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センシティブな作品

ヴィダジュリ

12

うぃだじゅり

ヴィダジュリとは、TVアニメ「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」に登場するヴィダールとジュリエッタ・ジュリスのカップリング。

概要

鉄血のオルフェンズ」(二期)に登場するヴィダールジュリエッタ・ジュリスのカップリングタグ。

辿った経緯こそ違うものの月外縁軌道統合艦隊アリアンロッドの総司令官ラスタル・エリオンに拾われる形で同僚(?)となった二人。

後から入ってきたにも拘らずラスタルに絶大の信頼を受けるヴィダールの存在が面白くないジュリエッタは彼を一方的にライバル視しており、また決して素顔を見せない事から信用ならぬ人物と注視していた。

劇中での動向

以下、本編のネタバレを含みます

  • 30話

 劇中で初めて会話を交わす。勝気な彼女はそうした溜め込んでいた気持ちを真正直に彼へぶつけ(ラスタル様の)依怙贔屓だと愚痴を漏らすが、ヴィダールは同じ様に君も噂されてたと意趣返す。

「ラスタルを信用しているんだな」

「尊敬すべき上官ですから」

「そうか・・・誇り・・・か」

上記のやり取りを皮切りとして、それ以降度々二人は言葉を交わす様になる。

  • 33話

身寄りの無い身を拾った恩人であるガラン・モッサを失った事に哀しみと怒りに震え自分は強く在り続けねばならないと吐露する彼女にヴィダ-ルはその様な人物を知っていると語る。

「その様な立派なお知り合いがいたとは。貴方は想定していたより真っ当な方なのかもしれません」

「君は想定したよりシンプルな精神構造をしている」

「?それは褒めているのですか」

「勿論」

「フッ、どうも」

かわいい

センシティブな作品
  • 34話

 交流の機会は出来ても以前正体不明な彼に対し、ラスタルの害となる存在ではないかとの疑いの晴れない彼女は何の為に貴方は戦っているのかと問い掛ける。

そこで普段穏やかな人物の様に見えていた彼は復讐という意外な言葉を口にした。

「機体名がヴィダール…自身と同じ。自らの身をMSと1つにし、本来の自分を捨て去ろうというのですか。復讐の為に…」

ジュリエッタの感性から復讐とは本来黒く汚らわしいものの筈だった。

しかしヴィダ-ルの戦いは強く、とても美しかった。思わず綺麗だと口にしてしまう程に。

「あぁ忘れていた。今はただこいつ(ガンダムヴィダール)と戦うのが楽しかった」

「本当に変わった人。私は貴方に不信感を持ったままです。…ですがこれから共に戦うのに不安は無い事は解りました」

  • 35話・38話

ヴィダールの実力を実際目にし、またセブンスターズの内情に詳しい事に対して「物知り」と評価したりとマイナスだった彼への仲間としての信頼度は徐々に上がるものの、レギンレイズ新型への搭乗許可をラスタルから正式に貰ったのかと暗に行動を諌められる等され、気に食わなさは変わらないのだった。

  • 43話

新型MSでの初戦も散々な形で終わり、謹慎処分で身動きの取れないジュリエッタの焦りは頂点に達しており、強くなければ自分に存在価値等無いと整備主任のヤマジンに吐き出す一方で、ヴィダールは遂に仮面を捨て復讐の相手に一矢報いろうとしていた。

何と彼の正体は先のエドモントンで死んだとされていたセブンスターズが一角、ボードウィン家嫡男ガエリオ・ボードウィンその人だったのである(知ってた)

メタ視点で捉えなければかなり衝撃の事実にも拘らずジュリエッタは平常運行で戻ってきた彼に動揺一つ見せずに接する

「想定していたより整った顔をしていました」

「貴方もまた力を欲する人だったのですね」

ブレない

ヴィダールからガエリオに戻った彼はそれでも彼女の生き方を否定しない。

自信を持てという様に肩に手をおき彼女をしっかり見据えて告げる。

「いつか話した事があったな。君と共通点のある戦士の事を。

人であるからこそ想いが生まれると俺は信じている。

自分を否定するな。

尊敬し、信頼出来る人物を持ち、その為に向上したいと願える君は正しい」

  • 46話

バルバトスと交戦し重傷を負ったジュリエッタは、その後ガエリオが回収したお陰で一命は取り留めた。

ラスタルの前では「船に戻る途中偶然見つけただけだ」と言っていたが、その後意識の戻ったジュリエッタの元へ行った。

「目を覚ましたと聞いてな」

「それは半日以上前の話です

随分と見舞いに来るのが遅かったですね」

「すまない、待ち焦がれているとは思わなかった」

見舞いに来たガエリオに対してジュリエッタは「人として強くなる」と宣言する。ガエリオも「それが良い」とほっとした様な表情で返した。

オルフェンズのプロデューサーである小川正和氏は二人の関係性(会話劇)について、言葉を交わしているが二人とも頭では自分の事から考え、相手の言葉を自らの思い出に置き換えて自らで納得している。それは主人公的な心理描写の方法だと公言している。

その言葉を借りるとするならば、一期でのガエリオの運命を知っている視聴者からすると彼がジュリエッタに伝えた言葉はどうしても切なく思えるところだろう。

マクギリスにアイン、彼を嘗て取り巻いていた人々。またカルタやアルミリアといった女性達には愛情を捧げつつもどうにも聞き手であり受け身であった事を思えば伝えたい事をはっきり言葉にして告げる彼の姿には一つの成長を感じさせる。

小川プロデューサーは現在の二人の関係を「お互いに恋人がいるなかで息抜きで会話すると気の合う仲間」と表現しており、ここでいう恋人とはそれだけ二人が執着心を抱く相手という意味でマクギリスとラスタルの事を指している(アニメディア2017年3月号記事抜粋)

ジュリエッタはラスタルを護り、ガエリオはマクギリスを追い掛ける。

そんな目的の異なる二人の戦士が行き着く先は・・・

  • エピローグ

 数年後、ジュリエッタは髪を伸ばしており若干彼女に似た髪型になっている。服装が、以前の彼を意識している様に思えるデザインになっている。

 ジュリエッタに車椅子を押して貰っており、首に包帯が巻かれているガエリオ(現時点でどの様な状態なのかは不明)。

ただ、本来の「ガエリオ・ボードウィン」をある程度取り戻したらしく、一期の頃を思わせる笑顔を見せ、ジュリエッタを食事に誘った。

「随分と軽薄になられたものですね、仮面を被っていたころは…」

「いつの話をしているんだ?

俺は元々こんな人間だよ

それとも、あの頃の方が好みだったか?」

これに対し、ジュリエッタは否定はせず「肉を所望します」と食事の誘いを受けた。

ガエリオは「良いね、もう少し肉が付いた方が俺の好みだ」と失礼な事を言い、ジュリエッタは思いっきり車椅子を押して走った。「ちょ、速!おい、乱暴だって!」

余談

中の人が両方とも特撮でそれぞれ別の作品だが、ブルーヒーローイエローヒロインを演じていたこともあり、二期序盤の頃から一緒に映った時にスーパー戦隊の二人と言われていた。

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  • 鉄血【ガエジュリ】PRESENCE CERTIFICATION

    Brilliant OPAL

    私用で月末まで投稿が難しいのでフライング投稿失礼します。 twitterにて立ち上げた企画[#10月30日はヴィダジュリの日]作品です。 https://twitter.com/RYU130915/status/914424387792642049 とかいいつつガエジュリなんですけどね。 難しいですよ!同一人物なんだから! よ~し! ヴィダールサイドの話しだから、ガエリオ! 立っとけぃ(ひどい)
  • 鉄血【ガエジュリ】PRESENCE CERTIFICATION

    Dirty Words

    twitterにて立ち上げた企画[#10月30日はヴィダジュリの日]用 https://twitter.com/RYU130915/status/914424387792642049 に書いていたんですが、なんかグシャッとしてしまったもの。 そのまま投稿しておきます。 馬の尻は叩くに限る。 やっぱり大きいヴィダジュリはガエジュリにしかならない(まぁ、そこの線を諦めればいいんですけどね) そして、先に言っとく。 絶対あとで書き直すからな!家の用事終わったら書き直すからな!!(って言ってる作品が結構溜まってるよね?私)
  • 恋のかけら集めて 全9話【完結】

    本編エピソード沿い恋愛特化パラレル。ヴィダジュリ→ガエジュリ。改変有。全年齢ルート。モブキャラ有。ネタバレの粗筋と後書き↓ ↓ ↓ ↓ 【1話】ヴィダールへのもやもやが、女性クルーの会話から『恋』ではないかと気がつくジュリエッタ。告白するも、年齢を理由に断られる。 【2話】ジュリエッタはヴィダールの部屋を訪れ、再度、成人したので考え直して欲しい旨を伝える。その際、彼女の体の異変に気がつく。告白は固辞するも、回復の助けになりたいと、とある提案をする。 【3話】添い寝をする二人は、ジュリエッタが眠れぬ夜に色々な話をする。回復し、その日々が終わる時に再び告白。 【4話】またも断るヴィダール。それでもしばらくは好きでいさせて欲しいという願いは聞き入れる。 ジュリエッタへの他の人間からのアプローチを止めずにはいられない。仮面を外す時が迫り、気持ちを自覚するも抑え込む。 【5話】ヴィダールが仮面を外し、その正体と過去に思い悩むジュリエッタは、ある決意をする。 ガエリオは瀕死のジュリエッタを救い、彼女への気持ちを再確認。 ジュリエッタを見舞い、無事を喜ぶとともに、素肌を晒す姿に動揺するガエリオ。 ヤマジンは、そんな二人を見てすれ違う想いに気がつく。 【6話】決戦前、二人はお互いの想いを告げずに別れの挨拶を済ませるが、その時ガエリオがとった行動とは? 【7話】なんとか復讐を果たし、アリアンロッドを去るために出発したガエリオ。体調を崩したジュリエッタのために戻るよう乞われるも拒絶。そんな彼を諭したのは……。 【8話】説得に応じガエリオが戻ったが、ジュリエッタは彼の負担になるまいと追い返そうとする。療養中に何度か言い合った後、「そばにいてもいいか」と正式に了承を求めるガエリオにジュリエッタは……。 【9話】およそ5年後。地上へ戻ったジュリエッタはガエリオの姿を見て愕然とする。知らされていなかった重大事を目の当たりにして動揺し、しばらく距離をとることに。そして、彼女が再び宇宙に上がる日が翌日に迫り、二人がとった行動とは? 【あとがき】 お読みいただきましてありがとうございました。少しずつ書き溜めて、それでも納得いかなくてお蔵入りにしたい部分もありましたが、それも含めて投稿させていただきました。 今までの作品でも扱ったネタやエピソードも含め、書きたいシーンを全部書けて幸いです。 修正前に書いていたR18ルートの方もアップしました。https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=13242943 お読みいただき、ありがとうございました!
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    49話時点での50話予想で書き始め、あれよあれよという間にこんな時期に書き上げております(土下座) ・実際のお話と少々差異があります ・最終話の二人になるかもしれないし、ならないかもしれません ・後から設定は拾ったり拾わなかったり そんな感じでふんわり読んでいただけますと幸いです。 (※8/16 後日本文に調整が入るかもしれません、ご了承下さい)
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    某ちゃんねる風にジュリエッタを見守るモブ達の視点で書いたものです。 スレ民がジュリエッタ贔屓の都合上、若様へは胡椒対応、ヴィダールさんへは期待値高めとなっています。 余り深く考えない人向け。
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    きみを穢してみたくなったhttps://www.pixiv.net/novel/show.php?id=8984212の続き。事前事後ほのめかし有。ヴィダジュリからのガエジュリ。捏造てんこ盛り。

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