概要
戦勇。に登場するキャラクターの仮称。
作中では「ハニー」と呼ばれているが、ハニーで検索すると膨大なイラストがヒットするということと、本編でいまだ本名が明かされていない為、便宜上「ルキママ」としておく。
2代目魔王ルキメデスの妃であり、ルキの実の母である。
ルキをそのまま大人に成長させた外見をしている。
いつもにこやかなに微笑み、魔界の秩序の為に尽力する夫を支え、娘と共に平和な日常を過ごしていた。
性格はおおらかで娘以上にマイペース。そしてかなりおっちょこちょいであり、娘もその素質は充分に受け継いでいる。
例)コーヒーと聖水を間違えて夫に飲ませる。(しかも指摘されるまで気づいていなかった)
※聖水は魔族にとって毒のようなものであり、飲んだ瞬間に口内が溶解して死にかける。
ネタバレ
※以下、作品のネタバレを多大に含むので注意して下さい。
現時点ではWeb版第二章にのみ登場。
初代魔王ルキメデスが勇者クレアシオンに封印された後、初代が秩序も何も考えず好き勝手にしていたせいで魔界はただただ荒廃し、混沌に満ちた世界となっていた。
クレアシオンに救われ、魔王としての力を与えられた2代目ルキメデスは魔界に秩序と正しい統治を築くため、荒廃しきった魔界の再建に取り掛かる。
※詳しくは2代目魔王ルキメデス参照。
再建は千年近くもの長い年月がかかったが、その際に2代目が出会ったのが彼女である。
(再建中のどの時期に出会い、いつ結婚、出産をしたのかは不明)
魔界の再建に成功し、娘であるルキを授かり、平和で幸せな家族の日常を過ごしていた。
そんなある日、2代目の持つゲート能力を狙い、ディツェンバー率いる初代支持派の魔族が襲撃に現れる。
2代目自らが応戦するが、彼女に化けたエルフの奇襲によって絶体絶命の状況に追い込まれる。
その様子を城から見ていた彼女は腹をくくり、ルキに「ルキが3代目ルキメデスを継ぐこと」を言い渡し、自らは空からクレアシオンが使ったものと同様とされる封印魔法を発動、自分と夫ごと魔族達(ディツェンバー,ノイン,エルフ)を封印しようとした。
結果、王妃が術を発動した場所は巨大なクレーターとなり、誰もいなくなってしまった。
ネタバレの続き
※以下、第二章の核心的なネタバレを多く含みます。
死んだ…と思われていたが、実は生きていた。
(そもそも封印魔法は対象と自分が次元の狭間で眠り続けるという効果で死ぬものではない)
第二章の終盤、完全に復活した初代ルキメデスとの戦いの中、ルキメデスの魔法で次元の狭間に飛ばされたアルバの前に登場した。
実はあの時、直前で2代目のゲート能力をコピーしたエルフにより封印の寸前で逃げられてしまっていた。
封印する対象を失ったことで封印術は失敗し、結果的に術を発動した彼女だけが次元の狭間に飛ばされ帰れなくなっていた。
旦那の方も、初代魔王復活という目的のために初代支持派に捕えられて傀儡にされてしまい行方不明になっていただけである。
封印対象のいない不完全な結果の為に次元の狭間に飛ばされても彼女は眠ることは無かったが、同時に空間から脱出するための魔法も使えなくなり、ロス達やアルバが来るまでは何もすることがなく異空間でただひたすら暇を持て余して暮らしていた。
アルバが来た後、魔法が使えない自分の代わりにアルバに魔法を使わせようとする。
異空間の中でロスが初代の体から分離させた「魔力ツクール君」を偶然拾っており、
アルバの体内に承諾抜きで埋め込んだ。
結果、機転の甲斐あってアルバは勇者と魔王二人分の魔力を得て脱出に成功し、アルバたちが初代魔王ルキメデスを倒した後は無事にルキ達とも再会出来た。
以上の流れから分かると思うが、アルバが魔法を使えるようになり、第二章最後で魔力封印付きの牢屋に入れられた原因を作った女性でもある。
もちろん彼女には悪気はなく、完全にうっかり屋の性格が災いしたという状況である。
ちなみに作中では詳しい年齢は明かされていないが、
魔界が再建される前の状態を知っている描写から2代目共々1000歳以上と思われる。
更に次元の狭間でアルバと会った際も寿命であと数千年は生きると語っている。