SHUFFLE!

しゃっふる

「SHUFFLE!」とは、Navelから発売された18禁恋愛アドベンチャーゲーム、およびそれを原作とするアニメである。

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目次 [非表示]

1 概要

2 ストーリー

3 登場人物

3.1 テレビアニメ版キャラクター

4 テレビアニメ

5 主題歌

5.1 SHUFFLE!

5.2 SHUFFLE! MEMORIES

6 外部リンク

7 関連タグ

概要

Navelの18禁恋愛アドベンチャーゲーム『SHUFFLE!』は、2004年1月30日に発売された。その後スピンオフ作品として、ネリネEND後を描いた『Tick! Tack!』、芙蓉楓END後を描いた『Really? Really!』が発売されている。

プレイステーション2版『SHUFFLE! ON THE STAGE』は、2005年10月20日に角川書店より、CEROレーティング15歳以上対象で発売された。

PC移植版『SHUFFLE! Essence+』は、2009年10月30日に発売された。2011年4月28日にはファンディスク『SHUFFLE! Love Rainbow』が発売された。

漫画『SHUFFLE! -DAYS IN THE BLOOM-』は、2004年から2007年まで角川コミックス・エースにて連載された。全6巻。

アニメ第1期『SHUFFLE!』は、2005年7月7日から2006年1月5日までWOWOWにて放送された。全24話。

アニメ第2期『SHUFFLE! MEMORIES』は、2007年1月から3月までUHFで放送。全12話。

ゲーム原画を「西又葵」氏が手掛けている(一部キャラクターデザインは鈴平ひろが担当)。

2019年に関連作品『SPIRAL!!』、2020年には『SHUFFLE!エピソード2 ～神にも悪魔にも狙われている男～』が発売された。

ストーリー

今から十数年前、とある遺跡にて、人間界と、それまで想像上の世界として考えられていた神界と魔界が、次元を超えて繋がってしまう「開門」事件が起こった。それまで隔絶されていた「魔法」が支配する異界との接触に一時は大きな混乱が起きるも、やがて三つの世界は平和的な交流をしていくことでまとまった。

現代。三界の若者たちが通う人間界の学校「バーベナ学園」に通う人間の男子学生・土見稟は幼い頃に事故で両親をなくしていたが、幼馴染であり学園のアイドルでもある芙蓉楓と一つ屋根の下で暮らしているという羨まれつつもそこそこ平穏な学園生活を送っていた。しかしそのささやかな平穏と日常は2人の転校してきた美少女たちとの出会いによって破られてしまう。

その二人とは、神界のプリンセス・リシアンサスと、魔界のプリンセス・ネリネ。

彼女たちに同行してきた父親たち、即ち神王と魔王は、娘たちは幼い頃に出会った稟に恋をしており、稟に二人のどちらかを選んで次の神王か魔王になってほしい、と告げる。

こうして、「神にも悪魔（魔王）にも凡人にもなれる男」になってしまった稟の、平穏とは言い難い波乱万丈な日々が始まった。

登場人物

主要キャラクターは全員、名前が花に由来し、性格や物語等もその花の花言葉とつながりがある。また誕生日は、名前に含まれる花が誕生花となっている日に設定されている。

主人公の稟は、花が根付く土と、養分の一つ・リンが由来。

土見稟（CV：杉田智和）

リシアンサス（CV：あおきさやか）

ネリネ（CV：永見はるか）

芙蓉楓（CV：後藤邑子）

時雨亜沙（CV：伊藤美紀）

プリムラ（CV：ひと美）

キキョウ（CV：あおきさやか）

麻弓=タイム（CV：井上美紀）

カレハ（CV：日向裕羅）

セージ（CV：友永朱音）

アイ（CV：三村祥子）

リコリス（CV：永見はるか）

八重桜（CV：後藤麻衣）

紅薔薇撫子（CV：竹間千ノ美）

ツボミ（CV：田中涼子）

デイジー（CV：西田こむぎ）

瑠璃=マツリ（CV：向井葵）

緑葉樹（CV：荻原秀樹）

神王（CV：小杉十郎太）

魔王（CV：森川智之）

時雨亜麻（CV：YURIA）

サイネリア（CV：赤白杏奈）

ライラック

アイリス

芙蓉幹夫（CV：古澤徹）

芙蓉紅葉（CV：ひと美）

土見鉢廉

バーク（CV：健ヤマト）

エリカ=スズラン（CV：雪つばき）

真聡（CV：後藤邑子）

桜井

テレビアニメ版キャラクター

滝沢巨規（CV：平川大輔）

親衛隊隊長（CV：川津泰彦）

マグナム堺（CV：塩屋浩三）

チャリンコ山口（CV：田中一成）

ミリタリー大下（CV：岡崎雅紘）

テレビアニメ

前述の通り、テレビアニメが全2期に渡って放送された。アニメーション制作はアスリード。

ただし、第2期は第1期の総集編＋αの内容となっており、「本編」と言えるのは第1期のみである。

監督は、後に『未来日記』や『十二大戦』を手掛ける細田直人。

基本的にはゲーム版をベースに作っており、ハチャメチャなモブキャラクターを用いたアニメーションならではのラブコメ作品となっている。

しかし、第2クールにおいて攻略ヒロインのうちメインであったシアとネリネ、そしてプリムラが稟の恋愛対象から外れ、稟・亜沙・楓の3人を主軸としたドロドロな恋愛劇に突入。そして稟からフラれることになる楓があまりのショックに精神を病んでしまい、料理を作っていると思い込んで空の鍋をオタマでかき回す「空鍋」は後世に語り継がれるヤンデレの代表的なシチュエーションとなった。

明るく爽やかな恋愛模様が描かれるゲーム版とのギャップ、そしてシーン自体のショッキングさから、ネット掲示板を中心に意見が紛糾し、原作ゲームの製作会社Navelの掲示板も半ば炎上状態となった。

楓を演じた後藤邑子を始めとした声優陣も少なからず思うところがあり、ブログやラジオで後半の展開に言及した。

総集編である第2期の新規製作回（第1・12話）は、そうした第1期の雰囲気を和らげるようなコメディ色の強い話となっており、いくばくかファンの心をいやしたようである。