概要
例えば年利10%を謳う投資ファンドの場合、通常は投資された資金を運用して10%の利益を出す。
しかしポンジスキームの場合、元本をそのまま返すだけである。当然利益など出るはずもないが、契約者は「投資したら利益が分配された」と取れるため、一見騙された事には気付けない。
10%の利回りを謳う場合、単純で10年経てば底をついてしまいバレてしまうし、それでなくとも返金を求められた場合には当然返せるお金がないのでバレる事になる。
しかし契約者が増え続ける限り、新規契約者の資金を別の解約希望者への返金や既存契約者への分配金に回す事ができるので、気づいた時には何千億単位もの被害額になっている事も珍しくない。
この仕組み上、契約時期が遅いほど被害が大きくなる。
豊田商事や安愚楽牧場などの有名な投資詐欺事件は大抵このポンジスキームである。
この手法を最初に考えついたのがポンジ氏だったのでこの名前がついた。