今日も、がっちり稼ぐわよ!
CV:丹下桜
概要
1997年に出された落ちゲー『マネーアイドルエクスチェンジャー』の主人公。
幼馴染にして親友の高島あさひからは「さくらちゃん」と呼ばれている。
名前の由来は「三越」と「さくら銀行」(三井住友銀行の前身のひとつ)から。
ちなみに原作ゲームと漫画版では多少設定が異なるので注意。
ゲームの三越さくら
CDドラマや小説版はこちらの設定が用いられている。
お嬢様学校「私立如月女子高等学校」に通う女子校生。
大規模銀行頭取の娘で幼い頃から「お金の大切さ」を骨身に染みて教育されてきた。その事から、まごうことなき守銭奴の貯金狂で「借金してでも貯金する」とすら豪語する本末転倒な人でなしの馬鹿娘。強気一徹な暴走癖の持ち主で、人を見下す事にためらいは微塵もなく時に自らに頼って来る者を「負け犬」とすら豪語する。
脳内麻薬ブンドルフィンの力でマネーアイドルエクスチェンジャーに変身する。
ちなみにエクスチェンジャーの衣装がアレっぽいのは、ブンドルフィンが脳内の嗜好と欲望を忠実に現実化させてしまうため。つまりぶっちゃけ、さくら自身が某美少女戦士が大好きなアニヲタ&ドルヲタであるためだったりする。
家族に関する言及は父の職業以外にはなく、兄弟姉妹がいる描写も無い。そのため「銀行頭取の父、専業主婦の母、ひとりっ子」という家族構成。
なお自らの所属クラスの担任である坂田ビリィバーヴ(マッカーモーカリー)は従兄にあたる。
漫画版の三越さくら
借りたお金は身体で返す!
マネーアイドルエクスチェンジャー!!
借金返しに只今参上っ!!
公立共学校に通う女子高生。
人情には篤いがゆえに生活を顧みない元レーサーの父と幼い弟妹を抱える苦労人。
生活苦ゆえに守銭奴となっているため、原作ゲームと全く同じに見えて本質は正反対と言う愛情あふれた少女。
不慮の事故で死亡し、普段の守銭奴ぶりによって地獄に落とされてしまう。財福神・エビス様との取引でマネーアイドルエクスチェンジャー(あさひ覚醒後はエクスチェンジャー力の1号)となり自身の蘇生と引き換えに、不慮の事故で地獄から解放されて人間界へとバラ撒かれた欲虫の捕縛を請け負う。
ちなみに蘇生のために地獄(エビス様)に対して抱えた借金の額は2億5千万円。欲虫の捕縛と共に借金返済と見なされて減額されていき、これが0になった時、さくらの完全な蘇生が完了する。
こちらのエクスチェンジャーの衣装はぶっちゃけ、エビス様のシュミであり、漫画版のさくらはこの衣装に対して「こんな恥ずかしい衣装を着るなんて」と大いに嘆いている。
マネーアイドルエクスチェンジャー(漫画版)
財福の神・エビス様によって、彼が勘違いで人間界に開放してしまった地獄の悪虫である「欲虫」と、それによって膨張してしまった欲望を、換金(マネーエクスチェンジ)して捕縛(キャプト)するための戦士。地獄とは借金契約で繋がっており、エビス様の御遣いである招き猫の三太夫が持つ「借金手形」で変身する。換金された金銭はさくらが蘇生するため地獄に対して負った借金の返済に充てられる。
必殺技
- エクスシールド
- エクスチェンジャーとして増強されたさくらの霊力による防御壁。手を前にかざす事で展開される。
- エクスファイバー(霊糸)
- エクスチェンジャーの衣服や武具などを構成している霊力による糸。地獄の霊蚕が生産する霊絹を地獄の職人さんたちが丹精込めて練り上げたこだわりの逸品。霊や欲虫に取り憑かれた者を縛ることができる。
- 改心決定!ハリセンアタック
- 三太夫から渡された換金浄化ハリセンでブッ叩く事によって霊力を欲虫人間に流し込み、取り憑かれた人間から欲虫を叩き出して浄化する技。欲虫によって膨張した取り憑かれた人間の欲望は、お金になって地獄へと無散する。
漫画版の家族
- お父さん
- 個人タクシー「三越タクシー」を営む、タクシー運転手。愛車は日産・ブルーバード1600SSS(510)。元走り屋にして腕利きのレーサーだった過去を持つ。なおレーサーとしては、とある「名のある」レースにいくつか出場して好成績を、一回は優勝成績を残している。
- 運転の腕はとても良く、妊婦を載せてドリフトによる峠越えを行いながら、その妊婦に対しては母子ともどもにノーダメージ(しかも現地で暴走行為に耽る走り屋どもを、あっさりブッ千切るというオマケ付き)という奇跡の運転を行えるレベル。
- 腕は良いが義理人情に厚く、損得や効率を考えず仕事を請け負う。(妊婦の一件では件の客の出産が逼迫していたために料金請求どころではなくなり、お金をとる事もないままでその場を離れてしまった)そのために運転料金を取りっぱぐれることもしばしばあり、その事が三越家の家計を逼迫させる一因でもあるため、さくらからはダメ親父認定されてしまっている。
- 三越新太
- さくらの弟。わんぱく盛りをぐっと抑えて幼い妹の面倒を見ている小学生。時々、抑えが利かなくなり姉に不満をぶちまける事もある。守銭奴で大人げない姉の態度に呆れて、達観した姿勢を見せる事もある。
- 三越とまと
- さくらの妹。大人しくて人見知りの激しい未就学児。兄の新太について回っている。
- 本作のヒロインキャラクターの名前は、おおよそ百貨店名(名字)+銀行名(名前)となっているため、彼女の名前の由来も「トマト銀行」からと思われる。
- お母さん
- 物語開始時点では故人。レーサーであった夫を支え続けていたが、もとより病弱であったために病魔に倒れ、闘病の果てに子どもたちを残して逝ってしまう。その家族の危機に直面した父は先行きが見えないレーサーの道を降り、家族のためにタクシー運転手となる道を選んだ。
- 夫が、とあるレースで優勝した時には喜びはしたが、それよりも前に祝いへの対応にてんやわんやになり、後に夫に激怒した。(状況が読めなかった幼いさくらは、それを借金取りの取り立てと勘違いして心に拭いきれないトラウマを負う事となった)
エピソード
丹下桜が90年代に演じた「丹下桜のふたりのさくら(丹下90年代二大さくら)」のうちの一人。
その中の人ネタ&名前繋がりのため「人でなしで外道な木之本」「(金に)汚い方のさくら」と呼ばれる事がある。ちなみに木之本さんの方が後輩にあたる。(漫画として登場したのは木之本さんの方が先だが、丹下桜の声が充てられたのは木之本さんの方が後)
関連タグ
木之本桜:中の人が同じで名前繋がり。三越さくらと比して「きれいなさくらちゃん」と呼ばれる事も。