「浄化だと? 生ぬるい! 悪魔族は全て殺す!」
「そんな甘い事を言ってると、いつか、悪魔どもに足をすくわれるよ!」(漫画版)
原作漫画とアニメ版とでは設定が色々と異なっているので注意。
プロフィール
生年月日 | 1982年11月3日(※1) |
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星座 | 蠍座 |
血液型 | AB型 |
身長 | 162cm |
体重 | 42㎏ |
3サイズ | B:83-W:57-H:85 |
好きな食べ物 | ピザ・ラザニア |
好きな色 | 赤色・紫色(※2) |
趣味 | (公表ナシ)(※3) |
好きな教科 | 英語・数学 |
苦手教科 | 国語(特に古典)(※4) |
CV | 今井由香 |
※1) 原作版での設定。アニメ版では「ももこたちの一つ年上」という設定になっているため「1981年生まれ」とする資料もある。だがアニメ版の彼女は純粋な天使族であり、それ以前の戦いより参戦しているため作品の舞台地である花園町に聖サムシング・フォーのエネルギーが降臨した1895年以前の生まれであることも否定はできない。
※2) すみれ色としている資料もある。赤と紫は設定資料集ムックである「シークレットファイル」(小学館、1996年)での表記
※3) ただしOVA『ウェディングピーチDX』では乗馬を嗜んでいる描写がある。
※4) 帰国子女(アニメでは純粋な天使)であるため。
概説
突如、ももこ達の前に現れた少女。その正体は4人目の愛天使エンジェルサルビア。気性の激しい性格で、悪魔族に対して一切手加減や容赦はせず、あくまで自身の正義を貫き通す。それゆえに、悪を倒さず浄化することがモットーのももこ達とは一時、屈折した関係でいた。後にももこの説得、ゆりとひなぎくの非難を浴びたことから多少は改善されていく。かつての過去から無邪気なももこ達に比べて言動が大人びており、最後までクールなキャラクターであったが、ツンデレな一面も。容姿はウェーブのかかったセミロングの赤髪。
性格と赤髪、なによりも「スカーレット」および「サルビア」の名から赤色を想起させるためレッドヒロインに入るが、変身後のドレスコスチュームが紫色であるためバイオレットヒロインにも分類される(紫色のサルビアもある)。
原作版の設定
ももこたちと同じく聖花園学園中等部の生徒で転校生。ももこたちとは同い年。両親は海外で仕事をしているため、家政婦のばあやと共に家で暮らしている。
天使界における守護天使、純天使サルビアの転生者で、他の転生者であるひなぎくやゆりと違い、母から受け継いだ『ティアラ』に宿っていた聖サムシング・ニューのエネルギーに頭脳や魂が刺激され、幼い頃から天使界の記憶を持っていた。特に自分が死んだときの記憶を鮮烈に覚えており、その影響から悪魔族に対しては「簡単に他者を騙し信頼を裏切る害悪な種族」として特に激しい怒りを燃やすようになる。(ただし、それが行きすぎて自らが隣人に対する愛や信頼を否定しているがごとき行動をとっているのだが、その自覚は無い)
のちに、ウラガーノとようすけの前で自らの愛の形を示したウェディングピーチの姿と、そのピーチの思いを受け入れて息子のために自らの身を挺した(ついでにサルビアも庇われた)ウラガーノの姿に、自らのかたくなな姿勢を顧みて反省。前世からの恩讐と因縁を乗り越えて、ついに自らの隣人愛を発露するに至った。
のち番外編で、アメリカからやって来た幼馴染のディーン・バトラーからアタックを受ける。当初は西海岸めいた明るいノリで接するディーンのことを軽々しい男だと見兼ねて煙たがっていたが、見下されたことを不服に思ったディーンからの非難で罪悪感を抱き始める。帰国の間際のディーンから非難を詫びられるとともに、素直に「スカーレットの事をずっと見ていて、大事な問題を抱えていた事にも気付いていた」と告白された事で、ディーンが自分の心の本当の理解者であったことに気付き惚れ直す。聖サムシング・フォーの導きで彼の元へ訪れ自身の想いを告白、相思相愛につながる。
原作のラスト(10年後)ではディーンと結婚する。
アニメ版の設定
聖花園学園の生徒ではなく、聖ミハエル学園中等部の生徒。ももこたちより1つ年上の中学2年生。(ただし、これは人間界で暮らすための便宜的な戸籍によるものであり、実際には1つどころか、ももこたちが生まれる前から生きている可能性がある)転生を介さずに人間界に降りてきた純粋な天使。かつて死んだ仲間の仇を討つためにサルビア湖より参戦しに訪れ、悪魔族に対して絶滅・駆逐をも辞さぬ苛烈な怒りを抱いている。
悪魔族との戦いの最中に親友を失ってしまったことが、その怒りの源。己の力の回復のためにサルビア湖にて眠りにつき、発現した聖サムシング・ニューの導きにより目覚める。
原作では前述の通り恋人が出来たが、アニメでは愛天使の中で唯一恋愛に無縁である(OVAの『DX』では登場しているが、敵としての登場だったために悲恋で終わり恋愛相手としてのパートナーではない)。
DXでは、ももこたちにつきあって天使としての記憶を封じ人間として生活していたが、はぐれ悪魔の登場と、ももこの再覚醒によって愛天使としての記憶を取り戻し再び戦いに身を投じた。また、第4話は猫と化したももこたちを見て感激の表情を見せたり、その猫ももこたちを庇うために女子生徒たちの前でタバコを咥えて不良少女を演技するなど意外な面を見せた。
愛天使エンジェルサルビア
「"燃える心"はサルビアの花言葉!闇に蠢く悪魔ども、汚れた魂を消し去ってやる!」
スカーレット小原が変身する「天界の戦士」。他の三人と異なり、アイテムを使わず自身の天使の力で、『愛天使エンジェルサルビア』に変身することが出来る。ウェディングドレスは薄紫色。お色直し後のハイレグレオタードは紫色である。新たなる愛の発生を守護する『聖サムシング・ニュー』の守護者。花のモチーフはサルビア。イメージカラーは紫色。
決め台詞
「ウェディング・エクセレント・フラワー!」 - 変身
「燃える心"はサルビアの花言葉!闇に蠢く悪魔ども、汚れた魂を消し去ってやる!」 - 決め口上
「ウェディングチェンジ・お色直し!」-「エンジェル・パッシオーネ・サルビア!」 - 二段変身
必殺技
情熱のケーキカット
自身の武器『セントピュアソード』を用いて相手を縦横無尽に斬りつけるサルビアの必殺技。
セント・ピュア・ソード〜情熱のケーキカット
原作漫画版の必殺技。アニメ版の必殺技「情熱のケーキカット」と同じだが、こちらでは剣から電撃を飛ばすことができる。
セント・ピュア・ソード〜ブライダル・ファイヤー
聖ピュアソードに愛のウェーブを注いで炎を放ち、敵を消滅させるサルビアの必殺技。
シールド・バリア(無名の技)
自身の武器『セントピュアソード』を正面に向けてバリアを張り敵の攻撃を防ぐ技。
アーモンド・ダスト
LD-BOXの映像特典『愛天使戦隊最後の戦い』で使用。
白鳥のような構えで自身の体を回転と同時に無数のアーモンドを飛ばし敵を倒す。
セント・ツイン・ソード
DXでのサルビアの新必殺技。腰のプロテクターから取り出して二振りの剣を使う。斬れ味は以前に比べ更に向上した。
関連アイテム
セント・ピュア・ソード
お色直ししたエンジェルサルビアが使用する長い剣型の武器。
セント・サムシング・ニュー
セント・サムシング・フォーの一つで新しい物を意味する。所持者はスカーレット小原。新しい愛の誕生を象徴する。金のティアラ。
関連タグ
スカーレット・オハラ:米国文学『風と共に去りぬ』のヒロイン。名前の元ネタ。