「わたしもいつかママみたいに幸せな結婚をするの!」
「ようすけのものならなんだって平気! 憎悪の波動だってなんだって! だから…そばにいる……!! 」(漫画版)
プロフィール
生年月日 | 1983年3月3日 |
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星座 | 魚座 |
血液型 | O型 |
身長 | 154cm |
体重 | 40㎏ |
3サイズ | B:75-W:57-H:78 |
好きな食べ物 | アイスクリーム |
好きな色 | 桃色 |
趣味 | 写真撮影 |
好きな教科 | 休み時間とお弁当(教科だっつーの!) |
苦手教科 | 地理 |
CV | 氷上恭子 |
人物
聖花園学園中等部に通う1年生で、自称「恋する乙女」。新聞部に所属。
明るく社交的で、おっちょこちょいな所もある単純明快な性格。やや天然。持ち前の心優しさは長所でもあり短所で、災いと化すことも。ぶっちゃければアホの子。
一方、何かと悪魔に洗脳されやすいゆりとひなぎく、及び悪魔に誘拐されやすい体質(おまけに悪魔の血をひいていた)のようすけに振り回されるなど、結構苦労人だったりする。
ヘマをやらかした際は涙ながらに「ほてきゅーん……」と言うのが口癖。結構手先は器用。
容姿はピンクのロングヘアで、頭の左右に黄色いリボンをしている。いわゆるピンクヒロインである。
父親はカメラマンで、父の助手をすることもある。母親のさくらは自身が幼いころに蒸発しており父子家庭である。物語当初は父から「母親は死んでいる」と聞かされていた。それでも父の行動から「両親は幸せな結婚をした」のだと強く感じており、その事と「父母子がそろっている家族」への憧れがあいまって「愛情と結婚」に対しては強いプラス思考がある。
自分が幼い頃、急にいなくなった(本人は亡くなったと思い込んでいる)母親が残していった指輪を大切にしているが、それが物語の始まりとなる。後に母親は愛天使の1人且女神アフロディーテの妹であることが判明(つまり自分はアフロディーテの姪)し、人間と天使のハーフであることを知る。
風摩ようすけとは、最初はようすけが彼女への想いを紛らわすために『ももピー』、『ももフグ』と呼んで、その度彼女の方もムキになって対立ばかりしていた(恐らくはそれぞれ天使と悪魔血筋であるから)が、後にようすけの境遇(ようすけは母子家庭であり、その事からシンパシーを感じるようになる)を知るとともに想いを悟り、次第に惹かれていき、相思相愛の関係になり、お互いの愛を強めていった。
ようすけの正体が悪魔ヴィエントであることを知ってからは悲しみと辛さに溺れたが、最終的に彼女の優しさがようすけとの確執を終わらせ、共にレインデビラ打倒に成功を果たし、改めて愛の絆を強めた。
原作の富田祐弘いわく、自身の愛情に対して真摯かつ一途、そして愛のために過去の因縁に抗い未知の未来を切り開く「精神的な強さ」を持つ能動的な戦うジュリエットとして定義されたキャラクターである。
原作のラスト(10年後)ではようすけと結婚する。
OVAである「愛天使伝説ウェディングピーチDX」では中学2年生。
悪魔族との戦いを終えてからは自身を愛天使に目覚めさせた女神・アフロディーテに頼み、友人のゆり、ひなぎく、スカーレット共に愛天使としての記憶を消してもらって平穏な日々を送っていた。
第1話で悪魔界の生き残りであるクモ女に襲われた際に愛天使としての記憶を取り戻し、ウェディングピーチに変身。この世にはびこる悪と再び戦う。サッカーボールを模した形状のチョコレートを作れるなど手先は器用。
ようすけとの交際は今も続いている。
愛天使ウェディングピーチ
「愛天使ウェディングピーチは、とってもご機嫌ななめだわ!」
花咲ももこが変身する、天使としての姿。
ちなみにチームの他メンバーが「エンジェル~」と名乗る上、戦闘形態の名称も「ファイターエンジェル」なのでエンジェルピーチと誤解されやすいのだが、あくまでも天使としての固有名は「ウェディングピーチ」なので注意。
ももこだけが「エンジェルピーチ」ではなく「ウェディングピーチ」と名乗るのは、他のメンバーとは戦士としての成り立ちが異なるためである。(他のメンバーは「転生者(あるいは天使本人)としての魂の記憶」で変身するが、ももこだけは自身の血筋・遺伝子に秘められた力で変身している)
第1話にて友人のゆり、ひなぎくと部活動から帰宅している途中、悪魔・プリュイに襲われ携帯していた指輪を奪われそうになった。
そこへ、突如助けに現れた青年天使・リモーネから与えられた『セントミロワール』(手鏡)を使い、『愛天使ウェディングピーチ』となり、愛を憎む悪と戦っていく。
原作では初めには『聖カメラ』を与えられた(『ブライダル「フラッシュ」』はそこから生まれた技でアニメで初期に使われたのはその名残)。
花のモチーフは桃花で、イメージカラーは桃色と赤色。愛の女神の血筋によって選ばれた、愛の時代継承を司る『サムシング・オールド』の守護者。母から受け継いだ赤い宝石の『指輪』にそのエネルギーが宿っている。愛天使の時のコスチュームは、白を基調としたウェディングドレスを身に纏う。愛のウェーブが高まると、赤いハイレグレオタードにプロテクターと白のスカートを身に付けたファイターエンジェルに『ウェディング・チェンジ・お色直し』(二段変身)する。
DXでは戦闘コスチュームはグレードアップされ、細かい部分を除いて、基本的に4人が同じデザインになった。肩に付いている羽根が長く伸びて、鳥のように自由に空を飛べるようになった。ももこの場合はその羽を用いた新技が使えるようになる。(TV本編で言っていた「翼の無い天使」とのたまって将来へと時代を切り開く決意を固めていたのはなんだったんだ、とツッコミが入る事があるが)
決め台詞
- 「ウェディング・ビューティフル・フラワー!」 - 変身
- 「○○の善き日に××なんて許せない!愛天使ウェディングピーチはとってもご機嫌ななめだわ!!」(○と×の部分はシナリオや季節によって変わる) - 決め口上
- 「ウェディングチェンジ・お色直し!」-「エンジェル・アムール・ピーチ!」 - 二段変身
- 「ミルクで乾杯!3人揃っておめでとう」 - 3人が揃った時
- 「お開き宣言!」-「これにて事件をお開きとさせていただきます!」 - 事件解決
ウェディングドレス時での必殺技
ラブリー・オペラシオン・タンピート
自身の持つブーケをキャンドル型のステッキ『セント・オペラシオン』に変形させ、悪魔に取り付かれた人に愛のウェーブを浴びせ悪魔を追い払う技。
いけないウェディング〜愛の逃避行〜
攻撃とは違い、ヴィエントと化したようすけを狙う悪魔から守るため、セントオペラシオンを頼りに瞬間移動でようすけの前に現れ、後にようすけを抱き抱え空中移動で窮地から脱出する。
ブライダル・キック
ドレス時でもファイターコスチューム時でも出来るピーチ唯一の格闘技。いわゆる飛び蹴り。おおよそドレス時にはドレスを着たままライダーキックとなるため、そのインパクトが強い。
のちに作者はこれに対して「スタッフの(良い意味での)暴走」とコメントしたが、さらにのち、もう一人の作者(漫画版作画者)である谷沢直が「富田先生が自分の手で作品に書いていた技だ」とバラしている。
ファイターエンジェルの必殺技
ブライダル・キック
上述。早い話が飛び蹴り。
セント・ミロワール〜ブライダル・フラッシュ
セントミロワールから大きな赤い光のハートを発射し、悪魔を浄化させるお色直ししたピーチの初期の必殺技。原作ではブーケが変化した『聖カメラ』(セント-)と呼ばれるアイテムを使い、ストロボの光で悪魔を浄化させる技である。
シールド・バリア(無名の技)
攻撃とは違い、ファイターエンジェルの胸飾りの赤いハートから放たれる友情ウェーブによるバリアで、相手の攻撃を跳ね返す力も備わっている。
ウェディング結納返し〜セント・クリスタル〜ラブ・フォー・ユー
後半から聖サムシング・フォーのひとつである『聖サムシング・オールド』によって繰り出せるようになったブライダルフラッシュを超越したピーチの新たな必殺技。『聖クリスタル』から敵の邪気を吸収し愛のウェーブに変換、後に水晶球から愛のウェーブを発射し悪魔を浄化させる。妖気を吸収している間は相手の心を感じ取る事が出来る。
ティアラ・フリスービー(無名の技)
ティアラを外し、回転せる事によって円盤状に変化させて敵に向かって投げつける技。敵の妖気を切り裂く事ができる。
ウェディング・ピーチカット
ウェディング・ソードで悪魔を切り裂き浄化する。アニメでは未登場。
ウェディング・ベル
頭のリボンを解きチャペルベルを出現させ、ベルから発する音波による浄化を行う技。谷沢学年誌版に登場した技。ちゃお版漫画およびアニメでは未登場。
ウェディングピーチDXからの必殺技
セント・フェザー・インパルス
コスチュームに装備されている羽を鋭利に変形させて敵に向かって投げ、悪魔の妖気に操られた人間を気絶させる。
セント・グレネード・クリティカル〜ハート・インパクト
愛天使四人のウェーブを合わせて転生される新武器を持ち、レネードピストル型の光線銃で心のゆがんだ悪魔を浄化させる愛天使たちの真の必殺技。4人揃わないと発動できない。
関連アイテム
- 聖手鏡(セント・ミロワール)
花咲ももこが使用する変身アイテム。アニメ版ではピーチがブライダル・フラッシュを使うための初期武装でもある。
- 聖カメラ(セント・カメラ)
漫画版のアイテム。手に持つブーケあるいは聖手鏡が変じて現出する。ファインダーで狙いをつけてシャッターを押すことでブライダル・フラッシュを発動させる。
- セント・オペラシオン
ウェディングピーチが使用する、自身の持つブーケを変形させた、愛のウェーブを発生拡散させるためのキャンドル型ステッキ。
- ウェディング・ソード/ウェディング・ピーチ・ソード
漫画版のアイテム。聖カメラやオペラシオン同様、手に持つブーケから変じて現出する、ケーキカット用の大剣。ウェディングピーチ・カットを発動させる。
- 聖水晶(セント・クリスタル)
お色直ししたウェディングピーチが使用する新たな武器。
- セント・サムシング・オールド
セント・サムシング・フォーの一つで所持者は花咲ももこ。愛の世代継承を象徴する。セント・クリスタルを呼び出す事の出来る赤い宝石の指輪。
- ジュエルボックス(聖唱箱)
真のセント・サムシング・フォーの一つを呼び覚ました時に現れるボックスで、そのボックスが開く事で、各所有者の愛天使達の手に渡る。また愛天使達4人の心が一つになった時に、セント・サムシング・フォーの4つの力が纏まった時に再度ボックスが現れ開いた事で、強力な愛のウェーブが噴射される。玩具では聖唱箱(セント・メロディー・ボックス)という名前で呼ばれている。
ネタ
『フレッシュプリキュア(2009年)』の主人公である桃園ラブの母親・桃園あゆみを氷上が演じた事とと桃園ラブの変身後の名称がキュアピーチであることから、中の人ネタにされることもある。→ピーチ母娘
翌年にはももこの一族、花咲つぼみが『ハートキャッチプリキュア!』でキュアブロッサムに変身した。
2012年には『スマイルプリキュア』に登場する黄瀬やよい(キュアピース)の母親・黄瀬ちはるも氷上が演じた。→ラブ&ピース
関連タグ
花咲さくら:母親