ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

ムジカ・ノヴァ

むじかのゔあ

1984年4月15日から同9月30日まで超時空シリーズ第3弾として国内で放送された『超時空騎団サザンクロス』、及び、1985年3月4日 より、アメリカ合衆国 や 南米諸国連合 ( UNASUR ) , さらには フランスほかの国々で放送された「ロボテックシリーズ」の第二世代編【 Robotech Masters 】の登場人物。
目次 [非表示]

登場作品編集

  1. 【原作】「超時空騎団サザンクロス
  2. 【翻案作品】「ロボテックシリーズの登場人物 - ロボテック・クロニクル -」 ( >「3 第2世代」 編 )

ファンアート編集

ムジカ・ノヴァ (2020 リマスター)ムジカ・ノヴァ (与圧服着用)

ノヴァ三姉妹編集

歌巫女三姉妹惑星伊甸⑤【演奏歌唱 】超時空騎団サザンクロス Flash Back 2112故郷の「ムゼル・ノヴァ」2020(超時空騎団サザンクロス)

歌巫女三姉妹超時空要塞SDFN艦橋 ③ 【演奏歌唱 】歌巫女三姉妹超時空要塞SDFN ④ 【演奏歌唱 】歌巫女三姉妹超時空要塞SDFN艦橋上空投影 ②

歌巫女三姉妹超時空要塞SDFN艦橋上空投影 ①センシティブな作品センシティブな作品

シンセサイザー演奏:歌巫女三姉妹ムジカ/アレグラ/オクタヴィア

その他情報編集

声優・CV編集

  • 原作日本版声優は日髙のり子で、これが彼女の声優としてのデビュー作になった。
  • 海外翻案版「ロボテックシリーズ」の第二世代編の声優は、「メローラ・ハート」(Melora Harte)。

誕生日編集

不明

概要・人物像編集

ムジカ・ノヴァ(Musica Nova)は、1984年4月15日から同9月30日まで毎週日曜日の14時00分から同14時30分まで、超時空シリーズ第3弾として国内で放送された日本国原作の全23話のテレビアニメシリーズ『超時空騎団サザンクロス』、及び、上記原作を『超時空要塞マクロス』・『機甲創世記モスピーダ』と共に同一の世界に於ける異なる世代間の物語として翻案・編集し、1985年3月4日 より、アメリカ合衆国 や 南米諸国連合 ( UNASUR ) 、さらには フランスほかの国々で放送された「ロボテックシリーズ」の第二世代編【Robotech Masters】』に登場する架空の人物。

「超時空騎団サザンクロス」における設定編集

生粋のゾル人で、バッキ人(びと)(貴族クラスの市民階級[古代ローマの「パトリキ」(ラテン語: Patricii)の転化]、 かつ文民の市民)のシャンタール (音楽家の意味。 ラテン語の "Chantal" 「歌い手」から)で、ゾル人の人格分担である「情報・判断・行動」のうち、情報を担当し、判断・行動を担当するムジエ ( Musiere )・ ムゼル ( Muselle ) と共に3人で1個人を形成する。


楽器担当は「デージピセル」 ( Leve ficelle , ラテン語 "Leve" とフランス語 "Ficelle" の合成語で「光の弦」の意味 ) と彼等の言語で呼ばれる【原作 第12話「ロストメモリー」20分46秒付近の英語字幕より】レーザー・ハープで、ムジエが地球人類の楽器相当の「シタール」に似た、同じくムゼルが「ツィター」に似た弦楽器を担当し、上記同様に3人で1楽団を形成する。

  • 音楽家 兼 歌手の「シャンタール」階級。(音楽家の意味。ラテン語の "Chantal" 「歌い手」から)。

(影付き)ムジカ・ノヴァと電子弦楽器レーヴェ・フィセル 2020音楽プロデューサー「ムジエ」とデジタル・ミキサー Vi3000「ムゼル・ノヴァ」と弦楽器(鍵盤楽器代用)「ツィター」2


なお、本編においては姉妹間でも完全に対等な関係ではなく、ムジカは他の2姉妹から妹分的な扱いを受けている。

情報(収集)・判断・行動 の軌跡編集

ゾル人の三人間の役割分担である「情報(収集)・判断・行動」に従って彼女の軌跡を記述する。

原作 第7話( 1984年 5月27日 本放映「ラビリンス」)にてゾルの「アズシャール級」母船 (Azashar)に対する「ジャンヌ・フランセーズ分隊長」率いる第15分隊の侵入偵察作戦の際に「ボウイ・エマーソン」上等兵と出会い、当初は音楽家同士として、物語の展開につれて次第に男女間の恋愛感情の相手として意識し、ゾル人の間に定められていた禁忌を犯す。


この結果としてムジエ、ムゼルは不完全者「アンフェタード」 ( 仏: Unfettered ) として収容施設に入れられることになり、ムジカは同胞を裏切ったことで思い悩むことになる。(第20話「デイ・ドリーム」)

「ロボテックシリーズ」における設定編集

ハーモニーゴールド USA 社 ( Harmony Gold USA ) が2022年(平成34年)までの更新期限の特約でタツノコプロダクションより「著作権放棄・譲渡」の契約によりライセンス取得、同一世界の異なる時代と世代を描いた、連続する一つの大河ストーリーとして翻案、再編集された作品である『ロボテック』版の世界では、ムジカの “名” は同じ"Musica"だが、他の2姉妹がそれぞれ、ムゼル (Muselle) が 「アレグラ」(Allegra)、ムジエ (Musiere) が 「オクタヴィア」(Octavia)と命名変更されている。


原作「超時空騎団サザンクロス」に於ける、ムジエ、ムゼルのムジカに対する妹分的扱いに関する矛盾について、ロボテック版では、三姉妹のオリジナル「ムジカ」が欠損(死亡)したために、新たに製造されたクローンであるとして、「姉貴」分「ムジエ・ムゼル」との力関係の差の整合性をつけていた。

この為、第12話「ロストメモリー」 ( ロボテック 第二世代編 第49話「新兵」[ A New Recruit ] )Bパートに於けるサイフリートの回想中、サイフリート (Zor) により人質に囚われ、ゾル軍の装甲兵の合図により逃げ出す際に流れ弾に当たる描写中、原作では射撃直後に大腿部を映し、致命傷でないと視聴者に推測させる場面の絵がロボテック版では省かれており、これによりロボテック版では、オリジナル「ムジカ」が死亡したと判断させる構成がとられている。( 原作 第12話「ロストメモリー」20分18秒 付近。 証拠保全画像 ( PNG , 930 pixel x 690 pixel )リンクテキスト


語源はいずれもイタリア語の音楽用語で、ムジカ(Musica)が「音楽」、「アレグラ」(Allegra)は「アレグレット」("Allegretto"、 やや快速に)と、イタリア語の「幸せな」を意味する副詞 "allegro" の女性形 "Allegra" の掛詞、「オクタヴィア」(Octavia)は「8度音程」を意味するオクターヴ(Ottava)を、古代ローマによく見られる、オクタウィウス氏族の女子の命名例にならい両者をオクタヴィアして重ね合わせたものであると、監督兼翻案者のカール・メイセック(Carl Macek)は生前のインタヴューで語っていた。


その西洋古代世界と東洋の混合文化オリエントを想起させる異国情緒(Exotic)な服装や言動から、海外ではSFアニメ系コスプレの定番になる(ロボテック・公式 Facebook より。) Musica Cosplay)などファンも多い。

ロボテックシリーズのその後を描いた映像以外の(漫画や小説などの二次媒体作品)では、生き延びたムジカの姉妹で 演奏者 兼 音楽プロデューサー (Record producer) である「アレグラ」(ムジエ)と、ムジカとボウィ両者の “戦後の演奏活動” なども各種の二次的連続性作品(小説、漫画などの紙媒体)で描写された。

なお、姓であるノヴァ(ラテン語で「新しい」を意味する。)は、「統合軍事警察」(GMP)の女性憲兵尉官(少尉)である「ノヴァ・サトリ」(Nova Satori, 原作に於ける「ラーナ・イザビア」相当)の

関連イラスト編集

故郷の「ムゼル・ノヴァ」 ( 超時空騎団サザンクロス)ハープ奏者「ムジカ・ノヴァ」鉛筆画 (超時空騎団サザンクロス)

楽団員シャンタール:与圧服着用のムジカ楽団員低音部担当:与圧服着用のムゼル(オクタヴィア)Mk33 与圧服着用の音楽指揮者ムジエ (オクタヴィア)

マルドゥーク歌姫「イシュタル」との比較編集

原作「超時空騎団サザンクロス」の放映終了から約8年後の1992年(平成4年)に1992年(平成4年)に第1巻が発売された超時空要塞マクロスII -LOVERS AGAIN-でも踏襲された、

「主人公側の組織と敵対する側の歌姫(マルドゥーク歌姫「イシュタル」)が 『敵、つまり主人公側の世界にも多様な文化があることを知って周囲の反対を押し切って敵軍の元へ向かい、両者の架け橋となる』

という王道展開の「最初の物語構成の原型」がみられる。

しかし、「ローマ休日」に対する慕情(オマージュ)を基調とする超時空要塞マクロスII -LOVERS AGAIN-と、本作「超時空騎団サザンクロス」の間には、歌姫の物語構成に対する役割に関して、以下のような違いがみられる。

  1. 「超時空騎団サザンクロス」の器楽奏者ムジカ・ノヴァには、民族自体を裏切ったという葛藤が強調されている。ムジカが「ボウイ・エマーソン上等兵」ほか「ジャンヌ・フランセーズ分隊長」指揮下の第15分隊の脱出に協力して積極的に行動したことが、結果として母船の爆発破壊と難民の創出に繋がった。 これに対してイシュタルは、最初の地球行(「ローマ休日」オマージュ)は気を失っている状態とはいえ、いわば SNN の報道記者「神崎ヒビキ」に拉致同然連に「お持ち帰り」され最初の地球訪問をし、マルドゥーク側に帰還した後、第5話「ステーション・ブレイク」でも彼女の保護者的な男性である司令官「フェフ」によって逃され、最終話・第6話での(失恋後の)自軍に対する説得と歌唱に至る行動までは、終始、受動的・他動的な行動で両者間を行き来した。
  2. また、超時空要塞マクロスII -LOVERS AGAIN-のマルドゥーク人はゼントラーディ人を洗脳・服従させるための歌詞の無い「1つの歌」しか持たない民族であった為、最終巻でのイシュタルの歌唱は道義的な正義としての理由があったが、これに対して「超時空騎団サザンクロス」のゾル人の場合は惑星グロリエ人(地球からの移民)の文化と並ぶだけの独自文化や歌詞のある複数の歌を持つ為、個人の尊厳を優先するムジカに対して、民族としての安定性を優先するファイドら(一卵性三人兄弟)の主義が作品の主題である「個の確立」テーマ上、幾分「分が悪い」ように描かれているものの、最終回でのムジカの主張はいわば「正」対「負」ではなく「両者の正義」が衝突する形(「正」対「正」)である。
  3. イシュタルには「神崎ヒビキ」に対して “フェアリー飛行航宙小隊” の隊長「シルビー・ジーナ」を恋敵とする明確な三角関係が生じているが、「超時空騎団サザンクロス」の器楽奏者ムジカ・ノヴァに関してはボウイ・エマーソンに対する愛情というよりは、同じ音楽家として彼の音楽文化に憧れ、その経緯からボウィに惹かれていったという描写に落ち着いており、いわゆる「初恋は実らない」原因の1つである「相手の異性の資質」(ここでは、彼の弾く音楽)を「人物に対する愛情」にすり替えたようにも推察される描写が散見され、恋愛感情というよりは「個の感情の目覚め」の結果としての側面がより強調されている。(超時空騎団サザンクロス 第10話、第15話、第17話、第18話 ほか)

名台詞編集

第21話「ナイトメア」( Robotech episode58 "The Final Nightmare" )編集

  • 10:13-10:21

「こういうことなのね、“ 嬉しい ”って素敵な気分 !!」

第23話「ジェネシス」( Robotech Masters, the Final episode-60 "Catastrophe"  )編集

  • 17:28-17:44

ムジカ:「ファイド、もうやめて!」


ファイド:「おまえたちは、あのグロリエ人に惑わされているのだ!」


ムジカ:「違うわファイド、貴方も気付いているはずよ、自分の感情を殺しているだけだわ」


ファイド:(数秒の間の後)「・・・違う!」


  • 18:20-18:30

ムゼル:「私たちの分まで・・・さあ、行って・・・」


ムジカ:「ムゼル・・・ごめん・・・」


ムゼル:「生きていること、愛するって・・・」(絶命)

関連タグ編集

ゾル人 超時空騎団サザンクロス 日高のり子

この記事のカテゴリ編集

キャラクター・人名 イラスト 小説 作品名 イベント ゲーム セリフ

外部リンク編集


ウィキペデイア日本語版編集

  1. 超時空騎団サザンクロス - Wikipedia
  2. ムジカ・ノヴァ - Wikipedia

その他のウィキ編集

  1. 超時空騎団サザンクロス - ロボテック・クロニクル
  2. ムジカ・ノヴァ - ロボテック・クロニクル

関連記事

親記事

ゾル人 ぞるじん

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました