概要
仙台市交通局が保有・運用している地下鉄車両。仙台市地下鉄南北線向け。
1987年の南北線開業時から37年、リニューアルから約20年が経過した1000系を置き換える目的で2023年に第1編成が製造された。編成番号は「31」より始まっている。
車体デザイン候補は3つ用意され、交通局のWebサイト、仙台市地下鉄の駅に設置された投票箱、および南北線沿線に所在する小学校の6年生児童による投票で決定した。
「南北線車両からの進化」をデザインコンセプトとし、くの字型の先頭形状や乗降扉の楕円形の窓などは従来の1000系から引き継がれた一方、車内乗降扉上のLCD式案内表示器や防犯カメラなどを南北線用の車両として初めて導入された。また車体床面の高さを1000系よりも低く(6cm→2cm)することで、乗降しやすくなった。
同年11月より試運転を重ね、翌2024年10月24日に営業運転を開始した。2030年までに4両編成22本の製造を予定。
車体
アルミニウム合金製の車体で、20m級車体。外観はクリーム色で塗装された1000系に対してシルバー無塗装とし、側面車体上部に黄緑とエメラルドグリーンの2色帯を配した。