ユルゲン・バリーサヴィチ・ボルク
ゆるげんばりさーゔぃちぼるく
スキンヘッドとネックウォーマーが特徴的な宇宙人の様な風貌をした人物。
「勝利への哲学者」の異名を持ち現役最強プロ、世界最強の男と評される程の実力の持ち主。
その評判通り実力は凄まじくプロ転向後無敗の戦績を持ち世界ランク1位のプロ(ノバク・ブリンナー。作中では名前のみ登場)にすら公式戦で勝利している。ドイツのローテンブルクからオーストリアのハルシュタットまでの300㎞以上の距離を汗さえ流さず走れるほどの身体能力を持ち、作中の試合では手塚、幸村、徳川、平等院といった日本最強クラスの選手を相手に汗一つかかずに圧倒できる程。
本編ではドイツに渡った手塚と共にロードワークをしている場面で登場。
U17世界大会編ではプレU-17W杯エキシビションマッチで日本と当たり1勝1敗の3戦目でフランケンシュタイナーとのペアで徳川、幸村ペアと対戦。幸村を圧倒し逆に五感を封じかけた。
その後、立ち直った幸村が徳川と能力共鳴を起こし第六感(ゼクステジン)による未来予知を習得し押し返されるも第六感を発動した二人でも打ち返せない渦巻の洗礼を繰り出し勝利。
世界大会本戦の準決勝である日本との再戦ではシングルス1で平等院と対戦しテニプリ史上最強決戦が幕を開ける。
全力を発揮し日本の技を含む世界の技と300キロ以上の握力で渦巻の洗礼すら打ち返す平等院を、螺旋の洗礼による記憶障害とタイムループに陥れ、第1セットを先取。
第2セットも螺旋の洗礼によるタイムループで平等院を翻弄するも、あえて精神レベルを下げテニスを破壊し、そこから不死鳥の様に甦ることに懸けた平等院に螺旋の洗礼を破られようやく作中で始めて汗を流し始めた。そこからお互いのサービスゲームをキープしタイブレークまでもつれ込んだ。
タイブレークから平等院が無意識下で潜在意識が様々な無限の攻撃パターンを導き絶対攻略に導く阿頼耶識を発動したことにより第2セットを奪われる。
第3セットでは阿頼耶識を発動した平等院の凄まじい猛攻に、全てを奪わなければ勝てないと悟り、自身の力と以前から強い興味を持っていた手塚の力、それぞれの象徴である渦巻の洗礼と手塚ゾーンをたった一人で能力共鳴させ、無限の竜巻を発動した。
そこまで追い詰められたことで勝つか負けるかというテニス本来の楽しさを思い出し平等院をライバルと認め「プロに上がって来い」と評した。
最終的に平等院のマッチポイントで無限の竜巻を打ち破る程の光る球をコードボールになりながらも何とか打ち返したが
これまでのダメージで限界を迎え血塗れに倒れながらも、平等院はそのボールを返球し、ボルクは敗北した。
勝敗すら分からない程ボロボロになった平等院に「聞こえるか、君の勝ちだ」と称賛した。
螺旋の洗礼(シュピラーレタオフェ)
ボルクの強さに圧倒された相手が記憶障害を起こし、その結果、既に攻略された技を同じ様に何度も繰り返し、まるでタイムループのような試合展開になってしまう現象。対戦相手は自分が負け続けていることにも気が付かなくなり消耗していく。平等院ですらこの現象に陥いった。
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Q・Pとボルク、それぞれから見たレンドール監督についての話。 【注意!】 ・レンドールが監督に就任したのを6年以上前、ドイツ代表入りをボルクは13歳、Q・Pを17歳としています。 ○○○ 日本語を勉強するようになったのは、ある日本人のテニスプレーヤーを探しているという話を聞いたからだった。 同じ言語を話していたとしても、分かり合えないことがある。異国の相手と意思疎通を図るのはもっと難しいだろう。 もしシンデレラが見つかったら、そこから先は僕の仕事だ。あそこまで真剣になっているのだ、チームに入れたいという願いは叶えてあげたかった。言語の壁があるという理由で加入に迷いが出てしまう、なんてことは避けたい。 新しい言語を習得するというのはとても難しい。勉強を続けるのはそこまで苦ではなく、監督業のいい息抜きになった。 幸運だったのは、僕が言語習得が得意なことに気付けたことと、周りの彼らも一緒になって勉強してくれたことだ。 彼らにはテニスの才能だけでなく、言葉を使いこなす才能もあった。信じられないことに、みんなとても流暢に話せるようになっていたのだ。 最初は彼の母国という認識でしかなかった日本から、強烈な印象を植え付けられたのは、もう少し先の話である。 ○○○ Q・Pの好きなタイプである「聡明な人」というのは、五歳の子どもの才能を知りつつも見限り、普通の人生を歩ませる選択をする人のことを言っているのか。というかそもそも、Q・Pはレンドールの12年前の選択自体をどう思っていたのか。 →Q・Pはレンドールに出会う以前から、強くなりたいという願いを抱いていた。それを見抜き叶えようとしたレンドールは聡明であるといえるのではないか。ただ、自分の人生を犠牲にしてまで、Q・Pを見るという選択を、Q・P自身は望まなかったはずである。 ボルクはプロであるにも関わらず、ドイツ代表の主将としてチームを導いているのはなぜなのか。 →毎年変わるチームの中で、唯一変わらない監督に対して思い入れがあったのではないか。 テニスを見てもらっていたということだけが同じで、残りのほとんどが違う。ケン・レンドールとの関わりが対照的な二人だと思います。 そのことに気付いたとしたら、あの二人であっても多少思うところがあるんじゃないかなと。まだ人間らしい感情を捨て去っていないと信じています。 渦中の監督は気付いてもなければ、想像すらしてないと思います。5,762文字pixiv小説作品