概要
『aqua』第3話から登場。
本作における悪役の1人にして黒幕と目される、『ぴちぴちピッチ』シリーズにおける史上初の男性の人魚(!)である。
立ち位置的には前作の黒幕・ガクト(ガイト)、ミケルに相当するが、深海にいるので前者のほうが近い。
前・深海の王であったガクト(ガイト)の消滅により、海の世界を支配しようと目論んでいると思われる(※『なかよし』2021年11月号掲載分には「ザクト」と表記されていが、誤植だったことが作者のツイッターで明かされた。単行本では修正するとのこと。こちらを参照)。手始めに北太平洋の人魚姫(マーメイドプリンセス)となった七海るきあを粛正しようと刺客を放ち、「時間の問題だ…」と言っている。更に、第4話の時点で次々とマーメイドをさらっていることが判明している。
人物
一人称は「オレ」。
外見は美男子そのもので、整った顔立ちと眼つき、ウェーブが掛かったロングヘアーに上半身が筋肉質で、人魚であるため下半身が魚である。ただし、尾鰭はマーメイドプリンセスより大きく、鋭く角ばっているのが特徴。
性格はややナルシスト入っており、ガクトがいなくなったことで「オレの時代がきたというのに…」と言っており、ガクトと同様に女性の水妖(であろう)を侍らせている。一方で、「時代が やっとオレに追いついてきたのだ…!」とシルエットの場面で高笑いするなど、傍から見たら「残念でコミカル」とも見受けられる描写や、そのセリフから承認欲求の強い一面も覗かせた。
能力は、水晶玉で特定の人物を透視する、その水晶玉を破壊するほどの魔法が使える。また、人間の姿になることも可能。
5話で人間界に赴き、人間の姿でカフェのマスターとして振舞い、自身のカフェにやってきたるきあと、後から追ってきた黒砂流星を店に入れ、2人の会話を聞き、動向を察していた。その後、新月の夜、真の姿でるきあの家に赴き、彼女に襲い掛かる。
その他
その特徴的なキャラクターの容姿やネーミングから、モデル及び名前の由来は、ホスト・ファッションモデルなど様々な活動をしている実業家・ROLAND、また、作者の花森が住む静岡県にある大手電子楽器メーカーの「ローランド株式会社」だと思われる。