概要
ポイグシャは、貰い物の食品をポイと捨て、グシャっとゴミにしてしまうこと。
特に手作りの弁当の差し入れや、バレンタインのチョコレートなど、真心や好意を込めたものが対象になる。
そうして真心や好意が強烈な形で拒絶され、絶望した贈り主の反応を描く曇らせシチュエーションとして用いられる。
贈り物に込められた思いを踏みにじり、強烈に相手の人格を否定する行為であることに加え、食品を粗末にすることに対して多くの日本人が忌避感を覚えるため、背徳的な感情を大きく揺さぶるシチュエーションとして東方projectのSS関連などで小さな流行があった。
一般の創作においても類似のシチュエーションは見られる。
特に課長島耕作の133話「すっぽん屋の女将の話」は後味の悪い話として、インターネット上でしばらく話題になった。
貧乏な家に生まれた女将の子供時代、家庭訪問に来る先生へ母親がおはぎを手作りして用意したのだが、先生に持たせたおはぎが川辺に捨てられていたものを発見し、自分の家が貧乏なのが悪いんだと痛感する……という、女将が後々お金に執着するようになったきっかけのエピソードとして描かれている。
対象への嫌悪を突きつける以外にも、(特に人外の相手に対して)味覚や衛生観念の差を理由にする、イタズラ好きや毒使いなどの相手へ普段の行いを理由にした拒絶、一口食べてからマズいと拒む、一旦受け取ってからこっそり捨てる、などポイグシャの演出にも様々な描き方がある。
関連イラスト
関連タグ
フードクラッシュ・・・ある意味対極の性癖
チキン冷めちゃった・・・思いを向けられた側が全くあずかり知らぬところでセルフポイグシャが行われていたような事件。