概要
2005年に設置された、ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド(HOD)の第四作目。
突如発生した大異変により崩壊し始めた世界を駆け廻り、群がるゾンビ(ミュータント)達を撃ちまくり排除していく。
前作『Ⅲ』の舞台である崩壊後の世界へ至る『過程』を紡いでいく物語であり、作品中の時系列は『Ⅲ』の前となっている。
また前々作『2』の黒幕であるゴールドマンに『決着』をつける作品でもあり、ステージが進むにつれて『2』を思い出させる要素が増えていく。
本作ではゾンビの『多さ』に重きを置いており、膨大なゾンビ軍団に銃弾を浴びせるゾンビ無双を楽しめる(ゾンビは無双される方だが)。
この為、使用される銃も弾の多いマシンガン仕様となっている他、特殊武器として『手榴弾』(個数限定)が新登場し、ピンチの時は専用ボタンを押してゾンビを爆破・一気に敵を殲滅できる。
対して敵側にも新たに『拘束』の技が加えられており、プレイヤーの体を束縛して必中攻撃を当てようとしてくる。
拘束中は画面上に銃を振るよう指示が表示され、ライフを賭けてゾンビに抵抗する事となる。
あらすじ
前々作(HOD2)の『ゴールドマン事件』から3年が過ぎた2003年、国際諜報機関『AMS』エージェントであるジェームズ・テイラーは「3年前の事件がまだ続いている」と考え、現地のエージェント、ケイト・グリーンの案内で、AMSヨーロッパ本部ビルの地下にて事件の再調査を行っていた。
その時、とてつもない地殻変動が起こり、二人は建物内部に閉じ込められてしまう。
数日後、救援を待っていたジェームズとケイトだったが、PDAが反応しセキュリティカメラに写った多くのゾンビの群れを見る。彼らは危険を感じ、持てるだけの武器そして弾薬を持ち脱出を試みる。
無数のゾンビの襲撃を潜り抜け、地上に出た彼らを待っていたものは、かつて栄華を極めたロンドンの崩壊した姿だった。絶望するケイト。自らも希望を失いそうになりながらもジェームズは彼女を慰める。
その時、ジェームズの所持していたPDAにメールが届く。その送信主は3年前に死んだはずのゴールドマン、その人であった。本文には「役者と舞台は揃った」とあり、添付ファイルからは核ミサイルによる地球滅亡を示唆するタイマーが現れる。
3年前の事件に決着をつけるべく、ジェームズは打ちひしがれるケイトを連れ、封鎖されたゴールドマンビルへと向かう。ジェームズ、そしてケイトはゴールドマンの遺した『パンドラの箱』を閉じることができるのか?
登場キャラクター
人間
本作のプレイヤーキャラクターであり、前々作『2』でも主人公を務めた男。
正義感故の悪への危機感から希望を捨てない強い心を得、新たなる戦いに身を投じる。
ジェームズと組む英国アメリカ人。2P側がゲームに参加した際、そちらのプレイヤーキャラとなる。
エージェントとしては新人だが、対ゾンビ戦でも冷静にジェームズと渡り合える強い女性。
『2』の黒幕にして、3年越しの復讐を始めた男。
5面ボス『Star』によると既に死んでいるようだが、何者が彼の遺志を借りて事件を起こしたかは不明である。
エンディングによっては登場。片足を引きずっている。Ⅲで登場した人物と同一人物かは不明。
ゴールドマンを甘いと評し、別の「パンドラの箱」の存在を示唆した。
ステージボス
ステージ1ボス。
四本の腕で防御と拘束を行いつつ、強烈なキックを繰り出す巨人。
ステージ2ボス。
メスとオスがくっ付いたリア充蜘蛛。手榴弾を投げるかは貴方次第。
ステージ3ボス。
ステージ4ボス。
攻撃を吸収する皮膚を持ち、いくら撃っても無傷の凶悪ミュータント。
ステージ5ボス。
星とナイフを自在に操り宙を飛び交う仮面の男。
最終ステージボス。
巨大な人型昆虫の姿をしており、その為か倒しても変態して強くなる。
主な雑魚ゾンビ
量産型のパンクな不良系ゾンビ。集団リンチや無免許運転を得意とする。
ヘドロ状に体が溶けたゾンビ。友達が大勢出来た模様。
肥満体の大柄ゾンビ。ピザゾンビ伝統のドラム缶投げを出す。
何故か日本人っぽい名のミイラ型ゾンビ。外見に似合わずオシャレをしている。
両手に斧を持ったゾンビ。徒手空拳を好む者も居る。
タンクトップがトレードマークのゾンビ。拘束技に長けている。
ヘビ型ゾンビ。大量発生して交互に飛びかかって来る。
『2』のフランクリンを改良した存在。壁抜けとスーパーアーマーを持つ。
『2』のランスを改良した存在。体力と知能が上がり不意打ちを会得した。
『2』のエリックを改良した存在。小型化に成功したようだ。