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概要編集

正式な作品名は「乙女理論とその周辺 -Ecole de Paris-」略称は乙りろ

前作「月に寄りそう乙女の作法」の続編、ファンディスクにあたる。

ストーリーとしては前作のBADEND後からスタートし、

舞台を日本からフランスのパリに移して、再び始まる朝日の女装生活を描いている。

また朝日やりそな、衣遠のいる大蔵家の家督騒動が物語の大きな柱の一つとなっている。




※一部「月に寄りそう乙女の作法」のネタバレが含まれます。未プレイの方はご注意下さい








あらすじ編集

自分の犯した些細なミスからメイド長の八千代に性別を知られてしまい、

桜屋敷を追い出されてしまった遊星。

露頭を彷徨っていたところを兄衣遠に拾われ、叱責を覚悟するも衣遠は何も言わずに

遊星を料理人として手元においていた。

ただただ兄に付き従うしかない遊星だったが、そんな彼の監視として連れてこられたのは

桜屋敷へ彼を送り出した妹りそなだった。

互いに再会を喜び、心のうちを話し合う二人。

しかし遊星は、服飾生としての道を未だ諦められずにいた。

そしてそんな兄の心中を察したりそなは、再び性別と名前を変え、

今度は自分の従者として、パリのフィリア女学院本校へ通うことを提案する...


突然舞い込む海外留学!今度は大蔵家の家督争いにも巻き込まれ、

女装少年朝日の波乱の日々が再び、花の都パリで幕を開ける。



主な登場人物編集

主人公

一度は自らの失態で屋敷を追い出され、フィリアの服飾生としての道を絶たれてしまうも、

留学を決意した妹りそなの付き添いとして、今度はパリで

再び素性を隠しての服飾生活を始めることになる。


メインヒロイン

前作ではサブキャラクターだったが、今作にてヒロインに昇格する。

桜屋敷を追い出された後も服飾生の道を諦めきれない遊星のため、

また人付き合いが苦手で引きこもりがちだった今までの自分から脱却するため、

パリにあるフィリア女学院パリ本校への留学を決め、

遊星に再び朝日となって、自分の従者として共に留学することを持ちかける。


  • メリル・リンチ

メインヒロイン

朝日が暮らすことになるアパートの隣人で、表向きは同じ特別編成クラスのエッテの付き人であるが

主人であるエッテとは小さい頃からの幼馴染で親友。

幼い頃に両親が死去したため、フランスのサヴォワにある修道院に入れられるが、

修道院があった村を管理していたのがプランケット家だったため、

家のしきたりで修道院に来ていたエッテと知り合い仲良くなる。

修道院で古着や布をつなぎ合わせて衣服を作っていたため、

独学で立体裁断や縫製を高いレベルで身に着けており、

その才能に目を付けたエッテからの誘いで、従者としてフィリア女学院に通うことになった。


  • ブリュエット・ニコレット・プランケット

メインヒロイン

フランスでも有数の旧貴族プランケット家の長女で、朝日やりそなのクラスメイト。愛称はエッテ

上流階級にも顔の広いお嬢様だが、フランクな性格をしており親しみやすいため友人は多い。

実家がりそなの母と懇意にしており、パリにいる間のりそなの暮らす家を提供している。

幼い頃に修道院で知り合ったメリルとは大の仲良しだが、

同性と理解しつつも彼女に片思いしており、

度々熱心なアプローチをしてはそっちの気が無いメリルからは軽くあしらわれている。

メリルの服飾の才能に目をつけ、彼女を従者として通わせるためにフィリア女学院に入った。

が、本人は女優業やモデルの仕事がしたいらしく、メリルの作った服を着るモデルになることが夢。

親には内緒で芸能事務所に登録しているが、演技の才能は皆無。


  • ディートリンデ・ツヴァイゲルト

朝日たちのクラスメイトでドイツからの留学生。愛称はリンデ

政治家で多忙な両親の代わりに元軍人の祖父に育てられたため、将来の夢は軍人になること。

女性らしさを身に着けるために両親にフィリア女学院へ入学させられた。

第二次大戦の戦勝国の人間が大嫌いであり、方や同盟国であった日本人の朝日やりそなを気に入り、

親しく接してくる。


  • リリアーヌ・セリア・ラグランジェ

フランスの旧名門貴族、ラグランジェ家の娘 愛称はリリア

数々のコンクールで優勝するなどデザインの才能は優秀。

特別編成クラスにもかかわらず試験を受け、主席通過してクラスでは委員長を務める優等生である。

常に物腰の柔らかい表情をしており、他人への親切を大事にしている。口癖は「真心を込めて」

異国からの留学生としてクラスに馴染めずにいたりそなにも声をかけてくる。


  • ヴァレリア・テレンチェヴナ・ブッテルスカヤ

リンデの付き人のロシア人 愛称はヴァリー

ロシア人を好きに扱いたいというリンデの指示で普段は鎖のついた首輪をしている。

フランス語を完全には習得しておらず、喋る際は単語区切り

ロシア語が話せる朝日と二人きりの際は流暢に話すことができる。


  • 華花

リリアの付き人の中国人

実家で入院中の母親に給料から仕送りをしている。

よくふざけて下ネタを発したりしているが、所々知識が間違っており指摘されると反発する。

パタンナーとして優れた才能を有しており、

リリアがコンクールに出した作品は全て彼女が型紙を作っている。


  • 大蔵衣遠

遊星の腹違いの兄であり、有名なファッションデザイナー。

以前に朝日が通っていたフィリア女学院日本校の学院長代理も務めている。

桜屋敷から追い出された遊星を保護し、再び自分の手元に置く。

大蔵家当主の座に並ならぬ執念を燃やしており、りそなや遊星をそのために利用しようと考えている。



  • 大蔵駿我

大蔵家当主の次男一家の長男で、遊星・りそな・衣遠の従妹 年齢は同世代で最年長

長男家の衣遠と実質二人で当主争いをしている立場にある。

攻撃的な衣遠と違い普段は冷静に相手を観察して罠にはめるような狡猾なタイプ。

パリに到着した直後の朝日と互いに素性を知らずに偶然出くわし、

朝日の性格の良さに好感を抱いて何度か接触し、時に手助けしたりもしている。


  • 大蔵アンソニー

遊星・りそな・衣遠の従妹で、駿我の異母弟のハーフ。愛称はトニー

駿我が幼い頃に彼の母である次男家前妻が亡くなり、その後嫁いだ白人女性との間に生まれた子供。

後継者候補ではあるが大雑把で頭の回転は悪いため、兄が当主になれるよう手助けをしている。

りそな曰く「ただのアホ」

無類の女好きできれいな女性を見るとすぐに声をかける。



アペンドディスク編集

本作の限定版の特典として、

前作「月に寄りそう乙女の作法」アペンドパッチディスクが同梱されていた。

各ヒロインとのアフターストーリーや、月に寄りそう乙女の作法本編において、

朝日の台詞に声が入るアペンドパッチが収録されている。

通常版の販売されたのに際して、アペンドディスクが別売りで現在は販売されている。


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関連タグ編集

エロゲ Navel 月に寄りそう乙女の作法 女装

小倉朝日 大蔵りそな

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