概要
Dr.ミンチの研究所に置かれている保存液に入った脳。話しかけることも可能で、「私はローラ。世界一きれいな脳ミソなのよ!」と自己紹介してくれる。
固有名かつシリーズお馴染みでありながら、それ以上の出番がなく、Dr.ミンチの研究の怪しさを後押しするかのような背景キャラだった。
しかし、メタルマックス4においてその過去が明かされた。
過去
「ゾンデレラ城」のイベントでその詳細がわかるのだが、ここで彼女の遺影を見ることができる。
ローラはもともとミンチ博士の助手をつとめ、なおかつ相思相愛の仲でもあったらしい。しかしミンチより先に亡くなってしまい、ミンチは彼女を蘇らせようとしたがついにかなわなかったらしい。
その後、主人公の力を借りて雷の力を使いローラを復活させようと特大の電撃を使用するもローラは目覚めなかった……。
……と思いきや、直後ミンチの脳内に直接語り掛ける美女の声が。
彼女の蘇生は完全とは言えないものの成功しており、『脳死』とは逆の、脳だけ復活した『脳蘇』(作中表現)とも言うべき状態となっており、テレパシーらしきもので他社と会話できるモノの、脳以外の身体機能が使用不可能で、動けず、なにも見えない状態に……。
その後、唯一生存している脳を取り出して装置に入れ、世界一奇麗な脳ミソが誕生したのだった。
彼女の過去を以ってDr.ミンチがなぜ「死体を生身のまま蘇らせる研究をしているのか」という裏づけがなされたと言える。
メタルマックスシリーズは互いの作品がパラレルなので、これがシリーズ全体の世界観として絶対であるとはとても言えないのだが、Dr.ミンチに「主人公たちと利害が一致しただけのマッドサイエンティスト」とは一概に斬って捨てることのできない人物像が加えられたことは確かである。