概要
日本語をローマ字で書く際には、いくつかの異なる方式がある。
主なものとしては、ヘボン式、日本式、訓令式の3つがある。
- ヘボン式:アメリカの宣教師ジェームズ・カーティス・ヘボンによって考案された。英語の発音に近い表記法で、「し」を「shi」、「ち」を「chi」と表記する。
- 日本式:日本語の五十音図に基づいた表記法で、「し」を「si」、「ち」を「ti」と表記する。
- 訓令式:1937年に日本政府が制定した表記法で、日本式に近いが、いくつかの違いがある。「し」を「si」、「ち」を「ti」と表記するが、他にも細かい違いがある。
現在、パスポートや鉄道の駅名などでは主にヘボン式が使われているが、学校教育では訓令式が教えられている。