ロード(PSO2)
ろーど
cv:梶裕貴
以下、PSO2esストーリーのネタバレが多く含まれます。
ロードの正体
その正体は、罰と赦しを司る創世器「断翼ロート=ラウト」の「罰」を司る破片から作られたウェポノイドであり、もう一方の「赦し」を司る破片から作られたウェポノイドがジェネである。つまり「もうひとりのジェネ」と言える存在である。
しかし、ジェネを作ったのはまだ正気だった頃のザッカードであり、ロードを作ったのはジェネを悪用しようとしていたEMAの研究者によって拷問と洗脳を受けて発狂し、その負の感情に支配された状態のザッカードである。
研究所を爆破し、追っ手であるジェネ達から逃亡したザッカードは「罰」の破片からウェポノイド「ロード」を造り出したが、ザッカードの絶望や憎悪、悲しみなどの負の感情を受け継いだロードは【深遠なる闇】によって魅入られ、不完全な肉体のまま「ダークファルス」としての力を手にしてしまう。(この際、ザッカードは「これで、ダークファルスが……」と呟いており、既に【深遠なる闇】によって操られ、はじめからロードをダークファルスにするために造ったものと考えられる。)
覚醒したロードは自身と同じく、「イノセントブルー」によって産み出された、人の姿に変身する力をもつ「トランスエネミー」のダンテ、レヴィ、フェルを配下として従え、不完全な肉体を元に戻し、完全な「ダークファルス」となるために行動を開始。ダンテ達を使って半身であるジェネを捕らえようと画策する。
紆余曲折を経て遂にジェネを自身の根城に捕らえることに成功。正気に戻って自分から離反しようとしたザッカードを殺害し、彼の造ったシステムによってジェネとの一体化を開始する。
目的
ロードの真の目的は完全体となり、ダークファルスの力によって宇宙を創り直し、「感情のない完全な世界」を作ることであった。
感情を不要なものとして排除すると考えており、仲間たちに対しても「使い捨ての駒」程度にしか考えていない。レヴィが余命幾ばくもない状態になった時は、フェルに対して「彼女を助ける手段がある」とウソをついて利用した。
このことからダンテの怒りを買い、彼の裏切りによって主人公たちはメインシステムまで導かれる。結果、主人公によってメインシステムが停止させられ、ジェネとの融合は阻止されてしまった。
最期
怒りと憎しみに支配されたロードは不完全な肉体のままダークファルスの力を解放し、「プロトファルス・ロード」へと変身するが、主人公達によって退けられ、更に不完全な肉体がダークファルスの力には耐えきれず、肉体の崩壊が始まる。動揺したロードは仲間たちに助けを求めるが、既に彼らは去った後だった。しかもジェネには「感情を否定しようとするのは、自分より強い心を持った者が恐ろしいから」と指摘されてしまう。
最後の悪あがきとして己を【深遠なる闇】に喰わせることで力を得、再び襲いかかるも敗北。そしてそのまま【深遠なる闇】によって完全に喰い尽くされ始めてしまう。
しかし、それを良しとしなかったジェネがロードを助けようと【深遠なる闇】の中へと共に飛び込み、「不完全でも愚かでも、人は懸命で美しいと知って欲しい」と訴えかける。
それを見たロードは最後、呆れたように笑い、
「まこと……愚か者が……」
ただ一言、そう呟いて【深遠なる闇】の中からジェネを押し出し、そのまま闇の中へと消えていった……。
余談だがこの時期に本家【深遠なる闇】が強化されて登場している。
まさかの再登場
Season3のラスボスに苦しめられる主人公たちを助けるべく、最後の味方として登場。ジェネの精神と接触し、尊大で捻くれた言い方で鼓舞した。そして一時的に力を貸すことで断翼ロート=ラウトとしての力を取り戻させ、ダーカー因子をフォトンに変換するという能力によって主人公に勝機をもたらした。
「ジェネ!! 貴様がするべきは、ただひとつ! 教えてやれ! ヒトの美しさを!!」
うえぽの!テイスティのロード
ぬまこ著の公式四コマ漫画。
本編とは丸っきり性格の異なるヘンタイとなっており、ジェネと物理的に一つになることを目的にしている。どのくらいヘンタイかというと、ザッカードにジェネの格好をさせて告白の練習台にする(ザッカードの演技が気に入らなかったので逆ギレして始末した)、胸元をはだけて痴漢よろしくジェネに迫るなどなど、ジェネに対する性的な執着心が強く描写されている。
初夢ではジェネとデート(山登り、ラッピーに乗る、茄子の着ぐるみを着る)していた。反面、仲間に対する冷酷さは殆どなく、彼を嫌っているのは(一方的に恋敵として見ている)フェルくらいである。
最終回目前でダンテが案内したダーカーバスターズ一行と対峙。リーダーとの戦いで疲弊したところ、ジェネから「私達の冒険はこれからよ!!」とよくわからないままダーカーバスターズの面々と旅立つこととなった。そのため生存している。
精神的にだが「ジェネと一つになる」というのは、上記にある通り本編にて実現している。