概要
ディツェンバーによって集められた12人の魔族の1人。
また、それ以前からディツェンバーとは初代魔王支持派の過激派魔族として付き合いがある。
フルネームはノイン・ゼプテンバー。pixivでは単純に「ノイン」での登録が多い。
外見は小柄な銀髪の少年。デフォルメした熊の帽子をはじめ、
全体的に熊の着ぐるみを連想する茶色い服装となっている。
また、左目に☆マークが描かれている。
弱い者の味方を自称し、気が弱くてルドルフとフォイフォイの殺害に失敗して
落ち込む仲間に対しては気さくに励ますなど面倒見の良さを見せるが、
敵に対しては自分の強さを誇示し、相手が自分を恐怖する状況を見て楽しむ残虐な性格を持つ。
口調も普段は少し生意気な少年という程度だが、追い込まれるとかなり口汚い言葉になる。
熊の帽子をしているのも「熊→猛獣→恐い→相手がビビる」という考えから。
しかしデフォルメした熊を見て怖いと感じるかどうか、結果は言うまでもない。
が、本人は全く気付いていない。
本人の戦闘力自体は決して高くはないが、「マリオネットドール」という固有能力を持つ。
文字通り相手を傀儡として自在に操ることが出来、自分より遥かに強力な相手でも操作が可能。
ただし、傀儡にするには一度対象を瀕死にしてから首に針を刺さなければならない。
本編では第一章7話でのルキの回想の中でシルエットで初登場しているが、
熊の帽子や小柄な体の為に物凄く危ないシルエットとなっている。
アニメ版では流石にヤバいと判断した為か髪型が書き加えられ多少区別できるものになった。
※以下、本編ネタバレを含みます。
物語開始の数年前にディツェンバーの分身である「1の目」と「5の目」、
そして金で雇ったエルフと共に2代目魔王のゲート能力を狙い襲撃。
魔界一の怪力の使い手の傀儡で襲い掛かるが、片手一本で受け止められ
その力の差に恐怖して真っ先に逃げ出した。
が、逃げ出したと見せかけて2代目の王妃を傀儡の状態にして再度現れ、
王妃を傀儡兼人質とすることで2代目の動きを牽制する。
しかし、2代目のゲート能力を駆使したトリッキーな戦法に小細工は全く効かず、
結果的に人質を一切有効に活用できず、自身はゲートで左目を直接えぐり抜かれた。
(現在の左目に☆マークがあるのもこれによって義眼となった為と思われる)
だが実はこの時の王妃はエルフが化けた偽物であり、2代目がノインを倒し
王妃を助け出した隙にエルフが奇襲するというのが本来の計画。
加えてエルフが弱らせたところをまだ余力のあるノインが針を刺して傀儡にするつもりだったが、
2代目の攻撃でうっかり本気で死にかけたため予定を変更してそのままエルフが
瀕死にさせてアジトに連れ攫ってから傀儡にする事となった。
が、実際のところエルフの戦闘力自体最初から2代目を上回っていた為、
計画上ノインが敢えてやられ役になる必要はなかった可能性が高い。
(本人も自分が一番損する役回りだということにやられてから気付いた)
その後2代目を無事傀儡とすることに成功し、ゲート能力によって空間の行き来を可能とし、
純粋に戦力として強大な力を手に入れる。
2代目の力を自分の力と過信してアルバ達を嘲笑っていたが、
ルドルフやヒメンダムにはノイン本人が直接ダメージを与えられ、
ラストバトルではアルバに斬り伏せられ、ルキと王妃に笑顔でボコボコに殴られ、
最終的に2代目の傀儡化は解かれる事となった。
SQ版
ジャンプSQで連載していた漫画版ではルキの不在中の魔界の城を
乗っ取り自ら魔王を自称したディツェンバーの側近として登場。
しかしWeb版の能力などを一切見せるどころか自己紹介すらする前にロスに一撃でドツかれて終了した。