概要
ガドゥス公爵軍の将軍。
欲のために好き勝手に戦う公爵軍の中において、戦況を見極め苦言を呈した見識ある将軍。しかし、爵位が低いという理由で意見が通らなかった。抵抗する力が無いものを手にかけない騎士道精神の持ち主で、腐敗した帝国軍においては貴重な人材。中央軍と合流後、ゼルギウスの片腕となる。
若いながらもある程度は勇名を馳せてはいるのか、サナキや神使親衛隊にも名前を知られているうえ、ステラとも面識があり、幼い頃の憧れの存在はハールだったらしい。オリヴァーには「そなたも素材は悪くない。私を手本としてもよいのだぞ!?」と言われたが、「謹んでお断り申し上げます。」と提案を退けた。
第四部終章にて正の女神の軍勢として登場するが、彼が仕えているのはあくまでもゼルギウスその人である(この時点でかつての主であるルカンの事は見限っている)。敵対しているとはいえ、帝国、ひいてはサナキへの忠誠を失っているわけではなく、ゼルギウスへの忠義心を何よりも優先していただけに過ぎない。ゼルギウスとアイクの戦いを邪魔させないために奮闘するもミカヤ達に敗れ、最後までゼルギウスへの忠義を貫いて戦死した(ゲーム仕様上はゼルギウスの撃破が勝利条件なので生き延びる場合があるが、物語上の変化はない)。
かつてデインの四駿ブライスが使っていた最強の槍「ゼーンズフト」を持ち(どのような経緯でこれを手に入れたかは不明)、『暁』においては屈指の強さを持つ強敵。だが、魔法防御が15と終盤にしては非常に低いため、遠距離魔法を連発するだけであっけなく倒すことも可能(上記のとおり、一応ルベールを倒さなくてもクリアは可能である)。ミカヤおよびサナキ、抵抗手段を持たない鷺の民には一切攻撃を仕掛けてこない。