ラナン
らなん
歳 | 16歳 |
誕生日 | 8月12日 |
身長 | 154cm |
体重 | 49kg |
フリーサイズ | B84 W58 H85 |
出身 | ヴォルカニア |
血液型 | A型 |
趣味 | 手料理 |
好きなもの | 紅茶 |
嫌いなもの | コーヒー |
相性のよい使い魔 | ロザリー プルメリア キャルディ ジギタリス |
CV | 瀬戸奈保子 |
「救いの鍵」と呼ばれる少年と共にジルバラードの災いに立ち向かう5人の乙女(以下:五乙女)の1人。
鮮やかな赤毛のポニーテールが特徴の少女。メイン武器は剣。
ゲーム開始時に選べる最初の使い魔の一人でもある。
オーフェリアの教会で一人静かに暮らしていた真少年を魔物の襲撃から救う為、他の五乙女と共に使い魔としての契約を締結する。以後、ジルバラードを襲った災厄を鎮める為に共に旅をするようになる。
名前の由来はラナンキュラス。ローマ字の綴りは「Ranun」。
明朗快活で真っ直ぐな性格。頑張り屋だがおっちょこちょいでもあり、よくドジをしてしまってしょげたりする。
感情のブレ幅が割と高く、怒った時には「そう、そんなに消えたいんだ?」など穏やかならぬ発言をする事も。
真少年の事は「君」と呼び、一途な想いを寄せている。ロザリーにはライバル意識を持っている。
お出かけ画面で聞ける心の声では「私は、ずっとマスターと一緒にいるの。ずっと、ずっーと…」と考えているのが分かり、上述の台詞もあってヤンデレと見る向きもある。
またタップ(おさわり)した際には「いくらマスターでも、時と場所は考えて欲しい」と諌めはすれどおさわり自体には怒らない態度が見れる。
火属性に属しており、非常に強い火の魔力を有する。しかし火加減が上手く出来ず、やり過ぎてしまう事が多々ある。単に制御が苦手というより「全部燃えちゃえー!」と半ばコントロールを放棄してしまう悪い癖があるのが原因と思われる。
料理好きでよく勉強をしているが、その腕前は世辞も言えぬ酷さであり、黒焦げにするのは勿論の事、惨劇と言わざるを得ない黒い何かや、果てには虹色の何かまで、想像を絶する代物を次々に生み出してしまう。リリーはそれを「芸術的なオブジェ」と素で勘違いし、料理だと知って戸惑いを隠せずにいた。
後輩のアンゼリカから聞ける話によれば、彼女の料理は「この世の物とは思えない」と噂されている模様。
ある使い魔ストーリーでは、調理するにあたって材料を丸ごと代用品で済まそうとするシーンがある。レシピを守る気すら無いのか……。
失敗して爆発させ怪我をしてしまう事もあるようで、その結果治癒魔法が得意になったと語る使い魔エピソードもある。
彼女の料理を美味しく食べれるのは「全部溶かして飲む」ジギタリスぐらいであり、それもあってラナンはジギタリスを気に入っている。
しかし一方で紅茶を淹れるのは非常に得意らしく、料理の方とは打って変わってこちらは周りからも評判が良い。本人も紅茶には口うるさい所がある。
その正体は、ヴォルカニアの災厄により命を落とす寸前だった少女“ラナン”に、ヴォルカニアの守護精霊が自らの『白い魔力』と共に意識を乗り移した半神。
『黒い魔力』の増幅により暴走した自分自身を止めさせる為に、守護精霊が利用した依代である。
ラナンの中には「少女ラナンの人格」と「守護精霊の意識と記憶」が混じり合って存在している。その為、ラナンは「少女の体も名前も、何もかもを奪った」という強い罪悪感を抱えており、明るさの中に影が差す理由となっている。そういった経緯で、ラナンは自分自身の体を大切に扱う事を常に心掛けている。
ヴォルカニアの災厄の元凶たる守護精霊(ヴォルクレス)を鎮めた後は、少女ラナンに体を返せると思っていたものの、彼女がもう死んでいた事実を知り深く傷付いてしまう。しかしその時、真少年に少女ラナンの想いを伝えられた事で立ち直り、この命を無駄にはしない事を誓う。
『真少年編』完結後は喫茶店のマスターになった真少年とは離れ、エンジェルとして各地で魔物浄化の任務に当たるようになった。しかしその後も暇を見つけては真少年の店を訪れ、店の手伝いなどをする事もある。
『血戒編』で血戒の楔を使用した際に豹変した性格は、普段とは真逆の冷淡で抑揚の無いものになった。
『輝亡編』ではいなくなったヴォルクレスを探しにヴォルカニアの火山へ赴き、道中で魔導書教団から逃げてきたアンゼリカと鉢合う。治療の為に麓の神殿へ向かった末に魔導書教団と相対し、自身の正体を晒されてしまう。罪の意識が深いラナンはマリコの救済の言葉を信用し、カレンとアンゼリカの身の保障と引き換えに自身の魔力を聖杯に捧げた。しかし教団は約束を反故にし、ラナンは怒りが爆発。「殺してやる」という輪をかけて物騒な発言を繰り出した。
関連する使い魔ストーリーにて、その場で多くの人を殺めてしまった事を打ち明けている。
『東國編』で手にしたたたら武器は『叢雲』の名の紅色の剣。六つの枝刃があり、見た目が七枝刀そのもの。
当初は『無名(むみょう)』という名前の刀であり、たたら武器の最高峰の技術が使われていたものの、作りたてで実戦における活躍が無い為にそう呼ばれていた。ジョロウグモを滅ぼす為に退魔の剣が破壊された後、退魔の剣を再生させる素材として利用され、また大巫女代理サイマの魂や巫女の神通力をも込める事で神たなる退魔の剣『叢雲』へと生まれ変わった。
叢雲以外の四つのたたら武器では力を合わせてもかすり傷しか負わせられなかったオロチヒメの大蛇の首を切り落とし、更に五乙女の魔力と4つのたたら武器の力を取り込む事でオロチヒメの起こした竜巻を逆に操り(叢雲の名はこの出来事を予知してつけられた)、オロチヒメを討つ事に成功した。
戦いの後は、人には過ぎた力として業火の社に厳重に保管される事になった。
五乙女の中では最も正統派ヒロインに近いポジションとされてるものの、初期はやや個性が足りないという意見が多数であり、選挙系イベントではキャラの濃いロザリーやカトレアの後塵を拝す事が多かった。2022年の総選挙で、7年目にして初の優勝を飾った。