CV:豊崎愛生
人物像
異星人エフィドルグの「ゲゾンレコ隊」の1人。グロングル「メドゥーサ」の搭乗者。青馬剣之介時貞の戦国時代の主雪姫及び、ヒロイン白羽由希奈に瓜二つで、そのため最初は剣乃介からは鬼(エフィドルグ)に拉致された雪姫本人だと誤認されていた。
砂が輝いて上に巻き上がる、砂漠の星を故郷の記憶として持っているが…
独断で富山に降下、立山国際高校の文化祭「立高祭」に単独で侵入してステージ上にいた剣之介を襲撃するも、ゼルに防がれ失敗。戦っている最中に剣之介が黒部研究所へ搬送されてしまい、急遽母艦から乗機を呼び出す。剣之介のクロムクロを相手取るが、同時期に地球に潜入していたミラーサの乗機スパイダーとGAUSの乱入で混戦となり、連携行動を取る剣之介らに機体を損傷され、劣勢になったミラーサを助けて共に撤退した。
帰還後、レフィルに直訴して、ミラーサと共に生身で研究所に潜入するも、居合わせた剣之介に「雪姫」と呼ばれた事に戸惑う。地球侵略のために必要な「枢石」の確認もしたことで脱出を図るも、手柄を独占するべく彼女を殺害するつもりでいたミラーサに毒性のナイフで刺され、逃走のためダムへ飛び込む。剣之介と由希奈が訪れた温泉で傷を癒していたが、由希奈に見つかった後に負傷と疲れから気を失って倒れてしまう。
その後は研究所で剣之介から体内ナノマシンを活性化させるための輸血を受けて意識を取り戻す。剣之介の行為もあってか以前の殺意は薄まっており、エフィドルグに自分と間違われて誘拐された由希奈救出の助力を求められて、共にクロムクロに乗ることを了承。そしてコクピット内で雪姫のメッセージを見て、真相を確かめるべく母艦へと乗り込んだ。
しかし対面したレフィルには疑問には答えてもらえないばかりか、剣乃助と一緒にいたことで裏切り者として処刑されそうになり、剣乃介・由希奈と共に脱出した。
その後、対面したゼルから自身が雪姫のクローン…即ち地球人であり、他の隊のメンバーもエフィドルグによって作られた存在であることを知らされ存在意義を見失うも、自身の窮地に赤城涼斗達から助けられたことや、剣乃介や由希奈と接したことで自軍と決別、茂住敏幸と共にミラーサに意趣返しをした。
立山国際高校に一時的に編入した時は地球の文化に戸惑いつつも年相応(実年齢かどうかはさておき)の反応を見せており、学食で食べたオムライスがお気に召した模様。
雪姫との関係
研究所にて判明したことが由希奈及び、その母白羽洋海と同じ遺伝子を持つことが判明。
エフィドルグは侵略対象の星から住人を拉致して遺伝子を採取、その遺伝子から作ったクローンを兵士にしてその星を侵略する方法を取っており、こうして拉致された雪姫のクローンが彼女である。
なお、遺伝子採取の後は対象者は用済みとして殺してしまうのだが、ゼル達の救出によって雪姫はかろうじて助かり、同じく拉致されていた剣乃介は致命傷だったためナノマシンの治療を受け、二人でクロムクロで戦っていたが、雪姫は爆発に巻き込まれ…というのが450年前の真相である。
なお、エフィドルグが侵略を完了すると兵士は用済みとしてやはり殺され、新たに誕生したクローンが次の侵略対象の星の攻撃部隊の指揮官となる。
彼女の星の記憶は前の侵略対象だったゼルの星の住人のものから植え付けられた記憶である。
爆発に巻き込まれた雪姫だが、由希奈達は雪姫の子孫に当たるので爆発では死ななかったかもしれない。
メドゥーサ
ムエッタが操縦する指揮官用大型ジオフレーム。エフィドルグでの機体名は「摩那埵(マナタ)」。
世界中に降下した6機の内の1機。初降下先はアゼルバイジャンのバクー郊外。
4つの小型サブアームが付いた頭部と腰部を持つのが特徴で、機体名称は頭部にある4本のブレードを操る姿が蛇のように見えたことから国連が名付けた。
武装は両腕に内蔵された超振動ブレード2本と、頭部と腰部のサブアーム部に各4本ずつマウントされた計8本の展開式ブレード。合計10本もの刃を使い、機体を回転させるなどして畳み掛けるように攻撃を繰り出し、敵を相手取ることができる。