概要タイムの始まりだ!
名前の由来はおそらく 大門(=問題または大問)カイト(=解答)
『アインシュタインの称号』を与えられている。
育ての親である√学園の学園長、解道バロンの計らいで長年イギリスのクロスフィールド学院に
留学していたが、高校からは特待生として√学園に編入してきた16歳。
何よりもパズルを解くことが好きで、「俺に解けないパズルはねえ!」と豪語するほどの自信家だが、それに見合うだけの確かな才能と実力も持ち合わせている。
アッカンべーをする時は綺羅星に似たポーズを取る。
「パズルが…!こいつが解いてくれって言ってんだよ!!」
「数字の配置…バランス…すべてがガンガン攻めてきやがる…!」
「このパズルは…!こんなに解かれたがっているのに!!」
「このパズルはとても優しくて…あったかいんだ…」
…等のセリフを全て真顔で言えちゃうのは「パズルの作者の思い」を感じ取れる繊細さゆえらしい。
パズル以外のことに対しては無関心に振舞うことが多いが、負けず嫌いはパズルに限ったことではない様でよくギャモンと早食いで張り合ったりしている。
幼い頃にパズルが原因で両親を亡くしたことから、パズルに対しては人一倍深く複雑な想いを抱いており、本来賢者のパズルへの挑戦には乗り気では無かったが、挑戦者を傷つける危険なパズルを放っておくことが出来ず渋々ソルヴァーを続けている。
そのため自分以外の人間が賢者のパズルに関わることをあまり良しとしていないが、なんだかんだで仲間たちとの関係も楽しんでいる模様。
作中登場キャラでは実は結構珍しいソルヴァー全振りな才能の持ち主だが、ギヴァー要素もあるパズルを解いたり、幾度かギヴァーとしてパズルを作ったこともある(ギヴァーが作るパズルと比べると大分直球なものだが)。
オルペウスの腕輪の力を発動させると人が変わったようになり(その象徴として右目が赤く光る)極限まで脳を活性化させる事が出来るが、本人はこの力を嫌っており、一時は腕輪の力が逆暴走を起こしてまともにパズルが解けなくなったこともある。オルペウスの腕輪破壊後は1期の第1話で見せた光が渦を巻く描写で思考の活性化状態が表現されている。
またお絵かき大好きな不思議ちゃん、腹黒ツンデレショタや異常なほどの執着心を持つマザコン、さらにはヤンデレ気味の親友など
一部のキャラにかなりモテモテである。だが全員男だ。
苦手なものはネギとノノハスイーツだが、後者は1期終盤で克服している。
ただしノノハスイーツに関しては「不味い」と称しているのはカイトのみであり、幼少期に食べた時の記憶がトラウマとして根付いているせいである。
てれび戦士のみんな!パズルは頭を使えば必ず解ける!
「大!天才てれびくん」の2013年冬イベント(公演は2014年1月、後に2月にテレビ放映)「パズルの迷宮とゼロの秘宝」ではファイ・ブレインとコラボし、カイトがスペシャルゲストとして登場した。
イベント会場のパルテノン多摩は、開始直後に謎の古代遺跡に変化する。会場内のグリフォスの間に難問パズルが見つかり、それを解くとお宝が手に入るとのことで特命プロデューサー・出川哲朗とてれび戦士たちがカイトを招きスペシャル番組の制作に乗り出した…のだが、現れたのはてれび戦士の島田太一扮する、カイモンダイトだった……。
肝心のカイトはというと、パズルに熱中するあまりにテストをすっぽかした為、追試を受けざるを得なくなってしまい、会場に来れなくなってしまった。
時々電話をかけてくるものの、追試の予習の答えを訊いたり雑談をしては、肝心なところで電話が切れてしまう。しかし電話の内容がヒントに繋がっていき、てれび戦士達は観客と協力しながらパズルを解いていった。
ちなみにこの古代遺跡、ニコニコハッピースマイル不動産のカワイが遺跡の祭壇にある紐を引いてゼロのリングという首飾りを入手し、それを身に着けたことを発端に、神殿の主がカワイの人格を乗っ取り、次々と他のてれび戦士たちに呪いをかけ操った。唯一呪われなかったのは、てれび戦士の延命杏咲実と出川のみで、遺跡の脱出および呪いを解くためにはパズルを解くしかないという状況に陥る。
このように他人が操られる、パズルを解かないと外に出られない(=命が危ない)という展開が、従来のファイ・ブレインのストーリーをある意味彷彿させている…かもしれない。
カイトはこの騒動を把握していなかったため、英語の予習で何気ない会話で電話をした時には(「横書きの文章って疲れるよな・やっぱり日本人だったら縦書き」)てれび戦士たちが苛立つ一幕もあった。
とはいえこちらも縦読みするパズルということが分かったため結果オーライである。たぶん。
またこの電話の最後に言った「パズルは頭を使えば必ず解ける」はクライマックスで隠されたパズルのヒントとなった。(「頭」を使え→「頭」文字をとれ→登場したパズルの解答内容の頭文字を組み合わせる)
また、カイトはてれび戦士に歴史の予習で本能寺の変の語呂合わせ「イチゴパンツ(1582)」を教わったのだが…
以下は最後にてれび戦士がカイトと電話のやりとりをした会話を抜粋。
山田陶子「カイトさん、私のアドバイス、役に立った?」
カイト「ああ、サンキュ!2階から尻隠さず(※)、ハナガラパンツで信長死亡だよな!」
黒澤美澪奈「ちょっと待って下さい!全然違いますよ!イチゴパンツですよ!」
果たしてカイトは追試を無事合格したのだろうか……
(※)「2階から目薬」の誤り。最初のあみだパズル(組み合わせは全てことわざ)で「2階から~」の後にこの間違った組み合わせになっていた。電話でカイトがテストの予習で「2階から~」に続くことわざを訊いたところ、出川がこのように答えたため間違えて覚えてしまったと思われる。