ポタモス
ぽたもす
CV:三石琴乃
悪魔族の一人で水魔アクア族の女性悪魔。出生通り、水や氷系の技が得意で、水の場所から姿形を変える、水を用いた影分身を作り出す、水の分身を残して囮にし自らは離脱する、なんて芸当も可能。その様を評して「忍者かよ…」とはひなぎく(デイジー)(原作版)の評。
語尾に「みたいな~」をつけて確定的な言動を取らずにはぐらかす(自らは責任を取ることなく他方に責任転嫁しやすくする保険的な口調)が口癖。
元々はイグニスの部下。アニメ版ではイグニスを「イー様」と呼び慕っていた。だが、たくろうの影響で優しくなったイグニスに絶望し、彼に致命傷を与える。その後、「川浪ひろみ」(原作漫画版では川波ひろみ)と名乗り、聖花園学園に転入。ぶりっ子少女として愛天使の正体を探り、その傍らでようすけに想いを寄せていたが、このときにようすけから悪魔ウェーブを感じ取り、恋に落ちる。
実力はかなりのもので、当時のピーチたちでは太刀打ちできないほどであったが、結末こそ違えどどちらもその結末にようすけとピーチが絡んでいる。
アニメ版ではようすけを離したくない思いから死ぬまで闇の妖気を出し続けるが、愛のウェーブを最大限にまで高めたピーチによって浄化されたことで、敗北を認め生還。人を愛することの素晴らしさを悟り(この時イグニスの気持ちを理解する)、以後は悪魔界のプライドを一切捨てた地上人『川浪ひろみ』として生きていくことを決意する。
原作では愛天使たちが勝てぬほどの圧倒的な強さを持つが、ヴィエント(ようすけ)のピーチへの強い想いを悟り、最後は「人間としての弱さを捨てられぬ失敗作」という理由でウラガーノに攻められたヴィエントを庇って死亡(消滅)する。
特に原作版の
「ヴィエント・・・ヴィエントは 自分の命より ピーチを・・・」
「どぉしてぇ・・・ どうしてピーチなの? 天使と悪魔なのに どおして・・・」
から
「ヴィエントが死んじゃうのはいや・・・たとえ・・・たとえピーチと結ばれちゃっても」
「ヴィエントが・・・生きているなら それならいいって・・・思ったの」
「 ・・・だいすき・・・ 」
に至る一連の流れは原作ウェディングピーチにおけるみんなのトラウマである(アニメ版のポタモスに用意された結末が前向きであるがゆえに余計に)と同時に納得の感動もできる涙腺崩壊モノの切なさである。