概要
「モブサイコ100」に登場する、影山茂夫×花沢輝気の腐向けカップリングの略称。
このタグを使用する際はモ腐サイコ100、腐向け等のタグを併用する事が推奨される。
関係(ネタバレ注意)
影山茂夫、花沢輝気と名前からも対照的なキャラクターとして描かれている二人。
コミックス2巻の裏表紙では「陰と陽、モブとテル──」という文が書かれている。
「僕は特別な存在なんだ」と思い込み他者を見下していたテル。しかしそれは「自分から超能力を取ったら何も残らない」というコンプレックスの裏返しであった。そしてテルは、超能力に頼らず生きようとするモブと出会い、激しく衝突する。
モブは「花沢君の正体も、僕と同じなんだ。」とテルの本心を見抜き、自身のアイデンティティが崩壊してしまったテルは、動揺のあまりモブの首を絞める。そのままモブは気絶し目の前で倒れてしまう。一人取り残されてしまったテルはモブに「おい…おい!!起きろよ!待て!僕を置いていくな!」と言い放つ。
その後モブは力が暴走してしまい、テルは敗北する。自分は凡人だったということを痛感し、大きく更生した。
このことから、テルにとってモブは自分の人生を変えてくれた人と言っても過言ではない。
モブに「花沢くんはモテるからいいよね。僕とは全然違うから…」と言われた際には、「何を言ってるんだ?キミは僕に似てるって自分で言ってたじゃないか。」と、初めて会った時の言葉を返していた。
それからの二人の関係は、「爪」第7支部の幹部達との戦いに協力し合ったりなど、どちらにとっても心強い仲間となった。
服の選び方がよく分からなかったモブと一緒に服を選ぶエピソードも存在する(そして最終的に選んだ服は…)。
ドラマCDトラック11「趣味」では、テルの家に遊びに行ったモブのやりとりを聴くことができる。
再会後のテルはモブに大きく心を開いており、自分の家に初めて人を入れた相手がモブだったり、「君が本気になれば負けるはずがない」と何度も言及していたりなど、かなり信頼しているようだ。
だがライバル心も忘れていないようで、「まったく君はいつも僕の想像を超えてくるな… あまり遠い存在にならないでくれよ。ライバルだと思ってるんだから。」と本人に伝えている。
また、モブに初めて負けた時には敗北のショックにより高熱が出て三日三晩うなされていたことがかなり後のエピソードで判明する。
また、テル曰くモブは「天然な鬼畜」らしい。
エクボによってテルが洗脳されてしまった時には、初対面以来の激しい衝突をする。
モブはテルに「花沢くん!正気になれ!」と叫ぶも思いは届かず、最終的に超能力でテルをブロッコリーの根から遠ざける。そのままテルは「す…すごい…やっぱり彼はすごい!ははっ。」と言葉を残し吹き飛ばされてしまった。
モブの力が再び暴走してしまった時には、「何となくキミがいるんじゃないかと思ってね。」と駆けつけ、モブを必死に止めようとする。初めて会った時のやりとりを彷彿させるシーンであり、テルの成長が描かれるエピソードである。
「キミはあの時…初めて会った時…一人で泣いていたね… きっと今だってそうだろ?泣いてるんだろ?影山君… 本当は止めてほしいんだろ!?ねえ!!?そうだろ…影山君。」
その叫びでモブは意思を取り戻し、ボロボロになったテルの姿を見て泣き出してしまう。しかし未だ体のコントロールが効かないモブは「それを僕だと思わなくていいんだ… “僕”自身でも止められない… やりかえしていいんだよ!!」と自暴自棄になる。
テルは「だけど甘く見るなよ… 僕は…僕は…影山君の…ライバルだ!ははっ。今回は僕の勝ちかな!?」と答え、「超能力を人に向けない」選択をする。ついにテルがモブと対等になることが出来たワンシーンである。