※腐向け作品にはタグやキャプションに明記すること
概要
押しかけ家庭教師ヒットマンとドジで平凡な中学生。家庭教師は「かてきょー」と読む。
漫才の役柄でいうとボケ(リボーン)とツッコミ(ツナ)。
作品の顔であるため、グッズなどでも一緒に描かれることが多い。
平凡な日常を送っていたツナの前にリボーンが現れる。
リボーンはイタリアンマフィア『ボンゴレファミリー』初代ボスの子孫であるツナをマフィアのボス(ボンゴレ10代目)に育て上げるために来日した。
連載開始当初はハチャメチャな赤ん坊がダメっ子を振り回すという構図だったが、物語が進むにつれて、二人は信頼関係を築いていく。
リボーンはダメツナと言いつつもツナの成長を期待して楽しみにしており、ツナはムチャクチャだと思いつつ見守ってくれるリボーンを頼りにしているため、関係は良好な様子である。
人物相関 | リボーン→ | ←ツナ |
---|---|---|
関係性 | 家庭教師 | 教え子 |
フィジカルcmc | 肩に乗る、頭に乗る、殴る蹴る等 | ツナからは接触しない(リボーンは他者に触れられるのを嫌うため) |
メンタルcmc | 叱咤激励、期待 | 信頼 |
衣食住 | 一つ屋根の下(部屋も一緒、入浴も一緒) | 同左 |
※cmc:communication
【以下、原作のネタバレを含みます】
日常編(1巻~8巻/標的1~61)
「いっぺん死んでこい」
「復活(リ・ボーン)!! 死ぬ気でお前を倒す!!!」
- ギャグメイン。ボケとツッコミの関係はここから始まった
- マフィアや殺し屋をギャグとしてふんわり描いており、リボーンの理不尽さやパンツ一丁の死ぬ気ツナがよく見られる
- 出会って間もないためかお互いの信頼度は高くないが、死ぬ気を引き出して窮地から救ってくれるリボーンをツナは頼り始めている
黒曜編(8巻~10巻/標的62~81)
「いつも助けてくれるじゃないか!! 見捨てないでよリボーン!!」
「お前は誰よりもボンゴレ10代目なんだ。お前が気持ちを吐き出せば それがボンゴレの答えだ」
- 強敵を前に尻込みするツナと厳しく導くリボーンが見られる(以降、長らくこの構図が続くが、虹の呪い編では…?)
- リボーンは9代目との契約(リボーン曰く『掟』)で教え子の戦いに手が出せないため、ツナは自力での状況打破を要求される。絶体絶命の中、骸に勝ちたいという思いがツナを成長させ、超死ぬ気モードで骸を圧倒。リボーンの期待に応えた
リング争奪戦(10巻~16巻/標的82~135)
「ボンゴレリングだとか…次期ボスの座だとか…そんなもののために オレは戦えない」
「オレがそう言っても 戦いが嫌いなオレの生徒がどーするのかは知らねーけどな…」
- 仲間を大事にするツナの優しさや強さ、それを見守り肯定するリボーンが見られる
- リング争奪戦開始時には嫌々ながら修行をこなしていたツナだが、仲間を守るために強くなりたいと願うなど精神的にも身体的にも目覚ましい成長を遂げた。大空戦後、リボーンは労いの言葉をかけた
未来編(16巻~30巻/標的136~282)
「でも…リボーンなしじゃオレ…」
「カッコつけんなツナ おまえはヒーローになんてなれねー男なんだぞ」
- ノントゥリニセッテのせいで自由に動けないリボーンと、それを心配しつつもボスとしての立ち回りや重要な決断を要求され、苦悩し葛藤するツナが見られる
- これまでリボーンはつかず離れずそばに居たが、上述の事情からツナが一人で決断して動かなければならないシーンが多々あり、少しずつ自立し始めている。ただし遠隔でリボーンがサポートを入れてくれたため、完全な自立には遠い状態である
- ツナの修業(継承の試練)において「純粋な殺意が必要」という理由から10年後の雲雀恭弥にツナの家庭教師を託す。裏を返せばリボーン自身はツナに対して純粋な殺意が持てないとも読み取れるが、真意は不明。リボーンは山本の家庭教師を務めたが、たびたびツナの様子を確認に来るなど気にかけている様子
- 白蘭とのラストバトルでは、超死ぬ気モードが解けて戦意喪失状態にあるツナにユニの覚悟を話して諭すなど、ツナの家庭教師として面目躍如を果たした
- 二人の信頼関係が表立ってわかるほど強まっている(ラル・ミルチや10年後の六道骸のモノローグより)
継承式編(30巻~36巻/標的283~346)
「それだったら迷うことなく答えられるよ。オレの誇りは 仲間だし 友達だって!!」
「だが あれこそが沢田綱吉って男なんだ」
- 古里炎真の家族がツナの父親・家光に殺害された疑惑が持ち上がったことで、シモンファミリーに酷く詰られたツナは傷心する。リボーンはいつものように過激な喝(跳び蹴り)を入れるが、ツナを立ち直らせるには至らないなど、一筋縄ではいかない生徒と家庭教師の静かな奮闘ぶりが見られる。だが、リボーンが手を打つ前にツナは自分で答えを見つけ、立ち直った。自立の第一歩を踏み出したといえるだろう
- 骸が指摘したツナの致命的弱点(欠点)をリボーンは肯定的に捉えていることが明示された
- 全身の骨が砕かれたツナを見て、リボーンが震えるほど拳を握り込むことから、彼なりに教え子を大事に思っていることがわかる。直後に現れた復讐者への返しから推察するに、9代目との契約(生徒の戦いには手を出さない)を反故にしてまで助けるつもりだったようである
虹の呪い編(虹の代理戦争編)(36巻~42巻/標的350~406)
「オレ達アルコバレーノのために 死ななくていい」
「お前なんか家庭教師失格だ!!」
- ツナを絶対死なせたくないリボーンとリボーンを絶対死なせたくないツナの戦いが幕を開ける
- あとは原作を読むことをおすすめしたい
メディアミックス
キャラクターソング
- 俺からのメッセージ(歌:リボーン(ニーコ/成田剣))
リボーンからツナへ宛てて歌っている。厳しい言葉が並ぶが、信頼と愛情が感じられる。
全体を通してニーコが歌い、途中から成田剣がフェードインする。(が、なぜか歌手名に成田剣の名前がクレジットされていない)
余談だが、國分優香里(ツナの中の人)はこの歌を聞いて泣いたという逸話がある。
BLカップリングとして
二人の関係性の近さや信頼関係の強さから根強い人気がある。
原作の設定が家庭教師と教え子であるため、二次創作もこの設定に準じたものが多い。(特に10年後設定。リボーンはツナの相談役、雇われヒットマン、家庭教師継続中などバリエーションが多いが、ツナは大体ボンゴレ10代目に就任している)
先生×生徒、ショタ(赤ん坊~10年後)×お兄ちゃん、ヒットマン×ボス、成人男性×成人男性、成人男性×少年など、含有設定は多岐にわたる。
性格的には、愛ある鬼畜×ヘタレに分類できそうである。