公式では「センチメートルジャーニー」「頑張らないアクションアドベンチャー」と呼ばれている。
ゲーム概要
小さな主人公が人間の家を探索し、仲間の救出やボスを倒すことを目的としたゲーム。
ゲームオーバーになってもデメリットはなく、気軽に遊ぶことができる。
主人公ポム達の物語だけでなく、不時着した家の住人達にもそれぞれ物語があり、観察、電話を盗聴するなどしてストーリーを紐づけていくことで、物語の全貌を知ることができる。
あらすじ
身長5cm程のウチュウパトロール隊『プッチメン』は指名手配の凶悪犯スペースパイレーツの『シルバー』を追っていた。ついにシルバーを追い詰めた隊員達は、見習い隊員『ポム』を母船に残し、シルバーのいる地球へ向かった。
ところが、しばらく1人で留守番をしていたポムのいる母船に、地球へ向かった隊員達からSOS信号が送られてきた。ポムは相棒のロボット『パル』に促されるまま、仲間の救出の為、地球へと向かうこととなる。
しかし、地球に到着したポムの乗るプッチメン用UFO『PFO』は謎の襲撃を受け、とある4LDKの一戸建てに不時着してしまう。
7月25日(日)午後5時、不時着したポムは、シルバーを見つけるが逃げられてしまい、おまけに時限爆弾で家は爆発してしまう。その時、時間が前日へと巻き戻り、ポムはタイムリープに巻き込まれてしまう。目を覚ましたポムはパルに言われ、時間がバラバラになっていること、1時間しか行動できないことを知る。1時間経つと時間が巻き戻り、その時間帯の最初に戻され、同じ時間帯を繰り返すこととなる。
行動できる時間を増やし、SOS信号を頼りに仲間の救出をすることとシルバーの逮捕のため、小さなポムの冒険が始まった。
種族の説明
プッチメン
主人公達宇宙人の名称。
その中にも以下のような種族がいる。
フッツメン
特に能力を持たないプッチメン。
移動速度があがる「ダッシュパーツ」やジャンプ力があがる「ジャンプパーツ」、視野が明るくなる「ライトパーツ」を持っている者が多い。
能力マークはない。フッツメンマークは無地の黄色い丸。
ピーコメン
仲間の能力をコピーすることができる。以下の9つのプッチメンから能力をコピーし、使用することが可能である。
能力マークはない。能力を保持するためのホールドパーツがある。
ピーコメンマークは二重丸。
ムッキメン
鍛えることが大好きな者が多いムキムキなプッチメン。重いものを持って移動することができる怪力の種族。また、手足で壁を押し、自分を持ち上げることで壁を登ることができる。
能力マークは手をジャンケンのグーにした拳。ムッキメンマークは丸の中に四角形が描かれているもの。
プックメン
体が丸くて軽い、浮遊の種族。
高い場所から落ちる際、ゆっくりと落ちるため、落下ダメージを受けない。
歩くスピードが遅い。
能力マークは風船。プックメンマークは丸の中に山のような盛り上がりのある曲線が描かれているもの。
エレキメン
手がプラグ、足がローラースケートのようになっている。電気の種族。
電気をビリビリと発して敵を倒したり、家電を動かしたりできる。
コンセントの近くにいると充電をはじめる。
また、コンセントから別のコンセントへとワープすることが可能。しかし一度見つけたコンセントに限る。
能力マークはプラグ。エレキメンマークは丸の中に稲妻のような模様が描かれているもの。
ヒットメン
足の代わりに4つのタイヤがついている。
エネルギーの玉を発射して敵を倒す、狙撃の種族。
能力マークはエネルギーの玉が発射されている絵。ヒットメンマークは丸の中に1本の線が描かれているもの。
ニョッキメン
手がロボットのようになっており、遠くのものをつかんで移動したり、ニョッキパンチというパンチで敵を倒したりする。高い場所にいくのに便利。伸縮の種族。
能力マークはロボットのようなニョッキメンの手の絵。ニョッキメンマークは丸の中に曲線が描かれているもの。
バッシャメン
泳ぎに特化した体をしており、水中を自由に移動できる。水泳の種族。また、エレキメンのコンセントワープと同じように、水道配管を通って別の配管にワープすることができる。見つけていない配管にもワープ可能。
能力マークはイルカ。バッシャメンマークは丸の中に細い三角が描かれているもの。
ライダーメン
バイクのような格好をしている高速の種族。移動スピードがすごくはやい。すごく早く走っている時に敵にぶつかると敵を倒すことができる。
能力マークはタイヤ。ライダーメンマークは丸の中に2本線が描かれているもの。
パッタメン
手が翼になっており、自由に空中を飛び回ることができる。飛行の種族。
能力マークは紙ひこうき。パッタメンマークは丸の中に太めの三角が描かれているもの。
ピッチメン
アンテナのような格好をしている。電話の話声や会話を聞き取ることができる盗聴の種族。
能力マークはアンテナから電波がでているもの。ピッチメンマークは丸の中にばつ印が描かれているもの。
登場キャラクター
プッチメン側
主人公。種族はピーコメン。
見習い隊員である。作中のハムスターに「そこのお兄さん」と呼び止められていた為、地球基準で性別は男性と思われる。
シルバー逮捕作戦の際、母船に残っており、仲間からのSOS信号を受け取った。最初は「どうしよう」と怯えていたが、相棒ロボット『パル』に諭され、プッチメン用UFOのPFOに乗り込んで仲間救出のため、地球へと向かった。
ポムは能力を持つ仲間を救出すると変身できたり、持ち歩く変身能力の数の増加や変身レベルがあがったりする。
見習い隊員とはウチュウパトロール学校の卒業間近の生徒のことであり、卒業前に10日間、研修目的で各部署へ送り出される。ポムがやってきたのは危険な凶悪犯を追う最前線、とても危険な場所であった。普通はこんな危険な部署へと研修生が割り当てられるはずがないらしく、この配属には隊長が一枚絡んでるという噂が…
隊長が、後述する噂の能力でポムが活躍する未来をみたのかもしれない。
(公式サイト「ポムのナゾ」より)
パル
ポムと母船に残っていたポムの相棒ロボット。語尾は「〜でヤンス」
隊長
ウチュウパトロール隊の隊長。種族は不明。語尾は「〜タイ」
能力は極秘とされている。隊長の能力は上層部と隊員の1人である『ビビロウ』しか知らないという噂がある。なぜなら隊長とビビロウは同期&以前ペアを組んで捜査していたこととこれまた噂でしかない話があるからだ。そして気になる隊長の能力とは…
『少しだけ先の未来が見える、しかしジャンケンに負けない程度のもの』だが、あくまで噂である。
(公式サイト「隊長のナゾ」より)
ビビロウ
ウチュウパトロール隊員の一員。種族はフッツメン。語尾は「〜ッチ」
パトロール隊員にもかかわらず、高所恐怖症である。高いところにいくとよくビビっているらしく、ついたあだ名は「ビビリメン」
しかし彼が高所恐怖症になったのには理由があり、ポム達の星『プッチ星』で起こった「失われた7日間」事件が関係しているとのこと。
カムロウ
ウチュウパトロール隊員の一員。種族はフッツメン。語尾は「〜キシ」
家中にプッチメン用の監視カメラを設置したが、電源を入れ忘れた。ポムがカメラの電源をつけてまわることになり、一種の収集要素。カメラの電源をつけるとポムが探索する家の住人達の生活を観察することができる。
シルバー
スペースパイレーツ。指名手配されている凶悪犯であり、とある家でウチュウパトロール隊に居場所を突き止められる。
人間側
ポム達ウチュウパトロールが不時着したユウキ家の住人
パパ
CV: 田中秀幸
ママ
CV: 冬馬由美
ルリ
CV: 満仲由紀子
タクヤ
CV: 宇和川恵美
5歳の幼稚園児。誕生日は7月25日。
ハニー
ユウキ家で飼われている犬。庭のハウスにいる。リビングから見ることができる。
みーちゃん
みどりの生き物。タクヤが内緒で飼っている。
タイムパトロール
毒蛇兄弟を捕まえに未来からタイムマシンを使ってやってきた。
イチロー
CV: 松野太紀
毒蛇兄弟
未来からやってきた犯罪者。
アカマムシ
CV: 大塚周夫
アオダイショウ
CV: 青野武