概要
通常の交通手段では本土から直接行くことができず、いったん他の離島(一次離島)へ渡ってから別の交通手段へ乗り換える必要がある離島のこと。この記事では日本の三次離島についても扱う。またこの記事では沖縄本島は離島ではなく本土として扱う。
二次離島を抱える一次離島は地域の中心地として機能している場合が多い。
日本で一般住民が居住する二次離島のうち、本土からの定期空路のみで到達可能な島は青ヶ島、多良間島、波照間島(2024年現在)。
東京都の青ヶ島村、沖縄県の竹富町、多良間村は域内全島が二次離島もしくは三次離島となっている。
日本の二次離島
一般住民が居住する島のみ。☆は定期空路で到達できる島(2024年現在)。
東京都
瀬戸内海
架橋や定期航路変更による変化が大きいため、ここでは具体例は挙げない。また定期航路上は二次離島でも沿岸住民の所有船やチャーター船、海上タクシーなどで本土と直接往来できる島も多く、外海の二次離島とは事情が異なる。
長崎県
寺島(佐世保市) ← 宇久島(佐世保市)または小値賀島(小値賀町)
五島市内各島(福江島、奈留島、前島、島山島を除く) ← 福江島☆
鹿児島県
加計呂麻島、与路島、請島 ← 奄美大島古仁屋港☆(いずれも瀬戸内町)
沖縄県
多良間島☆、大神島(いずれも多良間村) ← 宮古島☆(宮古島市)
西表島、竹富島、黒島、波照間島☆、小浜島など竹富町内各島(由布島を除く) ← 石垣島☆(石垣市)
日本の三次離島
沖縄県
由布島 ← 西表島(いずれも竹富町) ※ 一般住民が居住する島として扱えるかが微妙なことと、通常の来島者は水牛車または海中を徒歩で行き来するほど近距離といった理由から、三次離島と見なせるかどうかはボーダーライン上。