「で、兄さん……なんでここにいるんですか？」
CV：会沢紗弥
概要
兄妹の中では能力が凡庸で、コンプレックスを抱える要因になっている。特に異母妹のアイシャとは年が同じなのにあらゆる事で自分以上の成果をだし、一緒にいるだけで、常に劣等感に晒されていた。アイシャのほうも産まれや能力の低さで周囲がノルンを優先することや感情的にわめく性格が嫌いなので仲は悪い。
容姿
母親のゼニスに似た金髪のサラサラした髪を、眉の上あたりで切り揃えた少女。
- 幼少期
- 成人後
人物像
突出した才能はないが、何でも一生懸命にやる頑張り屋。不器用ながら努力する姿にラノア魔法大学ではファンも多い。
母親の実家のラトレイア家で教育を受けたときに、ミリス教も学んだのでミリス教徒になり、潔癖なところがある。
幼少時はフィットア領転移事件による不自由な生活で、感情的になりやすく、我儘なところがあったが、成長すると幼少期の体験から辛い思いをしている相手や、落ちこぼれ扱いされている人の気持ちに寄り添うことができるようになる。
そうしたことから人望があり、アリエルが居なくなったラノア魔法大学では生徒会長を務めた。
能力
平凡な能力と言われているが、14歳の時点で風と解毒以外の基礎六種の魔術を中級まで習得し、その後ラノア魔法大学を卒業できているので、上級魔術も習得できている。上級魔術や混合魔術は魔力総量によっては習得できない者もいるため一般的に見れば十分優秀な部類に入る。
他にもエリスから剣神流を学んでいる。
関連人物
父親。転移事件により傍にいる唯一の家族となっていた。捜索活動中は酒に逃げることはあったが、ノルンに当たることはなく、女性関係のだらしなさを見せなかったので、パウロの事は信頼して慕っている。
母親。物心ついたころに転移事件により離れ離れになったので、あまり思い出がないが、産まれて間もない頃の記憶から自分が手間取っても、決して見捨てたりせずに、辛抱強く待ってくれる人だとは覚えている。
兄。物心つく前に家庭教師の仕事でボレアス・グレイラット家に行ったので、ほとんど面識のない状態で、ミリス神聖国でのパウロとルーデウスの喧嘩から、ルーデウスを嫌うようになった。パウロがゼニスの捜索でベガリット大陸に向かった際にラノア王国のルーデウスの下へ送られる。ラノア魔法大学に入学し寮に入ることでアイシャやルーデウスと距離を取るが、そこでもルーデウスと比べられ一時は寮の自室に引きこもってしまうまで追い詰められた。しかしルーデウスが自分の味方である事に気付き和解し自分の心に整理をつけた。
異母妹。何をやっても自分以上の成果を出し、見下されるので嫌って仲が悪い。
しかし、リーリャやラトレイア家の人間の様にアイシャを妾の子とは思ってはいないので、妹という意識はあり（ただし、「再婚相手の連れ子」のような感じだと言っている）、致命的な喧嘩はしていない。
メイド。パウロのもう一人の妻でもあるが、リーリャがメイドの立場で接しているので、ノルンからは妹の母親という認識である。
恩人。ミリス神聖国からラノア王国までの旅の間に面倒を見て貰って好意がある。ミリス教の排斥派幹部のラトレイア家の教育を受けたノルンだが、ルイジェルドに出会ったことで魔族に対する差別感情はない。
以下ネタバレ注意。
義姉。一夫一妻のミリス教徒な上に、妊娠で不自由な生活をしながらもルーデウスの帰りを待っていたシルフィエット裏切ったことが理由でルーデウスがロキシーを妻に迎えると言った際には、最低だと罵倒していたが、シルフィエットが認めたことで、その場は収まった。
ロキシーがラノア魔法大学になった後は生徒として面倒を見て貰い信頼するようになった。
義姉。ロキシーの時とは違い、妻に迎える前にルーデウスから説明を受けていたことや、エリスの想いを聞いていたので、反発はしないで受け入れた。
ルーデウスに代わってエリスから剣術を学ぶようになる。
