概要
CV:松本美和
悪魔族の使い魔「おじゃ魔族」の妖精であり、少女漫画に付き物のマスコットキャラクター。
聖サムシング・フォーを狙い始めた当初は上司の悪魔族であるプリュイの言いなりにあらゆる愛を持つ人間にとりつき、悪事を働いていたが、後にピーチのブライダルフラッシュの光に包まれ行動に迷いが生じるようになり、最終的にそれをプリュイに指摘されて「始末」されそうになるところをピーチ(花咲ももこ)に救われる。
以後はピーチの元に身を寄せて愛天使たちのサポートをするようになる。ダメージが大きいと目が回ってしまい、一時的に気絶する。頭の回転はいまいち鈍いが、悪魔族には精通しており、時にピーチたちに対して敵の特徴を教えるアドバイザーとして振る舞っている。
また人を気絶させる位の多少の電撃が使える。
姿形
ちなみに漫画(原作)版とアニメ版で、姿形が全く異なるキャラクターである。(メイン画像やpixivでよく描かれる姿はアニメ版のもの)
アニメ版
体が小さくて柔らかく、バレーボールのような容姿である。そのため、度々ひなぎくの八つ当たりを受けたり、子供からぬいぐるみに間違われ、体が千切れるほど引っ張られるなど、作中では度重なり戦いで苦しむももこたちとは対照的に、普段から憂き目に遭っている。
好き嫌いは無く何でも食べられ、特にゆりの手料理が好物である。タヌキと呼ばれると、かなりプライドを傷付けられるらしく、本編でそう呼んだ風摩ようすけに対して、容赦なく鉄拳制裁したことがある。
愛天使たちへの呼び方は「〜様」ではなく「〜ちゃま」と呼ぶ。戦闘時以外の会話では、語尾に「〜でちゅピ」と付けることが多い。
ももこたちが愛天使としての任務をサボると、厳しく叱ったりする「お目付け役」的な一面もある。
アニメオリジナルキャラクターのじゃ魔ッチョとじゃ魔ポンとは幼馴染。じゃ魔ッチョには昔から恋心を抱いていたようだが、じゃ魔ッチョがじゃ魔ポンと両想いであったことを悟り、二人の幸せを願って静かに身を引いている。
後日談のOVA版『ウェディングピーチDX』では、ももこ達が記憶を封印し普通の人間として生活していたため、ももこの母の協力で地下の収納に部屋を作って隠れ住んでいたのだが、ももこたちが愛天使として復活すると同時に彼自身もサポート役に復帰している。
4人目のメンバーであるサルビアとは、彼女が悪魔に対して憎悪を抱いていたこともあり犬猿の仲であったが、最終決戦後は和解した様子であり、特にOVA版では相方同士のように二人で行動しているシーンが多い。
最終話でサルビアからバレンタインチョコが送られていることからも信頼関係を築けているようだ。(最もOVAでは、ももこ達が成就した恋人との時間を優先しているため、裏方での悪魔捜査では必然的に二人が動くことになっているようでもあるが)
原作漫画版
アニメ版よりも、より、ぬいぐるみ然としたデザインとなっている。
具体的に言うと猫を基調にしたような一頭身のデザイン。さらに端的に言うと体全体が金色の長毛に包まれており全身ふっっさふさである。
腕は毛の中に隠れており手だけが見えている。具体的には傍目ぶっちゃけピグモン(ただし流石にそのものではないが)。
腹には「お邪魔族」を表すクレスト(紋章)があり、これは「割れたハート」が模されたもの。しかし愛天使(特にピーチ)の浄化を受けた事で「閉じたハート」となった。
アニメ版よりも人懐っこく甘えたがりの側面があり、ピーチの元に匿われてからは、ももこに甘えるとともに彼女を心配する描写が多い。かつての主であるプリュイに対しても殺されかけたにもかかわらず慕う気持ちも残るなど複雑な感情を持っており、彼が消滅の魔渦に呑まれる時には大粒の涙を流して悲しんでいる。(ももこはその涙に応えてプリュイを助けようとした)
アニメ同様ひなぎくからは手荒く扱われているが、サルビアから剣を向けられた時には、真っ先にピーチとデイジーによってサルビアから庇われ、またそれにもが関わらずじゃ魔ピーの即斬を問答無用で行おうとした苛烈なサルビアに対して最初に率直な抗議の声を上げたのもデイジーであるため、決して険悪な仲ではない。(サルビアから庇われた時には涙を流してデイジーに感謝している)