概要
クトゥルフ神話に登場する架空の神性。
クトゥグアと関係性を持ち、召喚に失敗すると出てきてしまう極めて危険な存在とされている。
クトゥグア召喚の隙に出てこようとする神
クトゥグアの召喚に失敗すると呼び出してしまう危険な存在として有名である。
ヤマンソは、普段は魔方陣を用いたクトゥグアの召喚時にクトゥグアの通り道となる外の次元に潜んでおり、地球へ至る道が開くとそこから出て来ようとする。
その為、魔方陣を用いたクトゥグアの召喚は速やかに行われなければならず、呪文を間違えたりして召喚に手間取っていると、ヤマンソが出現してクトウグアを召喚しようとしていた者を捕食(クトゥグアに殺されたとされている事件の幾つかは、実はヤマンソの仕業であると言われている)してしまう。
それどころかクトゥグア召喚後であっても魔法陣がそのままであればヤマンソが出現する可能性も存在するのである。
これを利用して炎の生物たちを召喚した敵の魔道士を逆にヤマンソに喰わせた者もいる。
この時、ヤマンソの怖さは炎の生物たちにも知られていたらしく、炎の生物たちは瞬時にこの次元より撤退している。
人間とは完全に相容れず、未知なる理由から人類の壊滅を望んでいるため、時に自身の崇拝者の願いを聞き届けてくれるクトゥグアよりもさらに危険な存在である。
また、貪欲な捕食者であり、召喚者といえども安全ではない。
それ故、ヤマンソの召喚時にはヤマンソの気を引けるだけの生贄を用意し、さらに、ヤマンソが出現する魔方陣の外に出られないようにしておく事が肝要である。
それでも失敗して捕食される可能性が存在する。
出てきてしまったヤマンソを退散させるには『ネクロノミコン』にある祓い文を使用しなければならない。
そうしたとしても、ヤマンソが再び現れたときには、退散させた相手に恐ろしい復讐をするだろうとされている。