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ハイパーヨーヨー

はいぱーよーよー

ハイパーヨーヨーとは、バンダイが発売している競技用ヨーヨーのブランドである。
目次 [非表示]

概要編集

一部を除いて製造元はバンダイではなく、既存ヨーヨーメーカーのOEM販売である。

製造メーカーの名前を大きく出しているのが特徴で、例えば「ファイヤーボール」は「ヨメガ」という会社が製造していると一目でわかるようになっている。この傾向は第3期で特に強い。


小学生が使うことを想定している関係で、金属リムやフルメタルなどの上級者向けヨーヨーではなく、スリープもループもそこそここなせるオールマイティな機種が選ばれる傾向にある。


歴史編集

ハイパーヨーヨーの展開は計4回行われており、2024年現在は第4期ハイパーヨーヨーが展開中である。


第1期(1997~2000頃)編集

第3次ヨーヨーブームを生み、社会現象を巻き起こした時期。人気機種は何ヶ月も待たないと買えないなど、たまごっちと併せて90年代のバンダイを支えた。

主要プロモーターは中村名人


この時期から続けていたプレイヤーが現在でも一線で活躍しており、日本に競技としてのヨーヨーを定着させたといっても過言ではない。


第2期(2003~2004頃)編集

2000年頃にハイパーヨーヨーの展開は一旦終了するが、その後一部機種をデザインを変えて販売。当時の輸入価格にあわせて大規模な価格改定が行われ、第1期の半額程度で購入できるようになった。

商業展開としては振るわなかったが、第1期ブーム時のプレイヤーが競技ヨーヨーに復帰するきっかけとなった。

主要プロモーターはヨーヨーマスターの長谷川貴彦


ダンカンの名機「フリーハンド」を復活させた功績は高く評価されている。この機種は当時の世界大会でも多くのプレイヤーに使用され、本家ダンカンから「フリーハンドZERO」が登場するまで活躍していた。


第3期(2010~2014頃)編集

2010年に再度ハイパーヨーヨーが展開された。従来のヨメガ・ダンカンに新興メーカーのヨーヨーファクトリーを加え、3社の特徴を出した展開をしている。

従来、ヨーヨーの機種名は海外のものに「ハイパー」をつける程度だったが、第3期では別物になっている。例えば、「レイダー」は1期・2期では「ハイパーレイダー」だったが、第3期では「ストームタイガー」となっている。

主要プロモーターは一人ではなく、メーカーごとに代表プロモーターが登場している。


そして2011年2月11日からはヨーヨーの本体のボディー、軸部分のコア、軸に付けるベアリングやスペーサーなどのパーツを自由に組み合わせ、ヨーヨーの性能を変化させて、自分のプレイスタイルに合った「ハイパーヨーヨー」にカスタマイズすることができるバンダイオリジナルのヨーヨーブランド『ハイパークラスター』が参戦した。


末期には、プレミアムバンダイにて、ハイパーヨーヨー史上初のフルメタルヨーヨーを3社のOEMで発売した。



第4期「ハイパーヨーヨーアクセル」(2024〜)編集

 2024年から展開されている新シリーズ。

 「引くほど回る」をテーマに、ヨーヨーを持ったまま回せる「ハブスタック」の独立部分をサイドのほぼ全面に備えた「アクセルシステム」を実装し、投げずともストリングを引くだけで安定した高速回転とスリープが行える。さらにこれによって、近年SNSで話題となった「DNA(トルネードバインド)」が簡単に出来るようになっており、且つメタルベアリング搭載で最低限以上の回転力も担保されている。

 これだけの機能を搭載しつつも価格は2000円台に抑えられており、引いて回すだけでもフィジェットトイとして楽しめるという、今までとは違った方向の初心者向けヨーヨーとして販売展開がされている。


 その反面、特定のトリックに特化した設計になっており汎用性が皆無という欠点を抱える。

 第一弾の「アクセルオリジン」は「アクセルシステム」からの派生トリックのみに特化しており、ストリングトリックの難しさはプロが「オススメしない」と断言するレベル。

 第二弾の「アクセルウイング」はストリングトリック特化型で、「オリジン」よりは汎用性は高いものの、持久性を高めた代わりにスリープからの戻しが行いづらいという欠点を抱えている。

OEM元編集

ダンカン

ヨメガ

プレイマックス(プロヨー)(1stのみ。後にダンカンに買収されたため以後はダンカンブランド)

ヘンリース(1stのみ)

ラッセル(1stのみ)

ヨーヨーファクトリー(3rdのみ)


一般名詞としての「ハイパーヨーヨー」について編集

ヨーヨーを知らない人は、スリープ可能なヨーヨーをみんな「ハイパーヨーヨー」と呼ぶことがあるが、前述のとおり「ハイパーヨーヨー」はバンダイの登録商標である。

バンダイがOEMしていない競技用ヨーヨーをハイパーヨーヨーと呼ぶのはプレイステーションXboxを「ファミコン」と呼ぶようなもので、正確ではない。


逆に小学生からは、第3期ハイパーヨーヨーでないヨーヨーを偽物呼ばわりするなどの弊害も生まれている。バンダイ主催の認定会や大会で使えないというだけで、その他の大会では他社ヨーヨーも使うことができる。


関連リンク編集

おもちゃ ヨーヨー

バンダイ

中村名人 超速スピナー ストリングプレイスパイダーベイビー


小野友樹 ハイパーヨーヨーの「プロのライセンス」を持っている。認定レベルの「ハイパーレベル10(97年版)」までをクリアした意か。

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