主に「バーナビーがヤンデレ化している場合」と「バーナビーが病んでいる場合」の二つの意味で使われている。
バーナビーがヤンデレ化している場合
こちらの場合の「ヤンバニ」は、「ヤンデレなバニー」のことを指している。
そもそもこのタグが機能するようになった理由としては、アニメ本編でのバーナビーの変貌ぶりにある。
1クール目(~13話)との間に10ヶ月もの時間経過が挟まった14話『Love is blind.(恋は盲目)』でのバーナビーが、1クール目までと比べると明らかに口調も態度も柔らかくなっていた(14話内でもカリーナにそれを指摘されている)ことから、「ツンを落としてきた」「デレデレになった」等と視聴者の間で騒がれることとなった。
その流れの中で更に、(本編にて楽屋泥棒事件の解決後に虎徹のミスについて「落ち込んでいたロックバイソンの自信を取り戻すためにわざと能力が切れたフリをした」とカリーナと共に誤解していたこともあり、)「デレすぎて逆に病んでいる気がする」「虎徹に対して盲信的すぎるのでは」という声が上がり、主に虎徹に対して病んでいるバニー、という内容の創作物がじわじわと増えていくことになる。それらの作品につけるタグに対してつくようになったのがこのタグである(しかし14話以降にこのタグが生まれたわけではなく、1クール目の時点でヤンバニタグがつく作品は存在していた)。
ちなみに以上のような経緯で普及していった為か、バーナビーがヤンデレ化する相手の殆どが虎徹である。
バーナビーが病んでいる場合
こちらの場合の「ヤンバニ」は、「(主に精神的に)病んでいるバニー」のことを指している。
上記のような「ヤンデレなバニー」という意味合いで使われていたこのタグだが、最近はこちらの意味合いでタグがつけられることも多い。大抵の場合病んでいるのは肉体的な意味ではなく精神的な意味であるほか、拳銃を握ったorウロボロスのタトゥーが右手の甲等にあるバーナビー(=ウロバニ)が描かれているものもある。その理由もやはり「ヤンデレなバニー」の増加理由と同じように、アニメ本編でのバーナビーの変貌にある。
18話『Ignorance is bliss.(知らぬが仏)』にて、バーナビーの両親を殺害した犯人がジェイクではないことがクリームにより明かされた。最初はそれを信用しないバーナビーだったが、ジェイクによるテロ事件時の映像によりジェイクの手の甲にタトゥーはないと判明したことで、クリームの証言を信用せざるをえなくなってしまう。このことから自身の事件当時の記憶が曖昧になり、記憶の中の犯人像が続々と見知った人間に変わっていく。
そしてCパートにて、移り変わる犯人像の中にウロボロスのタトゥーがある手で銃を構えている自分を見る程精神的に追い詰められ、ついには絶叫してしまう。しかし、これまでハンサムと謳われてきたバーナビーの顔に隈ができていたり目が虚ろになっていたりと、Cパート全体を通してバーナビーがまさに「病んでいる」としか言いようのない酷い形相になっていたことから、それに衝撃を受けた視聴者の手によってCパートで示されたバーナビーの追い詰められっぷりを描いた作品が多数投稿されるようになった。そしてそのような作品にも、「病んでいるバーナビー」の略で「ヤンバニ」タグがつくようになった、ということである。
とはいえ、こちらの意味合いで使われている=18話Cパートのバーナビーを描いた作品である、というわけではないので注意。
余談
現在のOPテーマであるミッシングリンクの『何を憎めばいい? 過去か自分自身か 出来れば他の誰かであれ』という歌詞が現在のバーナビーの状況と合致している、という意見が多く見られるようになってきた。その影響もあってか、18話関連のヤンバニタグの作品・タイトル・キャプション・タグ等には上記の歌詞の一部が引用されていることがよくある。
なお、このタグには腐向けも多く存在するので、苦手な方は注意した方が良いだろう。