概要
本名、中村謙一。
ワールド・ヨーヨー・チャンピオンシップのマスターズ部門(※1)において準優勝を果たし、日本人としては初めて、トッププレイヤー集団「チーム・ハイ・パフォーマンス」に加わる。
バンダイから発売されたハイパーヨーヨーの商業展開ではメインプロモーターを務める。
後述のヨーヨー漫画などにも出演し、当時のハイパーヨーヨーブームの立役者となると共に子供たちのアイドルでもあったが、子供たちのレベルが上がるにつれてそれについていけなくなっていった。
第1期ハイパーヨーヨーが撤退すると、彼もヨーヨーの表舞台からは姿を消した。
ハイパーヨーヨー撤退後も、ヨーヨーイベントにはたまに顔を出しており、今やトッププレイヤーになったかつてのTHP-Jメンバーと交流していた。
2000年代前半にはオンラインヨーヨーショップ「Sheepho」を経営していたが、売れ行き今一つで自然消滅している。
ヨーヨーを知らない一般層には「中村名人はどうなったのか」がたまに話題に挙げられ、2chに中村名人を名乗る人物が書き込んだり、同じく2chにふざけて変顔をしている写真がアップされたこともある。
2010年代からは、全国大会や世界大会などのイベントにはかなりの頻度で顔を出しており、他のプロモーターと共にヨーヨーイベントで技を披露したり、ティーチングを行ったりと活発に活動をしている。
日本で開かれた2015年世界大会では、THPハワイ/ジャパンのメンバーが彼とともに集結し、一緒にパフォーマンスを行うイベントも開催された。
かつて程ではないにせよ、現在も「ヨーヨーのお兄さん」として活動を続けている。
得意なトリックはスパイダーベイビー、シュート・ザ・ムーンなど。通常の2倍ほどあるロングストリングでのプレイも見せる。
お気に入りのヨーヨーはステルスレイダー。近年はマーキュリーやヨーヨーレクリエーション機種なども使用する。
また、メーカー「ヨーヨーモンスター」から、中村名人のシグネイチャーモデル「3Points」が発売されている。
『燃えろスピナー』『超速スピナー』のキャラクターとしての中村名人
橋口たかし(当時は橋口隆志)によるヨーヨー漫画『超速スピナー』とその前身『燃えろスピナー』では、本人をモデルとしたキャラクターとして中村名人が登場する。
いずれの作品でも、主人公たちをヨーヨーの世界に引き込み、良き大人として彼らを牽引していく役である。アニメ版『超速スピナー』での声優は三木眞一郎。
『超速スピナー』では、ミニ四ファイターやマスター攻略王などと同じく子供たちのサポート役に徹している。
『燃えろスピナー』では少年漫画もかくやというほどの熱血キャラを見せた。特につっこみどころ満載の台詞は今も多くのスピナー達の心に残っており、Pixivでもそのパロディイラストが多数投稿されている。
名言集
「ごめんよ、僕のファイヤーボール…」
- ヨーヨーで不良を撃退したあと、本来はこのようにヨーヨーを使うべきではないと前置きした上での台詞。「ファイヤーボール」は機種名。この部分を別の機種に替えた上でのパロディも散見される。
- デモンストレーション時にどや顔で披露した、現実の中村名人も得意とするトリックである。
Pixivでの扱い
本人を描いたイラストや、燃えろ・超速スピナーの登場人物としての彼を描いた作品もあるが、ストリングプレイスパイダーベイビーのパロディイラストに同時にタグが付いているもののほうが圧倒的に多い。
関連タグ
ストリングプレイスパイダーベイビー ごめんよ僕のファイヤーボール