じょうき
うえつふみ
古史古伝と呼ばれる文書の一つ。豊国文字と呼ばれる、漢字が伝来する前に日本で使用されていたとされる神代文字の一種で記述されている。
1223年に、豊後国守護の大友能直が編纂させたと序文には記述されているが、歴史学会では偽書とされている。
内容はウガヤフキアエズ王朝に始まる神武天皇以前の歴史や、天文学、暦学、医学、農業・漁業・冶金等の産業技術、民話、民俗等についての記事など。
ちなみに、このうえつふみに限らずこの手の古史古伝が学会で偽書扱いされる最大の理由はその内容ではなく、上代特殊仮名遣いとの齟齬(古代の日本語には母音が8つあったはずなのになぜか母音が5つの文字で書かれている)である。