概要
スペインのバルサレス諸島に生息していたヤギの仲間で、4500年くらい前に絶滅したとされる(亜種も何種類かいたようだが、全員絶滅してしまった)。ほとんど捕食者もいなかった状況なので、人間による影響で絶滅したと推測される場合が目立つ。
名前は「ネズミみたいなヤギ」という意味だが、これは「上あごではなく下あごに切歯(前歯)があり、それがネズミなどの齧歯類やウサギ類を思わせる」ところから。
また、なぜか目が前向きについていたのも特徴。
さらにエサが少なくなると自主的に代謝を下げて省エネに切り替えるという変わった能力も備えていたらしい。
肩の高さは50センチくらいで、ラブラドール・レトリバーより一回り小さい程度だったようだ。