「ふふっ…ショータイムといこうか!」
概要
世界を股にかける怪盗の女。ある時は狂気の砂漠でエセ占い師として詐欺を、ある時は魔界で強盗団を率いていた外道悪女。
犯罪の神
ルーシーは犯罪に利用可能なありとあらゆる知識や技術に精通しており、彼女の名前を聞けば強靭なセキュリティシステムを導入している資産家たちですら怯えるという。変装と脱出、トリック、魔術を極めており、姿が見えた瞬間には消え、捕縛したと思った瞬間にも姿を眩ましている。更に魔術、体術、陸上などにおいても秀でた才能を有し、医学やセキュリティ、心理学、錬金術の分野では博士号を取得している(学位証明書には偽名で登録)。
そのためか他の犯罪者たちからは「犯罪の神」と呼ばれており、ルーシーを騙る模倣犯も多く存在する。
行動理念
彼女について判明している事はわずかで、年齢や過去、「ルーシー」という名前が本名なのかすら不明。彼女が怪盗になったのは、幼少期の不遇な経験や社会の不条理が原因とも言われている。
しかし、それは本人が否定しており「私が私以外の者の影響で私になったのは大いなる勘違いだ」と返している(浮遊城でのリアクションボイスでも同議な発言を聴く事ができる)。
彼女曰く「ただ面白いからやっているだけ」との事。
そんなルーシーはスリルと面白さを求めて犯罪に手を染めており、パターンや規模はその時の気分によってバラバラ。彼女を捕まえようと正義を振りかざす人々も、彼女からすれば面白さを引き出すためのスパイスと捉えられており、彼らを華麗な話術で翻弄し撹乱させるのも楽しみの一つだと言う。
ちなみに面白さ目当てで窃盗を行っているが、盗んだ金品を返す事はない。
ジョーク
ルーシーはとっておきのジョークを犯罪行為のクライマックスに披露するが、ことごとく毎回滑っているらしい。様々な能力を有し、面白さの追求に全てを賭けている犯罪者だが、そこだけは苦手なようだ。
そして、張り詰めた緊張感が台無しになると機嫌が悪くなるという。
服装
彼女が変装をしていない状態である通常の服装は、赤、白、黒のカラーリングを基調としている怪盗服。
髪型は銀髪の長髪でそれをポニーテール状に纏め、その上からシルクハットを被る。左目には片目マスクを着用。
トップスには前立て部分にフリルが装飾してある白い長袖ブラウスを着用しており、胸元には赤い蝶ネクタイを付けている。そして腰部にはブラウスの上から黒のコルセットを付け、更にその上からブラウンのベルトを巻いている(コルセットによりブラウスを着ている彼女の胸部が日本版・グローバル版共に強調される形となっていると思われる)。掌には黒の手袋を着用し、黒のマントを羽織る。
脚部には黒いタイツを履き、その上から短く赤い色のスカートを着用。靴は黒いサイハイブーツを使用しており、左太腿にのみタイツの上からベルトが巻かれている。
作中行為
狂気の砂漠
普通ステージのサブクエスト「未来を見る女」にて登場。デザートエルフの女性に変装してエセ占い師をしていた。その場に居合わせた主人公によってそのタネが暴かれ、現地住民に連行される。だがその瞬間に変装を解除、自らを「怪盗 ルーシー」と名乗った。そして自身のトリックを見抜いた主人公を褒め、追っ手を退けて即座にその場から姿を眩ますのだった。
魔界
普通ステージ「デーモンマネーバンク」にて登場。強盗団を率いるボスに変装して銀行強盗を行っている。強盗を行った後、強盗に協力していた主人公を覗く団員を全員殺害し、奪った戦利品を独占する。最終的に主人公の目の前で変装を解除し、ここでも自己紹介をしてタクシーで逃亡する。主人公だけを生かしたのは、他の団員が全員死に、強盗の参加者である主人公だけ生き残れば主人公を主犯に仕立て上げる事ができるからだと言う。
余談
彼女の名前はルーシーだが、魔法学校に登場するローラの飼っていたネズミの名前もまたルーシーである。関係は不明。