概要
ドラゴンクエストⅧにおけるマルチェロ×ククールの兄弟(異母兄弟)カップリング。
ドニの町の領主にはもともと子供がおらず、使用人に産ませた子がマルチェロであったが、そののちに本妻との間にククールが生まれたため、マルチェロは父に捨てられてしまう。
これらの事情によりマルチェロは「自分の居場所を奪われる」ことを強く拒絶し、その原因となったククールを恨んでいる。
ストーリー中では度々二人がいがみ合い衝突しているため犬猿の仲となっているが、ドルマゲスにマルチェロが襲撃された際は咄嗟に駆け寄るというワンシーンもある。
終盤、聖地ゴルド崩壊後、マルチェロはククールによって何とか一命をとりとめるが、自分を救ったことを後悔すると告げ、更に聖堂騎士団の指輪を投げ渡すとその場を去ってゆく。
その後の消息は一切不明。
以上のように両者ともに複雑な関係であり一言では言い表せない感情を互いに抱いている二人であると言える。
リメイク版
※ネタバレ注意
3DSリメイク版では領主周りの設定が若干が変更されている。詳しくはマルチェロの項目を参照。
設定変更を良しとしないプレイヤーも少なくはないが、一方で父親に二度捨てられたがゆえにククールを恨むマルチェロの心情がより強調されたとも言える。
さらに、追加シナリオでは暗黒神の部下であるジャハガロス戦でマルチェロがNPC戦闘員として参戦。
自分の行いの後始末をつけにきただけと言っているが、戦闘後からはククールはマルチェロのことを「兄貴」と呼び、素直に感謝の言葉を述べている。
マルチェロの方もどこか満更でもなさそうな表情を浮かべていたため、二人にとって救いが見出せる結末となっているだろう。