概要
第一次人魔大戦で活躍した聖ミリスを神と崇める世界最大の宗教。
聖ミリスが第一次人魔大戦で聖剣の一撃で魔族軍を魔王もろとも撃退したときに発足した宗教で、第二次人魔大戦での巨大陸の消滅やラプラス戦役でアスラ王国とミリス神聖国以外の国が滅ぶなどの出来事を得た現在でも強い力を持つ宗教として存続している。
本拠地のミリス神聖国やアスラ王国に教徒が多く、特にミリス神聖国では国民のほぼ全てが教徒で、国内の政治や治安に深く関わって王族以上の権力を持つ。
歴史の長い組織なため、権力争いのために平然と政敵の家族を暗殺するなど内部腐敗が相応に進んでいる。しかし、教義としては弱き者や愛する者を助けることを説いているため、教徒個人で見ると真面目で義理堅い者が多い。
元々は経典にある「魔族は全て滅ぶべし」という文言に従い、魔族を排斥していたが「いかなる種族もミリスの下に平等である」という文言を見た神父が「魔族も平等なのでは?」と言い出した事で、魔族排斥派と魔族迎合派に分裂して争いを続けている。
その他の特徴としては教義に「一人の相手を愛すべし」とあるので重婚や複数の相手に手を出す人間をよく思わない。
結界魔術と神撃魔術に関する権利を保有しており、教団の許可なく結界魔術と神撃魔術を教えるのは違法となり、ラノア魔法大学でも初級までしか教えれない。
作者が設定が違うところがあると明言している「ロキシーだって本気です」では治癒魔術も教団が権利を持っている。本編ではロキシーがルーデウスに治癒魔術を教えるなど、そのような描写はない。
神殿騎士団
ミリス神聖国にある三つの騎士団の一つ。蒼鎧を身につけている。
ミリス教団の私兵で異教徒を断罪する恐怖の代名詞として恐れられている。
主な教義
- 一人の相手を愛すべし
- 人を助けるに、人を頼る無かれ
- 汝、礼を失することなかれ、恩を忘れる事なかれ
- 騎士はいかなる時も忠義を忘れてはならない。だが時には愛する者の守護を優先すべし
- 子を為すことは人々の定めなれば、忌避することなかれ、なれど溺れるなかれ
- 汝悩みたまえ、悩むことから逃げることなかれ
またこの手の宗教としては珍しく、聖ミリスはお告げをしないとされていてお告げを下すものを「神を騙る悪魔」お告げに従うことを「ミリス教徒の風上にも置けない」としている。
関係者
- ハリー・グリモル
ミリス教団教皇。魔族迎合派のトップ。
- ルブラン・マクファーレン
ミリス教団枢機卿。魔族排斥派のトップ。
魔族排斥派が祭り上げる神子。
教皇の孫にして養子。ただし、世襲制ではないので当初の立場は神父見習い。
神殿騎士団中隊長。記憶の神子の護衛を務める。
教徒。
教徒。
教徒。