概要
不落々々とも表記される鳥山石燕著の妖怪画集『百器徒然袋』に記載されている妖怪の一種。
竹に結びつけられ、裂け目を口の様に開いた提灯の姿をしており、道に覆い被さる様な格好で描かれている。
一見すると提灯お化けと同じく提灯の付喪神の様に見えるが、解説文によれば如何やら違うらしく、その実態は狐火の一種であるとされているが、一般的には提灯お化けと同じ仲間だとされているらしい。
また、大御所に解釈によれば、京都の竹寺に伝わる新しく亡くなった者が寺に運ばれてくる際に現れる墓場の提灯の怪異を引き起こす妖怪だとされている。