子供が含まれているのは本作のみである。

あらすじ

前作で起きた『キュリアン邸事件』から2年後の2000年

国際諜報機関『AMS』はキュリアン邸の惨事が再び起こるのを防ぐ為、キュリアン邸事件の原因の捜査を進めていた。

しかし突如として奇妙な事件がイタリアベニスでヘリコプターから中継され、同時に現地にいたAMSエージェント『G』との連絡が途絶えてしまう。

AMSエージェント『ジェームズ・テイラー』『ゲーリー・スチュワート』はアメリカから調査のため、ベニスに派遣された。

そこでジェームズ達が見た物は、ゾンビが街中に溢れかえり無差別に市民達を襲うという、キュリアン邸事件をも上回る惨劇であった…。

登場キャラクター

人間

ジェームズ・テイラー

主人公。AMS所属のアメリカ人男性。

事件の中で黒幕『ゴールドマン』の存在を知り、相棒『ゲイリー』と共に打倒へ向かう。

ゲーリー・スチュワート

ジャームズの相棒。2P側がゲームに参加した際、そちらのプレイヤーキャラとなる。

丁寧語を主とするクール系だが、ゾンビ達の凶悪さには怒りを表す正義感溢れる男でもある。

G

前作の主人公『トーマス・ローガン』の相棒。

1面ボス『Judgment』に手傷を負わされたらしく、本編ではボス達の弱点が記されたメモ帳を託す。

ハリー・ハリス

相棒『エイミー』と共に住人の避難を先導していたAMSエージェント。

3面では前半にプレイヤーキャラをボートへと誘いステージ進行に協力するが……。

エイミー・クリスタル

ハリーの相棒。本作では初の女性エージェント。

職務上仲間には誰でも対等に接するが、ゲーリーに対しては上から目線の言動が多いようだ。

ゴールドマン

本作の黒幕。大手企業の責任者にして前作の黒幕『キュリアン』の元スポンサー。

ゾンビ達を使って人類を駆逐する事で、自然界のバランスを正そうと目論んでいる。

ステージボス

Judgment

チャプター1のボス。

一面ボスにして二人組(首無しのゴーレム『クァール』と小悪魔『ズィール』)のコンビ。

弱点のズィールは常に飛び回っており、狙い辛い。

Hierophant

チャプター2のボス。

水辺での戦闘を得意とする魚人型のミュータント。

ルートにより戦闘場所が変化し、戦法もそれぞれ異なっている。

Tower

チャプター3のボス。

五匹組の大蛇型ボスであり、戦闘はシリーズ初の『二連続』。

ルートにより戦闘場所が変化するが、戦法には全く変化は無い。

Strength

チャプター4のボス。

コロシアムにて暴れ回るチェーンソー使いの凶悪ゾンビ。

ルートにより戦闘場所が変化し、戦法がそれによって大きく変わる。

Magician

チャプター5のボス。

前作のラスボスであり、AMSにリベンジを行う。

Emperor

最終ステージのボス。

ゴールドマンが創り出した『自然界の頂点に立つ者』。

主な雑魚ゾンビ

デビッド

半裸で片目を無くしたゾンビ。最も多く登場する量産型。やはり攻撃は噛み付き。

スティーブ

デビッドの上位互換。やはり攻撃はチョップ。服を着る事を覚えた模様。

ジョニー

両手に斧を持ったゾンビ。雑魚ゾンビの弱点である頭部を防御してくる。

その印象的な外観からか、3年後が舞台の『4』や約20年後が舞台の『III』でも彼そっくりの斧持ちゾンビが登場している。

改良型の「セシル」も存在するが、頭部の防御をしておらず体力もジョニーより低い。なにが改良型だ。

マックス

チェーンソーを二つも装備したゾンビ。体力と素早さは雑魚敵中最強。

エビタン

ヘドロ状に体が溶けたゾンビ。色違いとして体力が高い黒と不意打ち担当の茶が存在する。

ランディー

鉄仮面と鉤爪で身を固めたゾンビ。壁や天井を歩く事が出来る。

ミッキー

第2章のみ登場。両手に持ったナイフを投げつけたり、トリッキーかつ素早い動きで接近し、直接斬り付けてくる暗殺者のような風貌の小型ゾンビ。ナイフは腰から無限に補充される。間違ってもこちらでは無い

ボブ

覆面を被った肥満体のゾンビ。ドラム缶投げとプロレス技が得意。

見た目の割りに以外に素早く体力も非常に高い。脅威度は前作のベントリーをはるかに凌駕する。

カゲオ

何故か日本人ベースのミイラ型ゾンビ。上半身だけの個体「カゲオJ」もある。

前作のブルボンの様な不意打ちや物量作戦を仕掛けてくる。

リッキー

筋肉質でパンクな不良系ゾンビ。車を無免許(?)で乗り回す。

ケン

カゲオの改良型。カゲオ同様、暗闇を好む。ランディーに似た装備をしており、カギ爪で突いて攻撃してくる。装着している仮面はランディーのものよりも頑丈で1発撃っても穴が開くものの耐え切る。

素顔はカゲオと同じだが、両目が無く、髪型も違う。第4章のみ登場。

ライアン

ミッキーの改良型ゾンビ。こちらはナイフでは無くブーメランを投げるだけ。投げ終えたら、噛み付くだけの攻撃になる。

キース

カメレオンのような姿をしたゾンビ。天井のパイプを伝ってプレイヤーの頭上から襲い掛かってきたり、地上からだと尻尾を叩きつけて攻撃してくる。

また撃つとすぐに倒れ、死んだふりをする事もある(倒れた時に呻き声をあげたら死んでいる)。第4章のみ登場。

グレゴリー

巨大な剣を持つゾンビ。移動速度は遅いものの剣で攻撃を防御しながら接近し、斬りかかってくる。剣がなくなると、噛みつきや体当たりで攻撃する。頭部のグラフィックは髪型以外セシルのものを流用している。第4章のみ登場。

パトリック

ベレー帽に迷彩ズボンとブーツを穿いた軍人風のゾンビ。攻撃パターンはリッキーと同じだが耐久力はさらに高い。第5章のみ登場。

ピーター

体内に大きな寄生虫が宿っているゾンビ。通常は殴りかかって攻撃してくるが、胸を攻撃するともがいた後、寄生虫が飛び出し噛み付いてくる(ピーター自身は寄生虫が飛び出したと同時に死亡する)。寄生虫は一発で倒せるが、放出させずに倒したければ頭を狙えばよい。第5章のみ登場。

モゥラー

ヘビ型ゾンビ。大量発生して交互に飛びかかって来る。

死魚

ピラニア型ゾンビ。

水面から飛びかかって襲いかかる。

フランクリン

最終面限定の雑魚敵。よりミュータントらしい姿をしたゾンビ。モーションはエビタンと同じだが、ゾンビらしく無い為か攻撃は殴るに変わっている。

ランス

第5章の道中と最終面に登場する雑魚敵。テレポートと透明化の能力を持ち、必ず3人(第5章では2人)で登場する。普段はレーザーナイフを投げているだけだが、死角から近づいてからの噛み付きを行う事も。

エリック

最終面限定の雑魚敵。とあるヒーローと同じバイザーとレーザーソードで武装し、マックスと同じ体力を持つ。

その他のコンテンツ

チャレンジモード

全ステージのボスを倒すモードである。コンテニューはなく、ライフも回復なしで5機までと制限されており、難易度が高いモードである(記者はマジシャンで詰む)。Chapter2・3・4のボスはルート分岐によって攻撃形態が変化するため、チャレンジモードではChapter1、2A(サンセット橋)、2B(桟橋)、2C(桟橋)、3A(水辺)、3B(砂地)、4A(白壁)、4B(青壁)、5、Finalの順番で相手をすることになる。

トレーニングモード

本作のシューティングスキルの向上を目指すプレイヤーにとって非常に重要な役割を担うコンテンツ。難易度調整が可能で、1(易しい)~5(難しい)までの難易度を選択することができる。

トレーニング1(民間人を救え)

本作で非常に重要になる、民間人を救う技術が身につけられるミニゲーム。舞台はChapter1の庭園を抜けた先の通路。ミュータントに襲われそうな民間人を9名救うといったものである。難易度が上がるにつれて、敵が民間人を襲うまでの時間が短くなっていく。

トレーニング2(30発撃つまでに全滅させろ。)

本作で重要になる、敵の急所を狙う技術と敵によって撃ち方を変える技術が身につけられるミニゲーム。舞台はChapter2の冒頭の飲食店の奥。難易度が上がるにつれて敵の種類が変わり、耐久力が増加するため、確実に急所を狙い撃つことが必要とされる。

トレーニング3(時間内にすべてのタルを壊せ。)

本作で重要になる、敵の仕分け技術が身につけられるミニゲーム。舞台はChapter2のサンセット橋前、プレイヤーがエビタンに引きずり込まれる川の前である。本作の随所に登場する茶色と白のタルを撃つゲームである。茶色のタルは1発、白のタルは2発打ち込むことで破壊することができ、どのタルを優先して破壊すべきなのか仕分けることが肝心である。難易度が上がるにつれて白のタルの数が多くなっていき、レベル5はすべてのタルが白になる。

トレーニング4(金のカエルを仕留めろ。)

ハイスコアを狙うプレイヤーにとって重要な、金のカエルを仕留める技術が身につけられるミニゲーム。舞台はChapter3 Tower(水辺)に行く際、エイミーが電話を受け取った地点である。画面左端で上下に跳んでいるカエルをゆれる船の上から5秒以内に1発だけ撃って仕留めるといった内容である。難易度が高くなるにつれて、ボートの揺れが大きくなり、狙いが定まりづらくなる。

トレーニング5(クァールを討伐せよ。)

本作で重要になる、連射力を鍛えるミニゲーム。舞台はChapter2のサンセット橋前、階段を上ったところの広場である。Chapter1のボスであるJudgementの片割れであるクァールのみを撃ち、仕留めるミニゲーム。本来はズィールが弱点であるが、彼がいないため、クァールを連射するだけで体力を削りきらなくてはならない。ただし、アーケードモードの時とは異なり、ダメージが通りやすく設定されている。難易度が高くなるにつれてクァールの位置が近くなっていき、レベル5になると、サンセット橋横の電柱からスタートする。

トレーニング6(横切る敵を仕留めろ。)

本作で重要になる、敵を正確に仕留める技術と、敵か市民か判断する能力が同時に身につくミニゲーム。舞台はChapter2の牢屋に閉じ込められた女性を救出した先。最初は必ずデビッドが横切るが、ほかは完全にランダムである。デビッド、エビタン、カゲオ、モゥラー、デビロン、ランディーの6体に加え、彼らとそっくりの動きをしている市民が3名登場する。敵を逃がすか、市民を撃つとその場でアウトになる。難易度が高くなるにつれて、敵の移動が速くなり、殊ランディーにおいては意識していないとすぐに取り逃がしてしまうこととなる。

全ミニゲーム中最も難易度が高いミニゲームだといわれている。

トレーニング7(時間内に遠くの敵を仕留めきれ。)

本作で重要になる、遠くの敵を仕留める技術が身につくミニゲーム。舞台はChapter2の開始地点。遠くにいるデビッドを制限時間内にすべて仕留めきるゲーム。難易度が上がるにつれて時間が短くなっていく。敵を撃ち切っても時間制限まで待つ必要があるため、プレイヤーはまだデビッドが残っているのではないかと疑心暗鬼に陥ることがある。

トレーニング8(車に張り付く敵を仕留めろ。)

本作で重要になる、高速で動き回る標的を仕留める技術を身につけるミニゲーム。舞台はゴールドマンビル前、プレイヤーが車で体当たりして突き破った門の場所である。様々な軌道を描きながらやってくる自動車にへばりつくデビッドを仕留めるゲームで、物理的に不可能な動きで突っ込んでくる車にひたすら銃弾を浴びせ続ける。難易度が高くになるにつれて、車が登場するスパンが短くなっていき、レベル5になると、曲芸運転のような登場の仕方をする。

トレーニング9(敵を見分けろ。)

本作で重要になる、敵と市民を見分ける能力を身につけるトレーニングである。舞台はゴールドマンビル前広場、マジシャンと戦闘した場所である。市民の中に紛れ込んでいる敵を撃つゲームで、複数体登場したり、全く登場しないこともあるため、注意力が必要となる。

ボブ(おデブの敵)と間違えられるおばちゃんの市民が非常にかわいそうに思えてくるミニゲームでもある。

トレーニング10(コインを落とすな。)

本作で重要になる、敵を狙い撃つ技術が身につくミニゲームである。舞台はChapter2の酒場前、子供をボブから救出する地点である。トレーニング4とは異なり、的を中心でとらえなければ様々な方向にコインが飛んで行ってしまうため、中心に当てる技術と、マジシャンのように高速でいろいろな方向から攻撃してくる敵に素早く照準を向ける技術が必要とされる。難易度が上がるにつれて、時間が長くなり、コインの落下速度も速くなっていく。

バグ・小技

エビタンバグ

Chapter2のルートのうち、冒頭の運転手を救助せずその先で発生する牢屋に閉じ込められている女性を救出しないルートを選択することがバグ発生の前提条件である。

そのルートを進めていく道中で船に乗った小太りの男性を救出するイベントをわざと失敗し、降りてきた黒エビタンの頭を撃ち、頭が半分だけ残っている状態にする。その状態のまま傷口を撃ち続けると、エビタンが死亡することなく得点だけを得ることができるようになる。

残り1ライフになるまで打ち続けた後とどめをさすことで、ラストステージのボーナス部屋にも入ることができるため、高得点が狙えるという仕組みになっている。

ただし、この技を意図的に行うのは熟練者にとっても難しく、スコアアタックのトップランカーでも苦労する技である。習得できればかなりの腕前になっていることであろう。

エビタンバグという名前で通っているが、公認はされていないため、皆さんのセンス光る名前を付けてあげて欲しい今日この頃。

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