概要
単行本第4巻、36話の「私は乙型」にて登場。ジローがキョーコの負担を軽くするために開発した家政婦ロボット。正式名称もキョーコ乙型。
登場話ではヒロインであるキョーコを模して作られたため、外見上の違いはほとんどなく額のパネルくらい。ただし胸の大きさには触れるとキョーコが悲しみを背負います。
ただそのままだと紛らわしかったため、初登場話終了時ヘアスタイルに変更を加えられ、性格の違いもあり皆普通に見分けられるようになった。
非常に優秀な家政婦ロボットだが電力をかなり食う。4巻時点では防水加工を施されていないため雨に濡れると故障するようだ。
作中では防水化も提案されたが、ジローは技術的には可能だと述べるも、予算不足を理由に実施困難だとしている。
チャームポイントのアホ毛にはレーダー機能があるようで、邪悪な気配に反応するらしい。ただジローやシズカの妄想にも反応するため真意は不明。
家政婦ロボットではあるが、悪の組織の科学者であるジローに作られたせいか戦闘能力も高い。高い身体能力を誇り体には100の内蔵武器が搭載されている。ゴルディオンハンマーに似た何かをプレゼントされた。使う機会があるかは不明。
コーラを飲むとなぜか酔ったりもする。
実はAIは父親が作ったため、ジローや乙型自身もその全てを解っているわけでは無い。
基本的には家政婦として作られたため渡家住人の言う事を聞くが、ジローの命令を最優先にしている……はず、多分。
またジローの手下ではあるが、彼のスタンスゆえ同時にファミリーという扱いを受けている。乙型としてもジローはただの主人ではなく、ある種の恋愛感情を含んだ好意をジローに対して持っているようである。ジローを見るとモーターの回転数が上がって「ぎゅいんぎゅいん」と高鳴る。一度は故障だと思い修理しようとするも、その高鳴りを大事なものと感じそのままにしている。ジローを巡るライバルはキョーコではなくシズカらしい。
穏健に推理するなら、キルゼムオールの構成員ロボ、より耳ざわりの良い言い方をすれば正規メンバーたりえるような性格のロボット用にAIを突き詰めたら…こうなっちゃいました(てへぺろ)ということなのだろう。
しかし読者的には良くやったと言わざるを得ない。
やっぱりAI(愛)だよね!
余談だが作品内で人気投票が行われた場合、ヒロインより上位に行くのではないかと一部では噂されている。ただ外見が似ているのもあってキョーコ・乙型両方好きな読者が多数いるため、投票の際は読者はものすごく悩むかもしれない。