概要を読んでいるときの君は素敵だよ・・・
CV:櫻井孝宏
名前の由来はおそらくチェスの駒とそれを連想させる単語。
POGの幹部にしてPOGジャパンの総責任者を務める10代の少年。
幼少期は身体が弱く私立学園の特殊施設に入れられており、カイトとはその頃に知り合った親友同士。
POGの総帥であるピタゴラス伯爵の後継者でもあり、事実上組織のナンバー2である。
POG幹部としての活動の中でもカイト関連の事例には強いこだわりを見せており、
その真意はカイトを黄金率の脳『ファイ・ブレイン』に育て上げ、『神のパズル』を解かせる事。
だが彼自身もカイトにパズルを解かせる以外別の目的もあるようだが・・・・
主な指示は側近のビショップを通して出すことが多い。
一応公式設定でイケメンだが、その特徴的な巨大白アフロ(?)という髪型から
ファンの間では(そして時には公式でも)白まりもやカリフラワーという愛称で
親しまれている。
そして2期15話でついに「マリモみたいな髪型」と公式で呼ばれてしまうことに。
細見の外見に反して意外と体は引き締まっており、白い制服の下はノースリーブで実はカイトより背は高い。
クロスフィールド学園と同名であるが、理由は作中では明らかにされていない。盤城がミドルネームになっていることから、西洋人と日本人との混血と思われる。(U.S.又はイギリスではMNが父名である)
ネタバレ
真の目的は大門カイトを永遠にすること。
既に神のパズルは真方ジン達により解かれており、ピタゴラス伯爵が死んだことで神の書を内密に保管し、己の目的を果たすべくカイトに「ファイ・ブレイン」として育て上げようとパズルを解かせていた。
特異過ぎる才能から幼くしてクロスフィールド学園で生徒から隔離されていたルークは監獄とも呼べる特別教室の中で孤独な日々を送っていた。
しかしカイトと出会い親友に。彼の存在はルークの安らぎで唯一の心の拠り所となる。
だが特別教室から抜け出したことが学園に気づかれてしまい、強引に別れさせられる。ルークは虚偽でカイトが死んだと聞かされ、カイトの存在が永遠となる。
後にカイトの生存がわかったルークは歓喜と同時に恐ろしい計画を思いつく。
親友であるカイトを二度と失わないように「死んだ人間は他者の心の中で、『永遠の存在』になる」という勝手な思想に基づいて、カイトを自分のパズルで殺し、『永遠の存在』にするべく画策する。
逆にカイトが自分を殺せば彼の中で永遠の存在になれる、と。
実は完成されたオルペウスの腕輪の契約者で、ファイ・ブレインの一人。
左目を髪に隠しているのは、常に発動状態で目が赤く光っているからである。
カイトを永遠にする計画以外には全く興味を示さず、昔のような関係に戻ろうとするカイトの説得に対しても「過去も未来もジンも要らない」と突き放した。そしてカイトとの最後のパズルバトルの後、腕輪は砕け散り、元の優しい性格に戻った。その後、自らが行った事に対する罪を償い、POGを建て直すために旅に出る。
第二期では旅の途中でオルペウス・オーダーに襲撃された事がきっかけでレプリカ・リングの調査を始め、POGの管理官に復帰することでカイト達のサポートを行う
第三期14話で久しぶりに額を出す。21話でオルペウスの腕輪にまたしてものまれ、カイトの言葉で腕輪を外したが、自ら設計したパズルで緊急停止装置を作動→死亡、したかのように思われたが実は難から逃れ生きていた。
カイトへの歪んだ想い(一期編のみ)
カイトは僕のものなんだぁぁぁ!!!!
劇中。録画したカイトの映像鑑賞やカイト本人が教えてもいない電話番号を知っていたり、デートに誘ったり、交流関係を把握していたり等カイトに対して徹底した異常行動を起こしている。
カイトの仲間達や彼に関わるもの全てに自分からカイトを奪ったと思い込んでおり、強い嫉妬を向けている。特に井藤ノノハに対しては忌々しく「あの女」と吐き捨てる始末。
彼を美しいと素敵と賛美する一方で仲間たちをカビと卑下し、剥ぎ棄てることでよりカイトが成長すると考え、仲間達に次々と刺客を出して死のパズルを解くよう仕向けた。
この非情なる計画の裏には、カイトへの独占欲が秘められておりルークの個人的な感情によるものである。
幼い自分達の写真を眺めて悦に浸っている姿は彼の真意が物語っており、ルークの世界観を感じ取れる。
カイトが仲間を倒し「ファイ・ブレイン」として自分の隣に立つことを心待ちにしていたが、カイト自身がオルペウスの腕輪を捨てしまい、ルークはショックを受けて乱心。珍しく感情的になり異常な執着を露にした。
メイズ達はこの醜態を見て「まるで玩具をとられた駄々っ子」と例え愕然していた。
二人で外出したとき、ノノハからカイトを案じるメールが届いたときルークは微笑みながら「本当に幸せだね」と呟くも目は全く笑ってはおらず、その不気味な威圧感は視聴者を震え上がらせ、カイトですら恐怖を感じ取っていた。
基本カイト以外の人間はいらない、という考えの持ち主であり、その執着の深さはは二人の理解者でもあった真方ジンですら必要ないとまで言い切っている。
(これはジンとカイトがソルヴァーでありギヴァーであったルークが疎外感を感じて人知れず嫉妬していた為と思われる)
自分達の永遠の未来のためには手段は選ばず、カイトがもし戦うことを拒めば仲間を殺し全てを破壊すると脅迫していた。
ここまでカイトに拘るのは彼の孤独な幼少期に原因がある。
お互いに特異な才能を持つ子供同士、ルークはカイトに特別な情を抱き過酷な環境の中で心の支えとして生きていた。しかしカイトを一度失ったことでルークは更なる孤独に蝕まれ優しい性格から一変して影に身を落としていく。
後にカイトが生存していると知ったルークは彼の心を追い求めるようになる。ルークの壮大な計画はカイトを二度と失いたくない、という想いも含まれており、全ては一人の人間を欲し強く想い過ぎてしまったが故の犯行である
第二期では腕輪が外れたことで元の優しい性格のルークに戻り、カイトに頼られるなど離れていても強い信頼関係を築いている。
「そのときまでカイトを宜しく頼むよ。もっとも僕のカイトは絶対に負けたりしないけど」
オルペウスの野望を潰すまで、と成長を見せたルークであるが「僕のカイト」とさりげなく周りを牽制しており、カイトも慣れたのか満更ではない様子。しかもそのときまでと期限付き。愛する親友の独占っぷりは健在だった。