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概要編集

CV:種﨑敦美


ラティカはCygames制作の対戦型カードゲーム『Shadowverse』に登場するキャラクター。

第三部にあたるメインストーリー『自然鎮魂編』にて主に登場する。


人物編集

森が生い茂る世界「ナテラ」に存在する一派「穏健派《スコル》」戦士の女性。二つ名は「回帰する抱擁」。所々に白虎の意匠が垣間見える褐色肌の獣人である。ナテラの王ベイリオンの娘である森の姫ミストリナとは旧知の仲。


ゆるい雰囲気が漂っており、初対面の人物でも女性であればすぐさま抱きつくような気さくな性格。作中ではアリサエリカに対して抱きつき、彼女らを困惑させていた。


ただ何よりも特徴的なのが、会話で「」「すこ」などのネットスラングじみた言葉も使用する事。「あーね」「ないわー」といった言葉も使用し、一人称も「あーし」であるため、どちらかというと女子高生の口調を意識している事が窺える。

これらの言葉は作中では「古代語」と称されている。また、これらの口調は決して単なるキャラ付けではなく、ラティカの過去に存在するとあるエピソードが元となっている。


獣人なだけあり獣の耳や尻尾も付いてるが、手は特に大きく発達しており、その大きさに違わぬ怪力を持つ。だがこの強すぎる力は、元々本人にとってあまりいい思い出では無かったようだ。詳細は後述。


カード編集

第14弾カードパック『森羅咆哮』ではカードとして登場した。第21弾カードパック『リナセント・クロニクル』ではリメイク版も登場した他、関連カードとなる異端の孤独温かな抱擁も登場している。


回帰する抱擁・ラティカ編集

「我が腕に抱かれ回帰せよ!……みたいな?」

種類フォロワー
クラスエルフ
タイプ自然
レアリティレジェンド
コスト5
進化前攻撃力:4 体力:4
能力ファンファーレ 相手のフォロワー1体に2ダメージ。自分の手札にフェアリーがあるなら、さらに、相手のフォロワーすべてに2ダメージ。
ファンファーレ 自分の場にナテラの大樹があるなら、「このフォロワーはEPを消費せず進化できる」を持つ。(1ターンに1体しか進化できない制限はある)
進化後攻撃力:6 体力:6
能力進化時 大いなる回帰1枚を手札に加える。
CV種﨑敦美
収録セット森羅咆哮 レヴィールの旋風

※ファンファーレ…手札からPPを支払って場に出たときに発動する能力。


能力変更前

能力ファンファーレ 自分の手札にフェアリーが2枚以上あるなら、相手のフォロワー1体に4ダメージ。

『森羅咆哮』の目玉である「自然」タイプのレジェンドとして登場。

エルフクラス特有のフェアリーに関する能力と、自然タイプ特有のナテラの大樹に関する能力を持つ。進化時には強力な除去スペルである専用トークン大いなる回帰を加えられるため、一つ目のファンファーレと合わせて盤面除去として役立つ。

能力変更前は単なる4ダメージだったが、2020年7月28日に上方修正。条件が緩和され除去範囲も広くなって使いやすくなった。


万緑の回帰・ラティカ編集

「我が腕は万緑、てか家?草~」

種類フォロワー
クラスエルフ
タイプ自然
レアリティレジェンド
コスト4
進化前攻撃力:3 体力:3
能力自分がカードをプレイしたとき、それがこのターン中に4枚目なら、自分のPPを3回復。
8枚目なら、進化する。
12枚目なら、+3/+3して、疾走 を持つ。
ファンファーレ ラティカの抱擁1枚を手札に加える。
進化後攻撃力:5 体力:5
能力1ターンに2回攻撃できる。
自分がカードをプレイしたとき、それがこのターン中に4枚目なら、自分のPPを3回復。
12枚目なら、+3/+3して、疾走 を持つ。
CV種﨑敦美
収録セットリナセント・クロニクル

※疾走…場に出たターンでも攻撃できる能力。


『リナセント・クロニクル』にて再登場。こちらのラティカは「自然鎮魂編」から続くストーリー「天地侵略編」の後日談となる期間限定ストーリー「自然再生編」に登場するラティカをイメージしている。

リメイク前とは打って変わって「プレイ回数」を参照するフォロワーとなった。ラティカをプレイしつつ同一ターン内に12プレイを達成すれば、8/8のステータスに2回攻撃というスペックで疾走攻撃が可能になる。12プレイ達成は一見難しいように見えるが、自身がラティカの抱擁という0コストのスペルを加えてくれる他、フェアリーウィスプなどの0コストフォロワーを手札に戻し再びプレイする事で少ないPPでカウントを稼げる。

登場当初は、能力修正前だった強力なプレイ回数補助スペル英雄の覚悟と併用した「ラティカエルフ」が環境で猛威を振るい、その後も「セッカエルフ」のサブプランとして長い間使用されてきた。


その他編集

【Shadowverse】重なり合う決意

第16弾カードパック『ナテラ崩壊』では、重なり合う決意というカードにラティカが描かれている他、当カードのトークンとしてラティカの抱擁が登場している。


リーダースキン編集

「こう見えて結構つよーい!……かもね?」

センシティブな作品シャドバの絵まとめ5


2020年6月1日に開催されたイベント「4th Anniversary 人気カード投票」にて、6枚のエルフのカードの一つとしてノミネートされた。

その中の投票で見事1位を獲得し、リーダースキンとしての実装が決定。その後、第18弾カードパック『レヴィールの旋風』で入手できるリーダースキン付きカードとして実装された。


リーダースキン付きバージョンのイラストは純白のドレスに着飾った姿であり、花嫁バージョンと言われる事もある。同じく白のドレスの衣装となったカードとしては他に破壊の絶傑・リーシェナがあり、イラストレーターも同じぽんずによるものである。


LINEスタンプ編集

ラティカのLINEスタンプがCygames公式より出されている(リンク)。

元々はイラストレーターのN.Aぽんずへ連絡する際にラティカを描いて遊んでいた所を、CygamesによりLINEスタンプとして発売する運びになったとの事(参考)。



関連イラスト編集

ラティカちゃん🌱ラティカっち🌱


関連タグ編集

Shadowverse Shadowverseの登場人物一覧

自然鎮魂編 天地侵略編

エルフ(シャドウバース)


ネタバレ編集










































「自然鎮魂編」内ではあまりラティカに関する事情の掘り下げは無かったが、期間限定ストーリー「自然再生編」にてラティカの過去について触れられる事となる。


ラティカは物心付いた時には親がいなかった孤児であり、その特異な腕も生まれつき持っていたものだった。彼女はその腕が原因でいじめられる事もあり、周囲の者にとって「普通ではない」自身に嫌気がさしていた。

ある時、ラティカはいじめから振り払おうとした際、自分でも気づいてなかった怪力を持っていた事を知る。それによって周囲からは「森の怪奇」というバケモノとして恐れられるようになったラティカは、先の鬱憤もあり独りで籠もるようになってしまう。


そんなラティカの前にある日現れた者が、「森の姫」と呼ばれる王女・ミストリナだった。彼女は「普通ではない」ラティカに対して逆に興味を惹かれ、ラティカと分かり合おうとする。否定するラティカだが、そこでミストリナが提案した事は、本気でぶつかり合う戦闘をする事であった。

「森の怪奇」と呼ばれ虐げられてきたラティカ、「森の姫」と呼ばれ褒められてきたミストリナ。境遇はまるで異なるものの、生まれ持ったものが望んで得たものでは無かった事は、ラティカも、ミストリナも同じだった。


闘いを経てお互いの事情を知り合った二人。自身を森の姫ではなく「ミストリナ」として見てくれた事で自身の本懐を出す事ができたミストリナより、「怪奇」ではなく人を在るべき場所へ戻す腕を持つ事から、「回帰する抱擁」という二つ名を名付けられる。

そして以後、ラティカは森の怪奇ではなく、「回帰」する抱擁となったのである。

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