概要
「レトルト食品」とは、加工食品を密封し、窯の中で100℃以上で煮沸したもの。保存が効き、持ち運びやすい、常温で保存できるのはもちろん、フリーズドライや冷凍食品と違い、栄養を壊さず、そのままの状態で保存でき、簡単な調理ですぐに食べられるのが特長。缶詰もこのレトルト食品の一種。
歴史
もともとは軍用に開発されたもので、そこからアポロ計画で宇宙食として採用され、民生用にも広まった。日本では大塚食品のボンカレーが始まり。
現在では、家庭の隅々まで普及し、100社以上から500種超のレトルト食品が販売されている。
種類
大きく分けて3つに分類できる。
最も普及した形態。四方を溶着した袋に詰めたもの。該当項目も参照
レトルト容器食品
トレー状の容器に入れ、殺菌したもの。サトウのごはんがこれ。このタイプは菌を取り除けるが、もう一つの腐敗要因である酸素を完全に除去できないため、脱酸素剤が入れられている。
レトルトパック食品
アルミワイヤーで留められた包装の中に食品を詰め、殺菌したもの。魚肉ソーセージがこのタイプ。