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九九式重門橋

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きゅうきゅうしきじゅうもんきょう

九九式重門橋とは、大日本帝国陸軍が開発、運用していた渡河機材(河川向けの渡し船)である。

解説

横に並べた5艘のモーターボートの上に、板を渡したという外見の渡し舟。

短期間に橋を架けられないほどの激戦地や幅の広い河を越えるために作られた。最大で16tもの重量を搭載可能であり、兵士だけでなくトラックや火砲、戦車も運べた。

ただし、戦車の場合は開発当時最新鋭だった九七式中戦車を搭載してしまうと、それ以外の物はほぼ搭載できなかった。

さらに、その後継戦車である一式中戦車四式中戦車に関しては、16tを超えていたため搭載自体が不可能であり、この後継戦車に対応した超重門橋を太平洋戦争の後半に開発したが、本来想定していた大陸での運用ができる状態ではなかった。

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