「ふぅ!オールクリア! 楽しいテストだったわ」
概要
製造会社 | ミシリス・インダストリー |
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所属部隊 | メティス |
使用武器 | SR マイラブリーベビー |
CV | 雨宮天 |
ヒーローと謳われるミシリス最強の部隊「メティス」の一員。
機械と知識をこよなく愛する天才研究員であり、装備の開発、整備を担当。最強と呼ばれる所以の一つである部隊の継戦能力をハード面から維持する重要な役割を担っている。
なにかと突っ走りがちor問題を起こしがちな他二名の隊員を諫め、部隊をまとめるブレイン役でもある。
容姿
トップス以外の衣服を纏わぬ露出度の高い上半身と、何らかの外装筋骨格と思しき機器で覆われた下半身のギャップが印象的なニケ。戦いにも赴くためか研究畑の割に引き締まった体つきであり、露になった肌には筋肉のラインが浮き出るほど。
腰には兵装への給電を行うためと思われる外部ユニットが接続されており、さらにケーブルが尻尾のように伸びて主兵装のバッテリーカートリッジと繋がっている。
変身ものを彷彿とさせる派手なギミックを備えた他二名と比べて目立たない装束だが、一応類似のコスチュームは持っており、ファー付きジャケットにネコ科猛獣を思わせるマスクで顔を覆った「メカニックホワイト」という衣装がある。
性格
基本的にはどんな相手とも卒のないコミュニケーションがとれる落ち着いた性格。
同僚二人にはなにかと振り回される役どころであり、悪態をつくこともしばしば。しかし両者の橋渡し、あるいは対外交渉的な場面では率先して纏め上げることも多く、笑顔もよく見せるため体面的には人当たりのよい気さくなお姉さんキャラといったところ。だが…
「ベビーはいつも面白いね?」
自らの興味が湧いた分野にとことんのめり込み、そのためなら人として必要な諸々をたやすくほっぽり出す気質の持ち主。平たく言えばマッドサイエンティスト。
特に注力する研究対象を「ベビー」と呼称し、愛情と持てる才能をひたすらに傾ける。
なお、上記のセリフは主人公である指揮官に向けてのもの。要は彼女からしてみればモルモット同然ということである。
人当たりの良さもそうした内面をカモフラージュし、余計な邪魔をされたくないがための処世術。
このように内面は三人の中でも際立って危険だが、世渡りのやり方も心得ているので相手の意向を無視してまで強引にコトを進めることは稀であり、はっきり断られれば一旦は身を引く程度の分別は備えている。一旦だけだが。
元はミシリスに所属する人間の研究員だったが、地上の研究所でラプチャーの襲撃によって瀕死の重傷を負ってしまい、ニケとなった。
しかし人間だった頃の自分とニケとなってからの自分を「同じ脳を使ってる以外、肉体の構成物質が全く異なっている」という理由で同じものだとは思っていない。
ゲーム内の性能
「さぁ、出力最大っ!行けぇっ!!」
パラメータ
HP | 583,734(Lv.200) |
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攻撃 | 25,554(Lv.200) |
防御 | 3,552(Lv.200) |
武器 | SR |
クラス | 攻撃型 |
属性 | 鉄甲 |
保有スキル
1 | ストレートショット | ■フルバーストタイムが始まった時、攻撃力が最も高い味方2機にチャージ速度4.48%▲「10秒間維持」/攻撃力43.1%▲「10秒間維持」 |
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2 | エレクトリックショット | ■ニケを除いた敵が5機以上の時のみ自分にクリティカル確率4.83%▲「持続」/クリティカルダメージ13.91%▲「持続」 |
バースト | ピアスショット | ■自分に「使用武器変更」:/ ダメージ:攻撃力の813.42% / 最大装弾数:1発 / 追加効果:貫通特化 / チャージ時間:2秒 / フルチャージダメージ:300% |
※効果量はいずれもLv.10時のもの
バースト時の自身及び味方の打点を大幅に引き上げるサポーター兼アタッカータイプ。
スキル1の「ストレートショット」は単純にバフの効果量が大きく、フルバーストタイム中の味方の火力を大きく高めてくれる。ただし、この際に参照する攻撃の値は素のパラメータではなく諸々のバフが乗った状態の数値を参照するため、バフ量次第では本来発動させたい味方に乗せられないことがある点には注意が必要。
バーストスキルの「ピアスショット」は一発限りで貫通効果を持つ強力な弾丸を発射できるスキル。単体攻撃に特化した分ターゲットを素早く仕留めたい時には極めて有効。
類似のスキルとしてスノーホワイトの「セブンスドワーフ:Ⅰ」が挙げられるが、ダメージ量では及ばないもののチャージ時間では勝っており、特にチャージ速度をいじらなくてもリターとノベルのバーストスキルを同時に乗せた必殺の一撃をぶち込めるのは大きなメリット。
サポーター性能が高く、それを当てにしてとりあえず入れておいても最低限の仕事はしてくれる初心者に優しいニケだが、その実装備や限界突破が重なってくると本人の打点も際立ってくる大器晩成型のキャラ。最初から最後まで役に立つ能力を備えているので、運よく巡り合えたベビーは実験に胸を貸すつもりで気長に付き合っていこう。
関連人物
上記の通り興味深い実験対象。
とはいえモノ扱いするわけではなく、むしろ「ベビー」という呼び名は興味のある存在にだけつける愛称なので、彼女から見れば人一倍気にかける価値のあるお気に入りといったところ。もっともその愛情の向け方は専ら「実験」という形で表されるのだが。
脳みそまでヒーローまみれの同僚。
彼女の破天荒な振る舞いには頭を悩ませており、至極常識的な反応で諫めることが多い。しかし暖簾に腕押しであり改善の兆しは現在のところ見られない。
骨の髄までヴィラン一色の同僚。
ラプラスほどではないにせよ突飛な行動を取ることが多く、彼女ら二人を前にするとマクスウェルは一見すればただの常識人にしか見えない。
直属の上司でありニケとしての生みの親。元々研究者であったマクスウェルにはその能力を見込んで研究を依頼することもある。
他のニケを鉄くずと呼んで憚らない彼女からしてみれば特段の扱いを施されていることは重々承知はしているものの、それはそれとして無理難題にも等しい命令や高圧的な態度には辟易している。
個人的な因縁はないものの、問題は彼女の持つ特殊能力「マイナスの手」。
あらゆる機械をたやすく故障させてしまうため、天敵のごとく敵対視している。
それでも彼女の能力に打ち勝てるマシンの開発を目指そうとするあたりはさすがの技術者根性と言うべきか。
関連イラスト
関連項目
勝利の女神:NIKKE ミシリス・インダストリー メカニック 科学者 マッドサイエンティスト
ネタバレ
※以下、スクロールした先に個別エピソードのネタバレがあります。
指揮官の謎
彼女の個別エピソードでは、指揮官がニケに及ぼす効果についての実験が描かれている。
この中で彼女は「指揮官と行動を共にしたニケは、戦闘能力に有意な差を示すほどの顕著な向上が見られる」という結果を得ている。
なお、この実験はシュエンから命じられたものであり、有意な結果が得られた場合は解明のために対象の腑分けまで考慮されていた。このことを憂いたマクスウェルの手によりあくまでプラセボ的な症例であるという内容にレポートは改竄され、本来の結果が表沙汰になることはなかった(もっとも彼女が嫌がった理由はバラしたところで恐らく指のひとかけらも手に入れられないからというものであり解剖自体の是非は問うていないのだが)
ゲームの仕様から言えば、本作は好感度の上昇とともにステータスボーナスがつくようになっており、この実験は世界観の設定側からこれを裏付けしたものと捉えることができる。
…しかしこの効果、指揮能力やメンタルケアといった無形のものに由来するとして片づけるにはあまりにも歴然とした差が表れており、明らかに身体能力などの有形的な部分にまで影響をもたらしていると彼女は語っている。
奇しくも敵対するラプチャーであるトーカティブも同様の推測からなる質問を本人にぶつけており、回答から何らかの確信を得ていたようだ。
果たしてこれが意味するところは何なのか?何故ラプチャーすらもこの能力に着目しているのか?彼女の研究次第ではそれが明らかになるときもそう遠くないのかもしれない…。
「ベビー…いつか必ず、内容の濃い実験をしてみようね…?」
別にそういうわけではない。ないはずである。